のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

キシリウムSLさん  

お客さんから キシリウムSLをお預かりしました。
DSC09268amx5.jpg
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06年モデルのキシリウムESを、記念モデルを継続販売するわけにはいかないので
リムのラベルとスポークの印字のみ変更(※)して
07年モデルとして一般化したキシリウムSLです。

※細かいことを言えばESはホイールバッグのデザインも違います

お客さんいわく「後輪のリムが反っているかもしれないと言われた」ということですが、
誰がそんなこと言っているのと訊いたところ あるショップの名前が返ってきました。
いやすいません、素人さんか同業者かだけ分かればよかっただけなのですが。

確かに リムが反っているかのような振れがありましたが、
普通の横振れなので すぐに直りました。
後輪はセンターずれも大きく、作業後にゲージを当てれば
ずれていることを見抜けないはずがありません。
作業前後のセンターずれの有無と、
横振れをどこまでキッチリ追い込んだのかを
お客さんに見てもらいました。

自分に直せないからといって「リムが反っているかも」とか
ウソの予防線を張るんじゃねーよカスが。
結局、お客さんに信じてもらえずに
何十kmも離れた当店に持ち込まれているわけですが。
あるいは本気で リムが反っていると思っていたのかも知れませんが
それはそれで問題です。

ショップの名前は書きませんと
お客さんに約束したので書きませんが、京都府の老舗です。

DSC09273amx5.jpg
↑フロントスポーク
DSC09270amx5.jpg
↑リヤ反フリー側スポーク
前後輪とも、スポークを1本交換しました。
どちらも横方向に反っていたからですが、
これを「リムの反り」と誤認する可能性はありません。

テンションがかかっている状態では ほとんど真っ直ぐなので、
よほど注意深くさすらないと曲がっているのが分かりません。
リヤスポークについては、画像では分かりませんが
ニップルが一部欠けていたのも交換した理由です。
このスポークのままで横振れ取りをした場合、
タイヤを付けて実走しても体感できない量の縦振れが出るだけで
問題なく使えます。
その状態まで整備されていればよかったのですが、
お持ち込みの段階では横振れあり・センターずれありだったので
リムの反りうんぬんは見当違いの言い訳です。

本当にリムが反っていた場合、
ほんのかすか(ガラスの定盤に当てると うっすら空く程度)であったなら
横振れが無いように 見かけ上はできますが、
反っている位相の左右のスポークテンションが
片側がカンカンで片側がゆるゆるといった具合に大きな差が出ます。
そういう場合は 私でも「リムが反っているのをごまかしただけなので
早めにリムを交換、または新しいホイールを買ってください」と言います。
リムが本当に大きく反っていたなら(通称ポテチ状態)
調整ではどうにもなりません。

そういうのと今回の件は、一緒くたにしたほうが
儲かるんでしょうな、きっと。
約10年前のキシリウムなんか使ってないで
最新モデルに買い換えろということなのでしょう。
ただ、このホイールをまともに直せもしない奴が
買い換えろと言うのは ちょっとおかしいと思うのです。

ちなみに、このキシリウムSLを
最終的にお客さんにお渡しした状態は
マヴィックの新品の吊るしの精度より ずっと上です。
といっても比較対象が大したことないだけですが。

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2016/05/10 07:57 | edit

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