のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

WH-M785さん  

お客さんから XTのホイールをお預かりしました。
DSC07896amx5.jpg
↑前後輪ともお預かりしましたが、後輪の全体像を撮り忘れたました。
ハブのオーバーホールとフリーボディのグリスアップをご希望です。

DSC07899amx5.jpg
まずはハブに付いている砂を
DSC07901amx5.jpg
DSC07902amx5.jpg
流しました。

DSC07889amx5.jpg
このホイールは29erですが、お客さんは700Cのシクロクロス用として
チューブレスで使っています。
ビードの内側に泥が食い込んでいますが、これはエア抜けの原因になるので
ブラシで こそぎ落としました。

DSC07900amx5.jpg
タイヤのビード側にも砂が付いていて、
タイヤの成型のラインで食い止められたような形になっていました。
リム内部で泡立っているのはシーラントです。
このあたりも可能な限りきれいにして、作業後にシーラントを入れて
チューブレス状態にしました。

DSC07891amx5.jpg
リヤリムは大丈夫でしたが、フロントリムにかなりの量の砂が入っていました。
チューブレスバルブの内周側のギザナットの締め込みが甘かったようです。
DSC07892amx5.jpg
ついでに切削時の切り子も出てきました。

DSC07893amx5.jpg
ハブの回転はゴリゴリしているわけではなく、
砂の噛みこみによるジャリジャリ感があるだけです。
ベアリングもボールレースも傷み無しで問題ありません。

DSC07894amx5.jpg
汚れているように見えますが(実際汚れていますが)、
シールの外側までで 砂や水をシャットアウトできています。
こういうのはシマノハブの強みです。

DSC07895amx5.jpg
でも そのまま組み直さずに洗浄しました。

DSC07904amx5.jpg
フリーボディですが、外す必要は無いと思ったのですが
お客さんの希望なので やりました。

DSC07905amx5.jpg
小さなボールが並んでいますが、
あと1個ボールが入りそうなすき間があります。
これは正常な状態です。
シマノのリヤハブを振るとシャラシャラと鳴るのは このボールが動いている音です。
シマノには「フリーボディ専用グリス」というのがありますが、
ここのボールに差すためのものではありません。

あれは3つ爪パチパチ系のフリーボディである
カンパニョーロの丸パクリの7800系デュラエースと
M800系セイントのハブのためのものです。

このボール、グリスやオイルが差さっている感じがしませんが
洗浄したわけではありません。こういうものです。
サラッとしたオイルであればいいのですが、あまり粘度の高いものを差すと
フリーボディがノッソリするので オススメはしません。
せっかく開けたので ちょっとグリスアップはしましたが、
何を どのくらい差したのかは書きません。

ところで この部分、シールが付いているはずなのですが
DSC07906amx5.jpg
フリーボディを抜いたときに ハブ体側に貼りついていました。
DSC07907amx5.jpg
↑これ
このシールを ちゃんとはめ直せたので
フリーボディを外してよかったかもしれません。

DSC07908amx5.jpg
フリーボディをハブ体に取り付けている中空ボルトですが、
デュラエースのアルミ製のものの場合 使用回数は1回となっています。
外した場合 必ず新品に換えろということですね。
これはスチールです。
このボルトには たいていの場合12mmのアーレンキーが必要なのですが
DSC07909amx5.jpg
これは14mmアーレンキー穴でした。

DSC07898amx5.jpg
点検のほうは センターずれほぼ無しで 振れも軽微でした。
スポークには供回り押さえとしてニップル付近に扁平バテッドを設けています。
ハブ側でスポークヘッドの回転を抑えられない構造なので、
エアロスポークにした場合 スポークの扁平方向があちこち向くのを
避けるためなのかもしれません。
この程度の扁平幅なら空力的に不利な向きになっても
気になることは無いでしょうから。


おまけ
同じホイールを 別件で預かったので ついでに書きます。
DSC07960amx5.jpg
お客さんに覚えはないそうですが、トレイルから帰ってきたら
スポークが曲がっていたということです。

DSC07961amx5.jpg
例のバテッド部分が曲がっていて、供回り押さえ工具がうまく入りません。

DSC07963amx5.jpg
DSC07964amx5.jpg
しかも、スポークが曲がった衝撃でニップルが割れていました。

DSC07991amx5.jpg
『』同士を噛み合わせるような形で慎重に回すと 何とかゆるみましたが、
うっかり欠けたり ねじ止め剤がもう少し強かったなら
ちょっとややこしいことになっていたと思います。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://pass13.blog.fc2.com/tb.php/2572-4660d5c5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

リンク

カウンター