のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

GP4リムのパワータップハブホイールを組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから パワータップハブの後輪をお預かりしました。

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32H DTチャンピオン15番プレーン
ロクロクイタリアン組み しんちゅうニップルです。
このホイールのリムは マヴィック・GP4の最終型なのですが、
GP4の最終型は耳付きで重たいので
もっとスポークテンションを張れるはずです。
張らなかったのか張れなかったのかは知りませんが、
ニップルに対するスポークの長さが
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みじかい
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ながい
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みじかい
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ながい
と 交互に繰り返しており、
これは 左右同じ長さのスポークを使って組んだ手抜きホイールです。
長いのはもちろんフリー側ですが、ここまで出ていると どん突きに近く
ほとんど増し締めできません。
なので スポークを張らなかったのではなく「張れなかった」可能性があります。

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このリムはGP4最終型ですが、
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赤ラベル時代の初期型も同時にお預かりしていて、
私の判断で どちらを使ってもいいそうです。

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↑左の「耳付き」が最終型です。
このリム形状は リフレックスにも受け継がれますが、
フンドシ下の縫い目が ごついタイヤ(ヴィットリアなど)では
タイヤの接着面が一部浮いてしまいます。
実際に剥がれた例はありませんが、フンドシの端が真っ黒に汚れるので
タイヤを剥がしたときに すき間があったことが分かります。
今回はコンチネンタルのタイヤなので リムとの接触面は問題ありません。
(コンチネンタルのチューブラータイヤのフンドシは
ライオンタイヤ製のジロ以外 黒なので
黒く汚れたところで分からないですが)

GP4の重量は最終型が480g、初期型が400gほどです。
最終型だけが(形状も違うので)極端に重いのですが、
これについては「500g弱のリムがGP4を名乗るんじゃねーよ」とは思いません。
なぜなら、耳付きの最終型は非常に頑丈で
スポークテンションも気持ちよく上げられるからです。
もう20年近くも前になりますが、私が高校生のときに使っていたから
思い出補正がかかっているという点も否定できませんが。


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↑実測重量です。
初期型が少し重めの個体で、最終型はかなり軽めの個体です。

ガラスの定盤に当てたところ初期型はビタッ!と沿うのですが
最終型は ほんのわずかに反りが認められました。
ホイールを組めないというほどではありません。
悩みましたが、初期型の許容スポークテンションがそれほど高くないので
カッチリ組むなら最終型のほうがはるかに条件がいいことと、
お客さんの希望としても
「練習で安心して使い倒せるホイールにしてください」ということなので
ここは最終型で組むことにします。

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ちなみに、私の手持ちの黄ラベルの 中期型のGP4です。
黄ラベルの時代は名作が多く、上の画像のGP4で紫色の部分が
モデルによって異なります(→こちら)。
リンク先には無いですが、
黄緑色ラベルのMACH2CD2(マッハ ツー シーディー ツー)も良いリムです。

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時系列が前後しますが、
リムに謎の汚れが こびりついています。
ちょっと触った程度では手が汚れませんし、
指の腹でグッと押しても ほとんど指が汚れません。
パーツクリーナーを含んだ布でぬぐっても あまり効果はありませんでした。

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が、きれいにする方法を見つけたので
頑張ってリム全周に渡って洗浄しました。
断定はできませんが、固定ローラー台に かけっぱなしのリムは
チェーンオイルの性質如何で このように汚れる傾向があります。

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ハブは洗浄します。
フリーボディのラチェットのグリスアップはしますが、
ベアリングのグリスアップは必要を感じなかったので 今回はやりません。

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ところで、このシールですが向きが逆です。
U字溝が外に向く方向で取り付けないといけません。

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洗浄しました。

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組めました。

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G3ハブ(一応)32H 半コンペヨンロク組み結線ありです。
ヨンパチ組みは、反フリー側のスポークの長さが
CX-RAYに存在しないので無理でした。
さすがGP4最終型、かなり気持ちよく張れました。

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黒いシマノ11S用フリーボディがハブ体の年代と合わずミスマッチですが、
これはSL+時代のハブ体に
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パワータップのほうでG3の中身をコンバートしてくれるという
サービスを受けたハブです(たぶん)。

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ニップルは しんちゅうにしました。
お客さんの希望は「新品であれば材質は問わない」ということです。
ニップルの重量ですが、14番15番に関係なく 12mm長さの場合
しんちゅうニップルは72個78g、アルミニップルは72個28gで概算できます。
(ざっと計算するときはしんちゅうが1個1g、アルミが3個1gでもOKです)
14番ニップルのほうが穴が大きいので軽い、はずではありますが
72個程度では有意な差はありません。
そもそも ひとつのホイールに使うニップルの数自体
通常は せいぜい36個です。
このホイールの場合 32Hなので しんちゅうニップルの重量は34.6g、
もしアルミニップルなら12.4gとなり 約22gの軽量化となりますが、
とくに軽くは無い480gのリムを アルミニップルで組んだ場合の軽量化よりは
リムのハトメとニップルの間の電位差を気にしたほうが
いいのではないかと思い あえて しんちゅうニップルにしました。
もし初期型GP4で組むのであればアルミニップルにしていたと思います。

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