のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ゾンダさんと WH-7801カーボンさんと WH-7850カーボンさん  

同じお客さんからのホイールなので まとめます。

ドリルがうなる!
DSC09430amx5.jpg
お客さんからゾンダをお預かりしました。
精度の低い、と謙遜しておられる お手持ちのセンターゲージで
0.3~0.4mmほどのセンターずれがあるそうです。

DSC09426amx5.jpg
あと、玉当たり調整ナット側に
DSC09427amx5.jpg
WARNINGのステッカーがある「左ワーニング状態」を、
ハブをバラす必要があるのであれば
シャフトを抜いて逆転して右ワーニングに変えておいてほしいということです。

ハブは とくに問題なかったのですが、ご希望ということなので
作業前に ひっくり返しておきました。
冒頭の画像は、実は作業後なので右ワーニングになっております。

ハブのセンタリングを決める割り入りワッシャの食い込みを解除すると、
ホイールセンターが かすかに狂うことがあるので
シャフトの向きを逆転させるなら 調整前にする必要があります。

DSC09428amx5.jpg
右側にセンターゲージを当てました。
画像の端のオレンジ色はWARNINGステッカーなので、
この時点で右ワーニングにして 玉当たりも出しています。

DSC09429amx5.jpg
で、左側でこれくらいずれていました。
これを見抜けるのであれば
お手持ちのセンターゲージに問題は無いかと思います。

横振れが かすかに1ヵ所あっただけで、
センター出しついでに取れました。

DSC09438amx5.jpg
つづいて7850のカーボンチューブラーです。
こちらは1mm弱ずれているそうです。

DSC09432amx5.jpg
↑確かに。
反フリー側にずれているので、
経年使用で ずれたわけではありません。

DSC09435amx5.jpg
DSC09434amx5.jpg
直りました。

このホイール(のリヤハブ)が11S化できないことについて、
シマノは大手メーカーとして恥ずかしくないのか?と
お客さんが苦言を呈されておりますが、
このハブ体右側の寸法であれば 11Sフリーボディに換装しても
寸法上の問題は おそらくありません(なので させる気があればできるはず)。
しかも大多数の他メーカーのように11Sフリーボディを出さないだけでなく、
11S化をさせない努力(→こちら)には余念がありません。
(リンク先の記事でシマノのホイールを褒めていますが、
日付が4月1日だということに ご留意いただければ幸いです)


DSC09444amx5.jpg
つづいて7801のカーボンチューブラーです。
こちらはセンターずれ無しだそうですが・・・

DSC09439amx5.jpg
DSC09440amx5.jpg
OKでした。

DSC09447amx5.jpg
お客さんいわく
「経年によるテンション低下のためか、たわみを感じます」
ということですが、その通りです。
反フリー側のスポークが ウニャウニャとたわみます。
そこで・・・

DSC09441amx5.jpg
フリー側を張れるだけ張りました。
ここから再びセンターが出るまで 一方的に反フリー側を張れるわけですが、
反フリー側の増し締めでも フリー側の張りがかすかに増すので
フリー側の想定限界からその分を差し引いた程度に留めています。
もっと厳密に言えば、さらにそこから
今後の振れ取りの増し締めしろも残している感じですが。
とはいえ大化けしました。
これは楽しみにしていてください。フヒヒ。

DSC09445amx5.jpg
DSC09446amx5.jpg
センター出るまで反フリー側に呼んだでよ

7801に張ってあったタイヤを剥がして
7850にリムセメントで張ってほしいということだったので
その通りにしています。

そこで気付いたのですが、
DSC09436amx5.jpg
DSC09437amx5.jpg
↑バルブの対岸にある、バルーン抜きの穴を
塞いでいるフタがありませんでした。
(タイヤのほうにくっついてもいませんでした)
フタの材質は ごく初期のモデルはアルミ製、それ以降はカーボン製です。

DSC09472amx5.jpg
↑画像左はENVE1-25のリムです。
これもフタが剥がれていますが、
ちょうど穴の部分で座屈してフタが浮いたことと
リムセメントではなくチューベラーテープだったことが重なって
リム交換の際にタイヤを剥がしたときに ポロンと外れました。
(同じ条件で座屈していたとしても、リムセメントのベッドが厚ければ
フタの接着が浮いたとしても 外れなかったと思われます)

ENVEと比べると、7801の穴はフタの接着しろ(のりしろ)がありません。
しかも穴が前後に長くて大きいので このまま使うとちょっと危うい気がします。
ちょうど穴の位置で大きな突起を踏んだりしたときにどうなのか、と思うのです。
というわけで フタをつくってみることにしました。

DSC09470amx5.jpg
7801のリムにチダヌ(→こちら)をピンと張ります。

DSC09469amx5.jpg
チダヌ込みの、リムのタイヤ張り面の凹みの深さは
DSC09471amx5.jpg
3.6mmほどでした。
これが同じくらいのリムであれば、曲率も似たようなものであるはずです。
チューブラータイヤの縫い目逃がしの溝が無いもので、
同じようなリムの外周側部分の切れ端を

DSC09473amx5.jpg
見つけました。

DSC09475amx5.jpg
小さい穴をあけました。
ちなみにこれが この記事中唯一のドリルがうなる!要素です。

DSC09478amx5.jpg
スポークと内蔵ニップルで「取っ手」を作りました。

DSC09479amx5.jpg
リューターにダイヤモンドビットを取り付けて
現物合わせでちょっとずつ削っていくことにします。

DSC09480amx5.jpg
おっ、片側がだいたい合ったな。
リム穴の形は きれいな楕円ではないので
フタを180°回すと まったく合いません。

フタとリム穴が、ツライチで ほとんどピッタリに
重なる形にしてから接着剤で固定しました。
取っ手を作った理由は、リューターでの作業性もありますが
接着剤を浸み込ませるときに フタを上げ下げして
ツライチの位置に誘導できるようにするためです。

DSC09482amx5.jpg
DSC09483amx5.jpg
できました。
接着材が硬化してから サンドペーパーを軽くかけています。

DSC09485amx5.jpg
フタの曲率ですが、リムと ほぼ同じでした。

DSC09484amx5.jpg
意外にも、と私が言ってはいけないかも知れませんが
フタは ちゃんと接着されています。
親指で思いっっっきり押してもビクともしません。
むしろそれくらいで リムの中に抜けてしまうのであれば
抜けてほしいのです(やり直すので)。
接着剤の性能がいいのでしょう。
もちろん、リムの中に詰め物はしていません。

リムテープだと タイヤと一緒に剥がされる可能性を否定できないので
できればリムセメントで使ってください。

最後に。のむラボホイール5号の後輪ですが
うっすらセンターずれがありました。
フリー側だったので経年使用によるずれだと思います。
近所のショップで 2回ほど振れ取り(ちゃんとできてました)を
しているらしいですが、それが原因では無さそうです。
あと、ハブ体左側のベアリングをグリスアップしました。

category: ドリルがうなる!

tb: 0   cm: 2

コメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

# | 
2016/05/24 12:50 | edit

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

# | 
2016/05/24 12:53 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://pass13.blog.fc2.com/tb.php/2740-815f9819
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

リンク

カウンター