のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

RXLさん  

お客さんから ボントレガーのRXLの後輪をお預かりしました。
DSC06315amx5.jpg
リヤメカを巻き込んでスポークが曲がったのを交換してほしいということです。

DSC06316amx5.jpg
↑この2本です。
交換しますが その前に。

DSC06309amx5.jpg
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リヤメカが壊れています。
ゼロ発進から踏み込んだ瞬間にバキッと折れて
後輪に巻き込んだということですが、
全く同じ状況で壊れ方をした事例を2件 知っています。
そのどちらもがRD-6600で プーリーを上下とも社外品に換えていました。
今回の件はRD-6700で下のプーリーのみ社外品にしてあります。
詳しいことは私にも分かりませんが、
社外品のプーリー(とくに左右方向のフローティングが無いもの)は
変速時のストレスをプーリー側で取る割合が純正品よりも低いので
こういったことが起こるのでは?と 考えています。
もう1件あったのを思い出しました。
マイクロシフトのリヤメカでも この折れ方をした事例があります。
あれはプーリーもガチガチですが、
パンタグラフの動きも ねじれが少なく ゆらぎが無い感じなので
ロー側に変速したときの「てこのストレス」が
折れた部分に強くかかるのかも知れません。

ワイヤー式のコンポの話になりますが、
シマノの場合は ワイヤーのなじみ出しさえしてあれば
リヤメカのアジャスターを回す必要は ほぼありませんが、
カンパニョーロの場合は どんなにワイヤーを引っ張ってから固定しても
リヤメカのアジャスターをゆるめること無しには まず調整できません
(トップ→セカンドの時点で すでに軽くチャラつくことが多い)。
これはパンタグラフにあえて設けてある(と思われる)
必要ガタの量が大きいためで、ロー側への変速時には
リヤメカが ねじれ切ってから プーリーが(実はプーリーゲージが)
チェーンをロー側に向かって押すため
そのガタの分だけワイヤーのテンションを上げる必要があるということです。

リヤメカについては 私も詳しいわけではありませんが、
ユーザーに向けて説明されていない必要ガタがあることと、
社外品プーリーでなければ 今回のリヤメカ破損はおそらく起きなかったことは
まず間違いが無いだろうと考えています。

DSC06312amx5.jpg
DSC06314amx5.jpg
ところで このKCNCのプーリー、欠けて曲がっていますが
時系列でいうと 欠けたのでジャムったのではなく、
ジャムったときに欠けたのではと思います。
摩耗のひどさなら 私の昔の記事のほうがひどい(→こちら)からです。

リヤメカについては お客さんが友人から
別のRD-6700をゆずってもらったものを お持ち込みされていたので
リヤエンド修正後に それを取り付けました。

DSC06317amx5.jpg
直りました。

DSC06318amx5.jpg
白スポークの在庫が無かったので
ほぼ同比重の銀スポークで代用しました。
折れたスポーク2本を目量0.1gの秤で量ったところ12.5gでしたが、
同じ長さのサピムCX-RAYだと9.4gでした。
この差はあまりに大きくて、まだ このブログに書いていませんが
片側フランジで異径スポーク組みをする(スポーク比重が異なるスポークを混ぜる)と
軽いほうのスポークのニップルがゆるんできます。
断面形状でいうと 元の白いDTのスポークがスクエアエアロ、
CX-RAYはエリプティックエアロですが
スクエアエアロでちょうどいいものを持っていたので それを使いました。

DSC06319amx5.jpg
↑一見普通のニップルですが、
実は リムの外周部からも工具がかかるようになっている形状なので
それを知っているなら こちら側は触らないほうがいいです。

DSC06408amx5.jpg
DSC06409amx5.jpg
DSC06410amx5.jpg
↑折れたスポーク

プーリーの話については(→こちら)もどうぞ。

ところで、ネットで調べごとをしていて 何が一番ムカつくかというとですね、
このブログが しょっちゅう引っ掛かることです(とくにホイール関連)。
お前が書いてることぐらい 俺はみんな知ってるわい

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