のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

のむラボホイール5号もどきを組み直しました  

お客さんから XR200リムで組まれた後輪をお預かりしました。
DSC08629e.jpg
のむラボホイール5号もどきです。
素人さんが組んだホイールなのですが、

DSC08632e.jpg
スポークがコンペ/レボで ヨンロクJIS組みになっています。
右落としのヨンロク組みでJIS組みしているので、
バルブ穴は最終交差の中にあります。
のむラボホイール5号「もどき」と呼ぶことについてですが、
左右異径異本組みを独力で思い至るほどの組み手であれば
もう少しマシなホイールを組むはずなので
やはりこれはのむラボホイール5号の模倣と見ていいでしょう。
そもそもフリー側からして まともに張れていませんが、
このホイールの状態を以って「ヨンロク組みなんて嘘っぱちだ」と
カンチガイされたらどーしようと心配になります。
ちなみに持ってこられたお客さんは これの組み手ではありません。

で、振れ取りと点検と増し締めを ご希望なのですが、無理です。

DSC08630e.jpg
ホイールセンターが
DSC08631e.jpg
ずれまくーり
(反フリー側にリムが寄っています)

DSC08639e.jpg
縦振れも
DSC08640e.jpg
ありまくーりで無茶苦茶な状態です。

DSC08634e.jpg
DSC08636e.jpg
しかも、スポークのねじ切りを しょーもない工具でしているので
ちゃんと切れていません(ねじ山が平らになっています)。
上の画像は ねじ山のかかりが異常に浅いように見えますが、
ねじ切り工具はおそらく「スポークの端から一定の長さまで
ねじ山を転造するタイプ」ではなく、
「任意に切り進められるダイスの一種」を使っているので
スポークごとにねじ山の長さが異なっているだけです
(そもそもまともに切れていませんが)。

ニップルは しんちゅうですが、
DSC08638e.jpg
外周側の3.2mmの四角を工具でつかむことが出来るものになっていました。
が、工具側の四角穴が浅く 精度の甘いもので
無理に回したために 四角の四隅が変形して盛り上がっています。
私の工具でも ほとんどナメそうになるニップルも多いので
こちら側での調整は かえって無理です。
スポークが長すぎてニップルの奥まで突き当たっている箇所もあり、
そもそも回せない部分もあります。

というわけで組み換えることになりました。
作業は お客さんが見ている前でしています。
まず、ホイールをバラして ガラスの定盤にリムを当てました。
元のホイールの振れの状態からでは、
反っていないことを確信できなかったためです。
結果、反りは認められず 新品と遜色ないと判断しました。
なので リムは使いまわします。

ブログに上げたことがない「ミドリル処理」の方法や結線の意味と効果、
「結びの結線」に対する偽結線こと「巻きの結線」は意味がないこと、
その他色々 本来メシノタネコードにあたることまで含めて実演しました。
組み換え前のホイールを酷評したからには
どこがどう違うか知ってもらわないといけないと思ったからです。
ホイール組みにかかった時間の50%時点の辺りで
すでに組み換え前のホイールよりカッチリしているのも確認してもらい、
そこから何度か組みかけの状態で
テンションが増していくのを見てもらっています。

DSC08641e.jpg
組めました。

DSC08642e.jpg
どこのハブかは存じませんが、24H半コンペヨンロク組み結線ありです。
もし機会があれば組み手さんにも これを見せてあげてください。
リバースエンジニアリング上等です(←なぜ煽る)。
反フリー側のスポークがCX-RAYになりましたが
スポーク比重は85%:65%の左右異径組みという点は同じです。

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