のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ROVAL ラピーデ CLX40さん  

お客さんから ラピーデCLX40をお預かりしました。
DSC04307amx5.jpg
DSC04311amx5.jpg
このブログには 同名の記事が これ以外に4つありますが、
このリムの表記は 初めて見ます。
リムサイドがデコボコしていて
振れ取り台のゲージにやたら こするなー、と思っていたら
リムの文字に当たっていただけでした。

前輪に ほんのちょっとのセンターずれがあったのと、
前後輪とも使っていれば これくらいの初期振れは、という程度の
横振れがあった程度です。

このホイール、私としては なかなか面白いホイールです。
自社製品が持っている独自の特徴を
「どういう場合においても」出さないと
自己否定につながるのでは、という思考の罠が見られるからです。

例えば ロルフプリマのホイールでは、ペアスポーク配列が それに当たります。
もし ペアスポークになっていないロルフのホイールがあったとすると
「おいおい宗旨替えしたのか」と思ってしまいます。
同様に ローヴァルのホイールの場合は2:1スポークが それに当たります。
なので もし2:1スポークになっていない
ローヴァルのホイールがあったのなら、
それが出来なかった事情があるということになります。

ディスクブレーキハブの前輪は、ローターが付く側が
スポークの角度が立つ側(=左右異数組みでスポークが多い側)になるので
2:1組みが可能です。
反ローター側ラジアル組みは 設計として ちょっと攻めている感がありますが
そもそもディスクブレーキハブでの2:1組み自体が攻めています。

が、後輪では さすがに左右同数組みにしてありました。
フリーハブのオチョコ量のほうが大きいので、2:1組みにした場合
スポークの少ない側に ローターが付くからです。
フルクラムのMTBホイールの後輪では
「反フリー側がタンジェント組みではあるものの 2:1組み」という
かなり攻めたスペックのものがありますが、
たとえローヴァルでも ここはビビッて左右同数にしたという点が
むしろ評価できます。

DSC04312amx5.jpg
フリー側のストレートスポークは左右同軸フランジです。
スポークの出ている左右位置が スポーク1本分くらい ずれているだろ!
と言われそうですが、首折れスポークのタンジェント組みの
ヌポーク通しのスポークと 反ヌポーク通しのスポークの差が これくらいなので
私としては これくらいなら同軸(1枚のフランジ)と見なします。

DSC04314amx5.jpg
反フリー側はシマノやZIPP、DTで見られるような 別軸フランジです。

DSC04315amx5.jpg
フリー側同軸フランジは 最終交差を編んでいましたが、
反フリー側別軸フランジは スポーク間の距離が近くないため
上の画像にもあるように最終交差を編んでいません。
よりスポークテンションが低い反フリー側なので
交差の接触によるギチギチとした異音の発生を抑えたかったなど
いろいろ理由は考えられますが、
私が思うに ローヴァルがこうした一番大きな理由は・・・
ここには書きませんが たぶん別にあります。

いやーホイールって深いなー。

DTの吊るしのストレートスポーク用ハブが 元々この形だ、
というのであれば 賢いのはDTということになりますが、
240のストレートスポーク用のディスクハブは 左右別軸フランジなので
ローヴァルのリヤハブは特注品のようです。

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