のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

コスミックカーボン40さん  

お客さんから コスミックカーボン40をお預かりしました。
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チューブラー仕様です。
ハブのベアリングをセラミック化してほしいということですが、
セラミックスピードはちょっと高いので
Tniのベアリングに交換することになりました。

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↑抜きました。

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↑入れました。

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交換したベアリングですが、
このホイールの場合は 2種類で5個です。

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フロントハブ左右と リヤハブ左が「6901」、
リヤハブ右とフリーボディが「608-9」です。
FTS-Lフリーボディのベアリングが608-9であること以外は
ホイールによってベアリングのサイズが違うので 下調べが必須です。

ベアリングの規格では、6901は
外径24/内径12/幅6(単位はmm)と決まっています。

同様に608は 外径22/内径8/幅7と決まっているのですが、
マヴィックでは リヤハブシャフトの外径が8mmなのは
強度的に無理と判断してか「608のサイズで内径が9mm」という
規格外の特注サイズを採用しています。
これは一般に入手が困難なのですが、
Tniのベアリングにある「608-9」というのが
それにあたるので 助かります。

DSC04481amx5.jpg
6901は3つとも日本のNSKの日本工場製のものでした。

608-9(とTniが呼称するサイズ)のベアリングのうち 1つは
スウェーデンの老舗かつ大手のSKFのものでした。
シールの色が黒です。
ITALYとあったので おそらくイタリア工場製です。
もう1つは 日本のNSKのインドネシア工場製のものです。

シールの色が茶色いNSKのベアリングのほうは
末尾にDとあるので接触式に間違いないですが、
SKFのほうのリップシールの特性については分かりません。
マヴィックは 防塵防水性能を重視して
回転性能にやや劣る接触式ベアリングをあえて採用しているわけですが、
SKFが入っていたリヤハブ右側のベアリングは
5つのうち最も浸水しにくい箇所なので
思うところあって ここだけベアリングの特性を変えているのかもしれません。




おまけ
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シマノのロード用の初代のホローテックⅡのBBですが、
「バラすな」という注意書きがあります。
ですが、2重3重のシールを外して
ベアリングを交換することは不可能ではありません。
ここのベアリングのサイズは「6805」で、
寸法は外径37/内径25/幅7 となります。

6805以外の規格サイズで、外径37/内径25で
幅が7以外になっているものは ありません。
(外径37で 他にあるサイズは
6301が外径37/内径12/幅12で
6904が外径37/内径20/幅9です)

ところが、カンパニョーロのウルトラトルククランクについているベアリングは
外径37/内径25/幅6という規格外品です。
ベアリングが1mm薄くなければ設計上 無理があり、
他の規格サイズで ちょうどいい寸法のものが無かったのでしょう。
この「1mm薄い6805」というのも 一般には入手困難です。
が、Tniのセラミックベアリングでは用意されています。
こちらは「6805-6」みたいな名前ではなく
6805(シマノ用)、6805(カンパ用)という表記なので
注文する際には要注意です。

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