のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

コスミックカーボンパワータップのフリー側を反ヌポーク通しにしました  

今日もホイー(以下略)。に該当しない作業です。
DSC06623amx5.jpg
コスミックカーボンパワータップを お客さんからお預かりしました。
ハブはSL+の20Hですが、
リムを流用して 勝手にこういうのを組んだわけではなくて、
当時のカタログにも載っていた正規の仕様です。

DSC06624amx5.jpg
当時存在しなかったシマノ11S用フリーボディに交換したところ、
DSC06625amx5.jpg
スプロケットとフリー側のスポークが干渉するので
これを反ヌポーク通しに組み換えてほしい、
ということで お持ち込みされました。

なお、パワータップハブは ラジアル組みを原則 禁止しています。
左右フランジとも1クロス以上の交差で組むことを要求していますが、
やむを得ない場合は フリー側のみギリギリOK(※)だそうです。

※マニュアルには載っていなかったと思いますが、
代理店さんから教えてもらったことがあります。

DSC06626amx5.jpg
←こっち
DSC06627amx5.jpg
こっち→
DSC06628amx5.jpg
←こっち
DSC06629amx5.jpg
こっち→
コスミックカーボンの純正ハブでタンジェント組みしたときの
スポークの軌道に合わせて カーボンのフードに
スポークが通る穴を設けているので、
ラジアル組みするとフード穴の左右の端に
交互にスポークが干渉します。

ラジアル組みの場合は、ホイールを横から見たときの
スポークの軌道はフランジ径にかかわらず同じなので
フランジ径が変わったとしても この傾向は避けられません。
非純正のハブで ヨンヨン組みなどでコスミックカーボンのリムを組む場合でも
スポークがフードに食い込むことはありますし、
純正の状態でも、食い込むほどではないですが
スポークとフード穴のふちが接しているような場合があります。
ここの穴はけっこうテキトーです。
コスミックカーボンSLになってからは
エアロスポークの扁平部分の幅が少し広がったので
それに合わせてフード穴も大きくなりましたが、
これは それ以前のモデルです(リムには2002年10月というラベルがありました)。

DSC06630amx5.jpg
マヴィック製の正規の仕様というだけあって、
ちょっと特殊なスポークを採用しています。
コスミックカーボンのスポークは13番ベースの扁平スポークなので
ニップルも13番のものになっています
(それがさらに リムの外周側から六角でつかむようになっている
内蔵用ニップルです)。

このホイールのスポークは それがさらに首折れ仕様になっているという
非常に特殊なスポークなので、汎用品に同じようなものは存在しません。
リヤカーや 昔の実用車(豆腐売りの自転車など)のホイールなどで
13番スポークが使われている例はありますが、
それのエアロスポークや内蔵用ニップルというのは ありません。

上の画像では14番ニップルに突っ込んでいますが、
歯周ポケットに入るだけで ねじ山には1山たりともかかりません。

DSC06631amx5.jpg
フリー側のスポーク10本を目量0.1gの秤で量りました。
1本だけ量って7.2gという結果から
スポーク比重を概算するのは不正確ですが、
目量0.1gの秤で10本も量れば かなり正確になります。
このスポークは実測269mmだったので
スポーク比重的には「2690mmのスポーク1本の重量が72.0g」
ということになり、1mmあたりの重量は0.026765・・・gです。
スポーク比重の100%は
「2.0mmプレーンの長さ1mmが0.0257g」で定義しているので
このスポークの スポーク比重は104.143・・・%となります。
約104%ということでいいでしょう。
思ったよりは軽かったです。
これは、パワータップのハブフランジに扁平スポーク用の
スリットを切られていないので
あまりに平たい形状のエアロスポークにできなかったためだと考えられます。

DSC06632amx5.jpg
できました。

DSC06633amx5.jpg
どうでもいいことですが、完全にホイールをバラしたわけではないので
今日もホイー(以下略)。の 私が勝手に決めた条件は満たしません。

DSC06634amx5.jpg
↑スポークヘッド以外はハブフランジより外側に一切出ていないので、
干渉問題は起きないでしょう。

これと同じような作業として
ボントレガーのパワータップハブホイールを反ヌポーク化した件(→こちら)と、
初代R-SYSが出たときには無かった
カンパニョーロ11Sとの干渉問題を解決した件(→こちら)があります。
R-SYSの件は、当時は書きませんでしたが
フランジの横が肉厚だったので
スプロケットと干渉しないところまで削いだという作業内容です。

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