のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

明日お休みをいただきます  

明日12月16日(木)ですが、
のっぴきならない用事があるので お休みをいただきます。
申し訳ありませんが よろしくお願いします。

九州のほうから来客(同業者)が来るかもしれないので
午後5時くらいまではいます(多分)。

DSC06537amx5.jpg
センターロック式のローターの、
ロックリングを締めこんだ時の スポークのたわまない具合ですが
結線が明らかに効いています。気のせいじゃないです。


ついでにコメントのお返事を。
「反フリー側で最接線組みをする限り、
ハイローなハブであってもそうじゃなくても
「前後方向からみた角度はほぼ同じ」になります。
だからその点では非ハイローなハブには
テンション低下のデメリットはなく、
左右異本組みの是正度合いが低くなるハイローハブよりも
是正が効くメリットの方が大きいように思うのですがいかがでしょうか。 」
ということですが、
反フリー側のフランジ径が極限まで小さくなると
スポークの軌道はラジアル組みに収束します。
つまり、ハイローフランジというのは左右異本組みだとか
最接線組みだとかの効果を弱めてしまうことになるわけですが、
ホイールの性質にかかわる要素の大小からいうと
ハブの寸法というのは経験上 かなりの大要素ですので
「ハイローフランジのハブをまず選ぶ」というのは非常に重要なことです。
フランジ幅とフリー側のフランジ径が同じ 2つのリヤハブがあったとして
片方が左右同径、片方がハイローだったとすると
非ハイローなハブには明確にテンション低下のデメリットがあります。
これはその条件に近いハブをそれぞれ用意して
スポークや組み方を同条件で組んでみても分かることですし、
テンション低下のデメリットが無いのであれば
(組み方如何で払拭できるのであれば)
逆ハイローのリヤハブで後輪を組むのに
私があれこれ悩む必要もありません。

つづいて
「ハイローハブとは、「反フリー側スポークは駆動力を担う訳でもなく、
フリー側とバランスするだけでいいのだから、反フリー側フランジは
最低減(ハブシェルの径に依る)の大きさがあればよい」という
安易な考えに基いて生まれたもののように思えてなりません。
この考え方は反フリー側ラジアル組みにも通じるものがあります。
ということですが、
ハイローフランジの左右のフランジ径の差は
駆動トルクの左右差を意識して考えられたものではありません。
もしそうなら ピストのハブの場合、左右にギヤが付いていたとしても
チェーンをかけるのは片側だけですから
そちら側のフランジをより大きくしないといけません。
あと実は、反フリー側のスポークも それなりに駆動力を担っています。
前に書いたと思いますが
スプロケットのロックリングを回す工具にレンチをかけて
手で荷重をかけると、ピキッという異音が鳴るという事例がありました
(再現度100%で必ず鳴らせる)。
その状態から反フリー側の最終交差に注油すると
異音が全くしなくなったのですが、
ということはレンチを使っているといえ
手の力ごときでフリーボディを絞っただけで
反フリー側のスポークが たわんでいたということになります。
また、私が反フリー側だけにしている結線ですが
これの有無で かかりが歴然と変わったと
お客さんに言われることが多いので
(のむラボホイールであれば大抵は最初からしてますが)
反フリー側のスポークの変形の多寡は
ペダリング時の駆動感(かかり)に
体感できるレベルでの違いに現れるということになります。

なぜ私がTniのハブを使うとき セラミックベアリングのウイングハブではなく
鉄球ベアリングのエボライトハブを使うのかというと、
ハイローフランジだからです。
多くの完組みホイールでハイローフランジを採用しているのも、
ハブ寸法によるスポークの角度の変化を
軽視していないというだけのことです。
決して安易な考えではありません。
イーストンのR4ハブや カンパニョーロのハイペロン
(どちらも左右同数スポークの反フリー側ラジアル組み)が
もしハイローフランジで無かったならば、
反フリー側が かなりヌルくなるはずです。

つづいて
「最近は貴ブログの記事に挙がりませんが、
パワータップハブでの左右異本組みが
テンション差をよく是正していることは、
ハイローハブが有効ではない事を証明していると思います。」
ということですが、証明していません。
パワータップハブはハイローフランジではないですが、
ラージ/ラージフランジです。
それに対する普通のスモール/スモールフランジのハブに対して
同じ組み方比で スポークの角度が寝ることと
スポークが短くなり変形しにくさの絶対値が簡単に高く取れる
(リム高が高いと勝手にホイールが硬くなる、のハブ版)
というだけのことです。
じゃあパワータップのG3ハブの寸法から 反フリー側が従来どおり、
フリー側がさらにメガラージなハイローハブがあったとすれば
さらにより良いホイールが組めることが予想されます。
(あくまでバランス的にはということであって
重量面では すさまじいことになりそうですが)

あと、28Hに限ってですが
パワータップハブのフランジ径なら ヨンパチ組みをしても
ヌポークが反ヌポークヘッドに 完全に かぶさらないので
ヨンパチ組みを選択しやすい、というのも
スポーク穴の間隔が広がる ラージフランジ特有のメリットです。
スモールフランジでも28Hヨンパチ組みはできますが、
スポークがとんだときに面倒、というか
私以外に直せない(多分)ので
とくに遠方のお客さんに組むのは避ける傾向があります。

もしホイールを組むだけのインフラが手元にあるのでしたら、
Tniのディスクリヤハブ(ローハイフランジ)で
左右異本組みOK、左右異径組みNGで後輪を組んでみてください。
それでも左右同径フランジ並みの左右差で組めるというのであれば
「ローハイフランジにデメリットが無いので
ハイローフランジにメリットも無い」ということが
実証できるわけですが、これは不可能です。
ホイールの要素の大小でいうと、
現実にありうる ほとんどの条件化の場合
効果(是正度)は左右異径組み>左右異本組みとなります。
完組みホイールでも フリー側のほうがスポーク比重が大きい
左右異径組み(逆は見たことがない)をしているものが多いですが、
ホイールは そういうちょっとしたことが非常に大きく響いてきます。
そして、ハイローフランジの効果は ちょっとどころではありません。

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2015/12/17 04:46 | edit

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