のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

XentisのSquad4.2の後輪を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
DSC04213e.jpg
お客さんからゼンティスのスクアッド4.2ホイールをお預かりしました。
42mm高の高強度カーボンリムです。
ブレーキシューはアルミリム用のものが使えるという 珍しい仕様です。

DSC04214e.jpg
ロゴが白いモデルもありますが、これは黒いほうです。
つや無し仕上げのカーボンの上に つや無しの黒で書いてあるので
ぱっと見では 読めません。

DSC04217e.jpg
リムサイドにある書き込み欄には
組み上がり時点での ラテラル(横)方向の振れと
ラジアル(縦)方向の振れの量、あと 組み立て作業者のサインがあります。
振れの量は どちらも0.3mmとあります。

DSC04223e.jpg
DSC04224e.jpg
スポークは左右とも 黒CX-RAYですが、
フリー側が首折れで 反フリー側がストレートの仕様となっており
組み方はヨンゼロ組みです。

お客さんは、このホイールを 組み換えによって
よりカッチリ目にして欲しいということで 持ってこられていますが、
実はこれは普段やっている組み換えより難度が上です。
まず「反フリー側ラジアル組みだからヌルい」というような
いつもの論調を引っ張り出してきたくはなるのですが、
実際には このホイール、この条件下としては異常に張ってありました。
さっき このリムについて高剛性ではなく「高強度」と書いたのは、
座屈に対する壊れにくさがすごいとかいうのもありますが
スポークテンションに対する耐食い破られ性能が非常に高いからです。
おそらくはCX-RAYで 伸張方向の塑性変形こと
うにょーんが出るまで張っても リムは壊れないでしょう。
(CX-RAYは硬いので、うにょーんと伸びる前に バチッと折れると思いますが)
というより現時点でフリー側が それの寸前まで張ってあり
「おいおい大丈夫か そっち首折れスポークなんですけど」と ビビッてしまうくらいです。
もし私が このリムの強度についてよく知らないとして、
初見でリム単体を渡されれば ここまでは絶対に張りません(張れません)。

反フリー側ラジアル組みは確かにスポークテンションの追随度が低いので
フリー側の張りのわりに 反フリー側がイマイチ張れないわけですが、
フリー側を思いっきり張れば 反フリー側もそれなりに張りはします。
これはそういう後輪です。
下手にヌルく組んだ 左右タンジェント組みの
手組みの後輪より スポークテンションが上
なので、
反フリー側ラジアル組みだからといって 即ヌルいと断じてはいけません。
ここから左右異径異本組みをするわけですが、
フリー側を組み換え前なりに張ることが必須条件です。
半コンペにするので フリー側は丸断面スポークとなるわけですが
これを超高テンションにするのは難しい作業になります。

DSC04229e.jpg
↑3ヵ所ほどストレートスポークが横を向いていました。
ほぼ真横になっていたのは ここだけですが。
この現象は スポークヘッドが回り止め形状になっていないストレートスポークで
テンションが低い場合によく起こります。
シマノホイールで、交差を編んでいないヨンヨン組みの
反フリー側などでも よく見かけます。
首折れスポークなら これは起きません。
スポークヘッド自体が回り止めになっているので。

DSC04230e.jpg
ホイールをバラしましたが、
DSC04231e.jpg
内蔵ニップルの形状が優秀なので これは使い回します。
というより これも超高テンションに耐えられる理由のひとつです。

DSC04232e.jpg
組めました。

DSC04233e.jpg
エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
普段は、アルミリムでも ここまでは まず張りません。
リム側の特殊な条件あってのことです。
結線もするのですが、採りたい数字があるので まだやりません。フヒヒ。

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