のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ディスクブレーキハブの前輪を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
DSC05285amx5.jpg
お客さんから ディスクブレーキハブで組まれた
38mm高カーボンリムの前輪をお預かりしました。

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※ただペガ

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24H 黒全コンペヨンヨン逆イタリアン組みですが、
スポークテンションがヌルいというだけでなく
ある使用上の問題が発生しています。

ブレーキをかけると スポークの交差からバキバキと異音がするのです。
私が乗ったときだけかと思い お客さんにも確認しましたが
やはり鳴るとのことでした。
これは ハブ側ブレーキの制動力が原因ですが、
完組みホイールで黒スポークの場合、交差を編まなかったり
後輪で反フリー側ラジアル組みにするのは、
もがいたときや 立ちこぎのときに
スポークの異音を出さないようにするための 消極的な解決法です。

たぶん、このままのテンションであっても
銀スポークなら 異音は発生しないと思われるので
音鳴りの解決だけならスポークの色を変えれば済みます。

それとは別に このハブ、スポークが立っている側(ローター側)のほうが
スモールフランジになっているという逆ハイローフランジでした。
デュラエースハブのフリー側45mm・反フリー側44mmという
直径で1mm、半径なら0.5mmのハイロー具合でも
ホイール組みの感触に現れると私は思っているくらいなので、
逆ハイローは カッチリ組むのが本当に難しいです。
ちなみに このハブの場合は直径で2mm差の逆ハイローです。
(Tniのディスクリヤハブも フリー側がスモールフランジなので
反フリー側をカッチリさせるのは 容易なことではありません)

というわけでこの前輪、逆ハイローのせいもあってか
反ローター側のテンションが とくにヌルヌルでした。
これをもうちょっとカッチリ目にしてほしいというのが
お客さんの希望です。

DSC05290amx5.jpg
組めました。
リムから キリンビールみたいなステッカーが消えているので
配慮さんも いませんが、剥がしたわけではありません。

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↑はんたいがわ
この前輪、組み換え前は リムの左右が逆でした。

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リムの外周部に かすかに残っていたので助かりましたが
「DS↓(ドライブサイドこっち側)」という指示があります。

DSC05298amx5.jpg
このリムは24Hですが、メーカーの指定ではリヤ専用リムなのでしょう。
のむラボホイール2号のリムでも
24Hと28Hにはドライブサイドの指定があります。
ドライブサイドを指定するということは
リムの穴振りの角度を明確に変えてあるということですが、
正リム扱いでの 明らかな左右の穴振りはあるものの
角度の左右差までは私の目視では分かりませんでした。
なので 正リム扱いさえすれば左右逆に組んでも問題ないかもしれませんが、
指示がある以上 従ったほうがいいです。

このリムを使ったホイールでは、
左右交互の穴振りに対して2:1組みという
穴振りを強烈に無視した組み方をされることもあるので、
こういうことを深く考えない(もしくは知らない)人であれば
リムの左右なんぞ どっちでもいいやといったところなのでしょう。

DS(ドライブサイド)という表現は、
オチョコがあるホイールは 一般的に
後輪だからということで そうなっていますが、
ディスクブレーキ用フロントハブにもオチョコがあります。
その場合はローター側のほうが スポークの角度が立っているので
リヤハブでいうところのフリー側の性質を持ちます。
なので「DS↓」はローター側に向けるべきです。

DSC05296amx5.jpg
というわけで
DSC05297amx5.jpg
こうしました。

DSC05300amx5.jpg
同じような ちょっと違う話ですが、
オフセットリムとディスクブレーキハブでホイールを組む場合
理屈を考えれば
「スポークの角度が寝ている側にリム穴を寄せる」ことになるので
前後で リムの向きが変わります。
これも「オフセットリムの頂点は左側に寄っているもの」と決めつけて
前輪の場合 逆に組む人がいますが、もうちょっと考えたほうがいいです。

DSC05291amx5.jpg
スポークは半コンペです。
右側がCX-RAYなので 逆半コンペと言ってもいいですが。
ロクヨン逆イタリアン組み結線ありにしました。
スモールフランジの24Hハブで ロクロク組みの場合、
最終交差とその手前の交差で スポークの曲がりがきつくなります。
これはラージフランジなので 別に左右同径スポークのロクロク組みでも
いいかなと思ったのですが、逆ハイローなのと
右フランジが割りと広い(フランジ幅が広いのは
横剛性的にありがたい反面 オチョコ量は増える)ので、
左右異径異本組みと 角度が寝ている側の最終交差の結線で
可能な限り スポークの変形量の左右差を生まないように組んでみました。
効果はありましたが、明らかに 条件の良いハブほどには効いていません。
これだけやって、やっと 並み以上といったところです。

DSC05295amx5.jpg
やる前の画像を撮り忘れましたが、
ローターの錆びを ラバー砥石できれいにしています。

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