のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

レーシングゼロのハブを交換しました  

お客さんから レーシングゼロの前輪をお預かりしました。
DSC09994amx5.jpg
ハブを交換してほしい、という
あまり聞かない案件です。

DSC09995amx5.jpg
フルクラムとカンパニョーロですが、
2007年頃に「ハブ体」をスペアパーツとして出していた時期がありまして、
これは私のような奴に「バラバラの状態から ありえない仕様のホイールを組む」という形で
オモチャ扱いされる恐れがあり(実際にその通りでしたが)すぐにやめてしまいました。
例えば 当時のレーシングゼロのハブ体は
カーボン胴ではないですが R0-012という品番で、
これで取り寄せを試みても「本国在庫が無く 生産も終了しているので終了」となります。

なので ハブの交換は出来ない・・・

DSC09996amx5.jpg
ああ、別のホイールの外し品のハブをお持ちなんですね。
それなら可能です。
交換したい理由は、おしゃれ泥棒とかではなく
もっと切実なものなのですが ここには書けません。
書ける範囲で書くと フルクラムに落ち度は全くありません。

ちなみに、組み換え前のハブは
新型の小径化したリテーナーベアリングのフロントハブで
USB仕様になっていますが、CULT化しているそうです。

実は、細かいことを言えばこれはNGです。
カンパニョーロのパーツをフルクラムに取り付ける(または その逆)は
やってはいけないことになっています。
カンパニョーロの シマノ11S用新型白アルミフリーボディを
フルクラムのホイールに使ってはいけませんし、
レーシングゼロのスペア黒スポークを
シャマルウルトラの補修に使ってもいけません。
で、新型小径フロントハブベアリングで
CULT仕様のものを出しているのは カンパニョーロだけなので、
最新のフルクラムの前輪がCULTになっているのは
ルール違反したものしかないというわけです。

DSC09999amx5.jpg
DSC09998amx5.jpg
どうせ組み換えるので どーでもいいですが、センターずれがありました。
それより気になるのがスポークテンションで、吊るしの下限より ずっと下です。
ヌルい個体を酷使したとしても ここまでゆるくはならんだろというほど
ゆるいのですが、組み換えるので どーでもいいです。

DSC00001amx6.jpg
ニップルを、ホイール半周分だけ
ハブフランジからスポークヘッドを外せるまで ゆるめました。
ここからハブを持ってゆすれば ハブが外せます。

これのあとに のむラボホイール2.5号を組んだので関係ないですが、
リムとハブを完全に分けたので これは今日もホイー(以下略)の条件を満たしています。
いや私事です すみません。

全てのニップルを同じ量ずつ ゆるめて ハブを抜いてもいいのですが、
半周だけゆるめた場合は まずはゆるめたニップルだけの増し締めで
ホイール組みを試みます。
縦振れ取りに際して、ゆるめなかった側のニップルを
締めざるを得ないところまで ゆるめた側の増し締めが済めば、
それは組み換え前と同じくらいまで戻したことになります。
ゆるめなかった半周側をほとんど触らないのであれば
(組み換え前のスポークテンションでいいのであれば)、
一旦ゆるめたスポークと そうでないスポークが混じるのが
ちょっと気になるところですが、
今回はハブ交換に際して ゆるめなかった側のニップルも大いに増し締めするので
全周ちょっとずつゆるめではなく 半周ゆるめにしました。

DSC00002amx6.jpg
バラしました。
これは私の中だけのルールですが、
フルクラムの前輪を バラから組む場合
「ハブのロゴは正方向で読めるように。
リムのWARNINGステッカーは進行方向左側。
バルブ穴から覗いた位相が梃子(英語でfulcrum)のロゴ」
と決めています。
上2つは、後輪の場合 出来ないこともありますが。

DSC00003amx6.jpg
というわけで、一旦ハブシャフトを抜いて
ハブ体との関係をひっくり返しました。
ハブ単体の状態で玉当たり調整をすると
ホイールに組んだときに玉当たりがゆるくなって
再度調整が必要になる、というのを知らないわけではないのですが、
左玉押しに くさび状に圧入されている
割り入りセンタリングワッシャを外すと、再度圧入したときに
その組み込み具合で ホイールセンターが変わることがあるので、
ホイールを上がりまで仕上げてから シャフトを入れ換えるのは
二度手間になる可能性があります。
「だいたい張った状態」でするくらいなら 先にしてしまえと思い
今回は ハブ単体でやりました。

このハブの場合、ハブフランジが引っ張られたところで
別体として圧入されたワンが 引っ張られるというのは
構造上考えにくいのですが
実際にスポークテンションがかかると 玉当たりがゆるくなりました。

DSC00005amx6.jpg
組めました。
間違えて組むことが絶対にできない強烈な穴振りがあるので
とくに問題ありませんが、このリムは逆リムです。

DSC00006amx6.jpg
お客さんに お渡ししたときに聞いたのですが、
組み換え前の状態は メーカーの吊るしではなく
ショップが組み換えたものだそうです。
どうりで ゆるいと思ったわ。
組み換え後は ことさらに張ってはいませんが(吊るしの平均よりうっすら上くらい)、
それでも よりカッチリしたのは分かると思います。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://pass13.blog.fc2.com/tb.php/2808-2f001395
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

リンク

カウンター