のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

アイオロス5を組み換えました  

お客さんから ボントレガーのアイオロス5をお預かりしました。
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他店でスポークの増し締めをお願いしたところ、
作業中にスポークが切れたので
1本だけ別のスポークが混じっているということです。
他にもいろいろと不安ということなので
全般的な点検と スポークの交換をお願いされました。

DSC04852amx5.jpg
↑DTのエアロライトのストレート仕様の中に
サピムのレースが混じっています。
エアロライトのストレートスポークは当店にも在庫が無いので
同比重のCX-RAYのストレートで対応しようと思ったのですが・・・

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フリー側のエアロライト11本のうち、大半がねじれていました。
もちろん普通に使ってこうなることはありません。
供回り止めを無視して 増し締めしたからです。
私から見れば 丸バテッドスポークが1本混じっているより
こちらの方が問題です。
切れたというスポークも、走行中ではなく作業中に切れているので
現物は見ていませんが まず間違いなく
ねじりすぎて切ったということだと思います。
お客さんは当店に持って来られるまでに
2つのショップをハシゴしていますが、
そのうちの1店はトレックのコンセプトストアなのに
「修理できない」と言われたそうです。
えーと、ボントレガーのホイールなんですが・・・。
もう1店では純正のスポークを取り寄せ中だそうですが、
この件は ねじ切った1本を元に戻せば済む話ではありません。

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ナメているニップルが2つほどありました。
サイズは 3.2mm四角の汎用サイズです。
トレックのコンセプトストアでも
この部分をつかんで回していたそうですが、

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このニップルは外周部の六角をつかんで回すのを知らんのか。
もちろん、緊急時や タイヤを外すのが面倒な場合などは
汎用ニップル回しでの調整も一応は(※)可能ですが、
スポークのねじれ具合を見る限り
そんな横着が許されるだけの腕の持ち主でないのは明白です。

※:「一応は」と書いたのは、
スポークテンションが高いので汎用ニップル回しで
ナメさせずに回すのが非常に困難な状態だったからです。

結局、お客さんに了解をいただいて
フリー側のスポークを全て交換することになりました。
それだけなら完全にバラす必要が無いのに
反フリー側までバラしたのは、
DSC04861amx5.jpg
リムの実測重量を測りたくてフヒヒ
ニップルとワッシャーとの接触面に
シリコーングリスを塗布したかったからです。

DSC04864amx5.jpg
組めました。
バラす前のスポークテンションですが、
スポークのねじれはともかく 明らかに張ってはいたので
同じテンションで組み直しています。
それで分かったのですが、このテンションを汎用ニップル回しで組むのは
事実上 まず不可能です。
ニップル直下にグリスを塗って 六角のほうをつかみ
スポークの供回りを ちゃんと抑えないと
ここまでは張れませんでした。

DSC04873amx5.jpg
チューブラータイヤを剥がすのが面倒だったので
内周側をつかんで増し締めした、という言い訳はさせません。
スポークテンションの増し締めをする場合、
必ずセンターがずれるので タイヤを装着したまま
作業を終えるというのはありえないからです。
少なくとも私には 外さずして増し締めは出来ません。

その外したタイヤですが、
ボントレガーブランドのものが付いていました。
(なぜ ボントレガーと言わずに
ボントレガーブランドと言ったのかは 私にも分かりません)
お客さんによると カタログ落ちした廃版品だそうです。

タイヤの横っ腹の独特の硬さはヴィットリアに酷似しています。

DSC04874amx5.jpg
フンドシにもボントレガーとありますが
質感と色はヴィットリアに酷似しています。

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トレッドパターンはクレメンのクリテリウムに似ています。

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メイド イン タイランドで
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デザインド イン イタリーとありますが、
OEM元はどこなのでしょうか?見当もつきません。

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DSC04849amx5.jpg
リヤリムですが、ペアスポーク位相用の穴が外周部にあいています。

DSC04850amx5.jpg
内周部はもちろん 均等間隔のニップル穴しかありません。
最終的なドリリングで作り分けているのでしょうか。

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↑交換したスポーク
11本中3本だけは一応使えそうなので
今後のスペアとして お持ち帰りされました。

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前輪も一応見てほしいということです。
横振れは皆無でしたが
ゲージにはっきり出る大きさのセンターずれがありました。
実はこれ、後輪を預けたショップで整備したばっかりのものらしいのですが。

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フロントリムも、外周部は
DSC04868amx5.jpg
ペアスポークと兼用の穴があいているのですが・・・。

DSC04869amx5.jpg
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ぶち抜いていない箇所があったり

DSC04871amx5.jpg
DSC04872amx5.jpg
中途半端にぶち抜いている箇所があります。

ヤクルトのフタを きれいにめくらないタイプの人が
組んだ可能性があります。

なお、後輪に付いては一旦 完全にバラしたので
リム単体の重量は測ってあります。
リム高とリム幅を考えれば なかなか軽量でした。
具体的な数字は教えてやりませんが。
↑うわこいつかんじわるい













DSC04885amx5.jpg
オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

DSC04862amx5.jpg
実際ハ 作業後二剥ガシタ ばらんすうぇいと(18g)ガ
コノ時点デハ 付イテイタノデ 約383gニナリマス!
↑やーめーろー!

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