のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ヴェロマックスのアセントIIのハブで のむラボホイール5号を組みました  

お客さん(一応)からヴェロマックスのアセントIIをお預かりしました。
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10年ほど使っているホイールです。
使用歴については、私の自転車仲間なので間違いありません。

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ブレーキのかけ過ぎで薄くなったリムサイドが
タイヤのビード圧で爆発したので、リムの交換をしてほしいということです。

これが起きるであろうことは、お客さんのほうでも分かっていて
「近々 交換に持っていく」とは訊いていたのですが
そのうちに、と思っているうちに 先に爆発しました。

トレッドが摩耗しきっていてケーシングが見えているようなタイヤでも
「今日まで使って 明日換えよう」と言いつつ いつまでも使っていて
結局 出先でパンクさせるような人なので、このリムもそうなると 私は思っていました。
落車しなくてよかったですね。爆発したのが遠方でなくてよかったですね。

このホイール、反フリー側ラジアル組みとしては
反フリー側があまりにもヌルくないのですが、それは
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ハイローフランジだとか
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オフセットリムだとかが もたらした、というよりは
フリー側を異常に張っているだけです。
追随度が低くても フリー側をカンカンに張ってあれば
反フリー側もそれなりについてくるということですが、
これは首折れスポークでやるのは まず無理です。

ヴェロマックスはイーストンに買収されたメーカーですが、
本来のヴェロマックスは
DSC09331amx5.jpg
ハブ側がねじ穴式で、両ねじのスポークで組んであるのが特徴です。
スポークとびを ほぼ気にしないでいいので
異常なテンションで張れるようになっていますが、
非常に生産性の悪い構造(※)なのでイーストンホイールには採用されませんでした。

※ハブ側にねじ込んだスポークが ニップル調整のときに
供回りでゆるむのを防ぐために、
ホイール組みをする前日に ほぼ接着に近いねじ止め剤でスポークを固定します。

ハブフランジ内部に ねじ山が抜けているのは、
フランジ外径ツライチでスポークが折れた場合に
内側に向かってスポークを抜くための保険です。
単に曲がったスポークの交換などの場合は
外側に向かってスポークを外すわけですが、
スポーク交換の際は ハブフランジをライターで炙ってねじ止め剤を溶かします。
本当にマニュアルに そう書いています。
(交換したことは何度かありますが、いずれも とくに炙らなくても外れたので
固着している場合以外は 炙らなくてもいいです)

DSC09332amx5.jpg
このホイールのニップルは、色が交互に変えてありますが
これにも意味はあって
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反フリー側がアルミ、
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フリー側がしんちゅうとなっています。
振れ取り調整は 反フリー側のニップルだけでしろ、という
メーカーからの指示があるのですが
どのみちフリー側はカンカンに張ってあるので まず回せません。
しんちゅうニップルなのに 無理に回すとナメそうになります。
じゃあどうやって組んだんだというと、
先にフリー側を 組み終わり直前のテンションまで上げてから
反フリー側の増し締めでリムをセンターに寄せるようにして組んでいます。
ここまで極端ではないにしろ のむラボホイールもそうやって組んでいますが。

DSC09336amx5.jpg
バラしました。
ケサランパサラン

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組めました。
リム内径が近かったので、表題にもあるように
のむラボホイール5号のリムにしています。
といっても2mm弱は違うので そのまま移しかえはできません。
ちょっとややこしいことをやりました。

組み終わりのスポークテンションですが、
お持ち込み時と同じくらいにはできましたが
それ以上にはできませんでした。
実はお持ち込み段階のアセントIIは 経年使用でちょっとタレているのです。
新品のアセントIIの異常な張りを初めて握ったときの
新鮮な驚きは未だに憶えています。

そんな異常なテンションなのに、アセントIIのリムは
ホイールの重量から ハブやスポークの分を差し引いて概算すると
どう計算しても400g以上ではありえないという結果になります。
が、300g台のリムで こんな超高テンションで
張っているというのも考えにくいのです。
それの答えが ようやく出ました。

DSC09342amx5.jpg
リムが欠けているのを(あとサイドの摩耗の分も)勘案しないといけませんが、
それでもこの軽さです。

DSC09335amx5.jpg
組み換え後のリムはこうです。
こちらのほうが ちょっと重いと思われます。

category: のむラボホイール

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