のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ロードリンクを取り付けてみました  

シングルギヤ用チェーンリングで有名な ウルフトゥースから
DSC00121amx6.jpg
ロードリンクというパーツが出ています。

ウルフトゥースのシングルギヤ用ドロップストップ(←商標)チェーンリングは、
チェーンのアウターリンクとインナーリンクにそれぞれ合うよう
交互に歯先の形状を変えていて
チェーン落ちをほとんど起こさないように出来ています。
(構造上 必ず歯数が偶数になります)
たぶんそれが創業事業なのでオオカミの歯という社名にしたと思うのですが、
最近ではコンポーネントのすき間パーツを色々と出しています。
その中に シマノのMTB用リヤメカのピヴォット部分に取り付ける
GoatLinkというパーツがありまして、
オオカミとの対比でヤギの名を付けたと思われます。
それと同じような趣旨の、ロードバイク用のパーツが
RoadLinkという 上の画像のパーツです。

DSC00123amx6.jpg
↑こんなの
シマノのロードバイク用のリヤメカは、
スプロケットの対応最大歯数が28Tや30Tだったりしますが
ロードリンクでリヤメカの位置を下げることによって
MTB用のスプロケットに対応するようになり
最大歯数を40Tまで対応させることが出来るようになります。

RoadLinkamx6.jpg
↑メーカーサイトの画像です。
トリプルチェーンリングには対応していません。
フロントチェーンリングは シングルまたはダブルである必要があります。

スプロケットが10Sの場合の最大歯数について
11-32T→ロードリンクは不要、ミドルケージのリヤメカにすればOK
11-34Tまたは36T→シングルまたはダブルで対応
11-40T→シングルまたはダブルで対応、
ただしギヤの歯数差は14Tまで(例えば48-34T)
11-42T→非対応

スプロケットが11Sの場合の最大歯数について
11-32T→ロードリンクは不要、ミドルケージのリヤメカにすればOK
11-36T→シングルまたはダブルで対応
11-40T→シングルまたはダブルで対応、
ただしギヤの歯数差は14Tまで(例えば48-34T)
11-42T→非対応
10-42T→非対応
となっています。

想定されている用途としては、フロントシングルギヤのシクロクロスを
フロントシングルギヤのMTBのように使うといったところでしょうか。
上の画像も そんな感じです。

DSC00149amx6.jpg
ロードバイクとMTBのリヤメカは、
ローギヤに向かってパンタグラフが動作する角度(スラント角)が異なります。
スラント角は スプロケットの歯先と上プーリーとの間隔が
どのギヤにかけても同じくらいになるように それぞれ設計されていますが、
MTBのスプロケットとロードバイクのリヤメカの組み合わせだと
ローギヤ側に変速するほど 歯先とプーリーの距離が詰まっていき、
ローギヤか その手前のギヤで スプロケットとプーリーが干渉します。
当たり前の話ですが ロードリンクはスラント角を変えることはできません。
ローギヤとプーリーの間隔を大きくしているだけです。
なのでトップギヤ側では スプロケットとプーリーのすき間が
シマノの想定よりずっと大きくなり、変速性能は確実に低下します。

DSC00151amx6.jpg
コンポメーカーがフレームメーカーに要求している
リヤエンドの寸法というものがありまして、
これから外れた場合 本来の変速性能は保証されません。
(外れているフレームは 実はけっこう多いのですが、
それよりもリヤセンター(チェーンステーの芯の長さ)が
405mm以下のフレームが エアロ系のバイクに多いことのほうが問題です)

ロードリンクでは 実測でLが22mmも伸びることになるので
変速性能は確実に悪くなります。
どうしてもロードバイク(またはシクロクロス)で
デカいローギヤを付けたいんだ!という場合を除いては オススメしません。
今回のロードリンクは商品としての仕入れではないので
割りと好き勝手に書いています。

DSC00125amx6.jpg
Wフリーボディの、14-25Tを付けている反対側に11-36Tを取り付けました。
どちらも10Sギヤです。

DSC00129amx6.jpg
ロードリンクを取り付けました。
ロードリンクを取り付けました。
ロードリンクを取り付けました。
ロードリンクを取り付けました。

DSC00131amx6.jpg
ん?

DSC00132amx6.jpg
DSC00133amx6.jpg
ガリアンソード
ロードリンクを接いだ場合、リヤエンドを反復するので
だいたい鉛直下向きに伸びていくと思っていたのですが

DSC00135amx6.jpg
実際に どん突きまで当てて固定すると
DSC00136amx6.jpg
このようになり
DSC00137amx6.jpg
思っていたよりもアールがきつい円弧になりました。

DSC00140amx6.jpg
変速性能がかなり落ちると思われるので
ロードリンクを使う場合は1つまでにしたほうがいいですね。
メーカーサイトにも、2つ以上使った場合についての
注意書きはありませんでした(当たり前だ)。

DSC00141amx6.jpg
実際にチェーンをつないだ場合と同じくらいの仮想長さにしてみました。

DSC00142amx6.jpg
ウンコハリガーネX(→こちら)は たいへん有用な工具です。

DSC00143amx6.jpg
↑ロードリンク無し
プーリーとスプロケットがゴリゴリに当たるほど干渉しています。

DSC00145amx6.jpg
↑ロードリンクあり(ちなみに1個)
確かに すき間ができました。最大ギヤが36Tともなれば
Bテンションアジャストボルトだけで何とかするのは無理です。

DSC00146amx6.jpg
チェーンを実際につなぎました。

DSC00147amx6.jpg
先ほどと同じような感じです。
実はもう1コマ(2リンク)詰められるのですが、
ローギヤにかけたときに チェーンのテンションが張るのが嫌なので
1コマだけ長めにしています。

DSC00148amx6.jpg
という状態から トップギヤにかけました。
プーリーとスプロケットの間が かなり空いています。

DSC00154amx6.jpg
先ほど、ロードリンクによって伸びる長さは22mmだと書きましたが
これは元々のリヤハブ軸~リヤメカ取り付け穴までの線分が
まっすぐ延長されるわけではなく
オリオン座の三つ星の並び程度に屈曲している形になっています。
22mmという長さがエグいので 3つの点が一直線上にあるかどうかは
瑣末なことなのですが。

チェーン落ちを起きにくくするためもあって
このシクロクロスのチェーンリングはピストの薄歯を使っています。
厚歯は さすがに10Sチェーンが食い込んでくれません。
サンツアー・シュパーブプロのPCD144mmのピストクランクに
デュラエーストラックの薄歯45Tという構成ですが、
ローギヤにかけた45×36Tは 概ね39×31Tまたは34T×27Tに相当し、
トップギヤにかけた45×11Tは 概ね53×13Tまたは50×12Tに相当します。
一般的なコンパクトギヤである50-34Tクランクに
12-27Tスプロケットを組み合わせた場合の
上限と下限のギヤ比がフロントシングルギヤで取れる格好になりますが、
当然ながら 変速1段あたりのギヤ比の間隔はずいぶん粗いものになります。

しつこく書きますが、変速性能的には確実にデチューンなので
それ以上の(というより それとは別の)メリットを見い出せるなら
ロードリンクを試してみてもいいかもしれません。

category: 新手のスタンド使い

tb: 0   cm: 4

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2016/07/04 13:36 | edit

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