のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

コリマの初代ミディアムを組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
DSC09977amx5.jpg
お客さんから コリマのミディアムの後輪をお預かりしました。

DSC09979amx5.jpg
経年使用でヌルいのに加えて ハブから異音がしてきたので
組み換えを ご希望です。
確かに、異常にヌルいです。吊るしの新品ではありえないヌルさです。
リムがフリー側にずれていると思ったのですが、
センターは出ていて 振れはごく軽微(使っていて分からないくらい)でした。

DSC09978amx5.jpg
おおっ、これは!
ステッカーは初代ミディアムのものです。そして、おそらく本当に初代ミディアムです。
現行のコリマのラインナップは 32/47/73mm高で
幅も広めのカーボンリムとなっていますが、
そもそものコリマリムは40mm高の「エアロ」というモデルだけで
(リム単品の話です。あとはバトンホイールなどもあります)、
これの穴数違いで多数のOEM先があり
カンパニョーロの初代ボーラのリムだったり
アンブロージオのXカーボ(ただし後期モデルはZIPPのMID-V285)だったり
ジピエンメのC416(カーボンの40mm高の16Hという意味)だったり
するという超ロングセラーモデルでした。
それに追加されたのが24mm高ローハイトリムの「ウィニウム」と
エアロと同リム高で より軽量な「ミディアム」です。

ここでいうミディアムの「エアロより軽いエアロ」という位置付けですが、
初代ミディアムは リム単体がエアロと違い本当に軽くしてあるのです。
これ以降のミディアム(という完組みホイール)は、
スポークがエアロ(という完組みホイール)より
細いものを使っているから 少し軽いというだけで、
エアロとリムを共有するという いわば手抜きモデルに成り下がってしまいます。

今回のミディアムは、大したテンションで張っているわけでも無いのに
リムサイド(ブレーキゾーンより内周側の横っ腹)が波打っていて
指で押すと ペコペコします。
これは初代ミディアムだけの特徴です。
当時、ZIPPのMID-V280や285の軽さに脅威を覚えたのか
堅実なコリマには珍しく 軽さに走るという選択をしたのでしょう。

ミディアムのうち初代だけは、実測重量がウィニウムと同程度に軽くなっています。
(リム単体ではなく完組みホイールとしての重量です)
DSC09980amx5.jpg
その話はあとでするとして、まずは組み換えます。
当時のコリマのリムは、世の大多数のリムと
バルブ穴を基準としたリム穴の穴振りが逆(鏡映し)になっている
このブログでいうところの「逆リム」です。

DSC09982amx5.jpg
↑ハブフランジに余計な穴があるので分かりにくいですが、
画像の状態は いわゆる「左落とし」です。
最終交差しているスポークと、その向かいの最終交差の
計4本のスポークの束が バルブ穴をまたがないという大前提を守った場合
左落としはイタリアン組み(あるいは逆イタリアン組み)になります。

上側のフランジから反ヌポークを通したときに、それに対して
下側のフランジの左右隣のどちらにヌポークを落とすかということですが、
左右異本組みをするときに フリー側をX本組み、反フリー側をY本組みするとして
X/2とY/2がともに偶数または奇数になる場合は
右落とし・左落としの関係は逆転しません。
これが、ヨンロク組みの場合は Xが2、Yが3で偶数と奇数になってしまい
関係が逆転するので 右落としでイタリアン組みになります。
が、これは穴振りが正リムの場合であって
このリムのように逆リムでヨンロクイタリアン組みをする場合
右落としのさらに逆で 左落としになります。

DSC09984amx5.jpg
組めました。

DSC09985amx5.jpg
ブラッックハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。
張れるだけ張ってという ご要望にお答えしましたぜフヒヒ。

話を 初代ミディアムの完組みホイールに戻しますが、
初代ミディアムが現役のときのカタログ重量は
700Cチューブラーの24Hの後輪で
エアロが840g、ミディアムが760g、ウィニウムが750gです。
(フリーボディのシマノ/カンパニョーロによる重量差は、
無いはずはないですが 無いことになっています)
これだけだと ウィニウムとミディアムのリム重量の差が10gだけ、に見えますが
実際はスポークが違うので単純に比較はできません。

DSC09986amx5.jpg
当時のカタログおよびカモノハシさんです。
エアロとミディアムとウィニウムで、ハブは全て同じモデルです。
カーボンハブやピアシングハブ(→こちら)は まだ出ていません。

DSC09987amx5.jpg
このカタログから分かることは以上です。
完組みホイールの重量と、エアロとウィニウムのリム重量が載っていました。
実は、ミディアムはリム単体での販売がありません。
これ以降のミディアムリムだと
「エアロのリムを買ってミディアムのステッカーを貼る」で
済みますので、やはり単品販売はありません。

ここでのポイントは、エアロとウィニウムがCXスポークで
ミディアムがCX-RAYスポークだという点です。
なぜか エアロとミディアムで反フリー側のスポーク長さが1mm異なるのですが、
スポーク比重から出したスポークの概算重量を書き加えると

DSC09988amx5.jpg
こうなります。概算値は青ペンで書きました。
ここから、仮にハブとニップル(←リムとスポーク以外)の重量が270gだとすると
ミディアムのリム重量が379gだということになります。
私の経験上では、当時のミディアムはウィニウムより軽かったので
リムはもっと軽いはずなのですが・・・。
え?リムの実測重量を測ればいいだけだろ もったいつけんなって?
うっせーな指図すんじゃねーよ
↑うわなにこいつまじでかんじわるい














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オ待タセシマシタ!
思想警察ノ機銃掃射ヲ浴ビテ ぴあしんぐぼでぃニ ナリマシタガ

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コチラノ画像ハ 無事デシタ!

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実測値ハ 赤ぺんデ書キ足シマシタ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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2016/06/25 15:09 | edit

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