のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

RM-400PROリムのホイールを 217で組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから26インチのMTBホイールをお預かりしました。
「26インチの」と、断りを入れないといけない時代のホイールではありませんが。

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ハブは 初代XTRのHB-900 32H、

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スポークは 星の 真スターブライト15番プレーンで
ニップルは しんちゅう、ロクロクイタリアン組みで

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リムは アラヤのRM-400プロです。
このリムも、今のアラヤでは絶対に作れないリムのひとつですね。
「名作しかない」と言ってもよかった時代の、
神がかっていたラインナップは もうありません。

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後輪は FH-M900ハブで
無銘の(サピムでもない)14番プレーンスポーク
ロクロクイタリアン組みです。
左右同径同本組みの割りには 反フリー側がヌルくないので
リムが反フリー側に寄っているのかとも思いましたが、
センターずれはありませんでした。

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リムは前輪と同じです。

前後リムともブレーキゾーンが摩耗していて丸く反っているので
リムの交換を ご希望です。

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交換用リムも お預かりしました。

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マヴィックの217です。
「末尾17はXC用軽量リムのフラッグシップモデル」という伝統があり、
117というモデルに始まり
この217、続いて X517(←これは名作)、XC717と続きます。

117より ずっと後になってのことですが、
クロスカントリー用のリムに XCを冠するようになって
(つまりXC717と同年代)以降、
トレイル用のリムとして XMを冠するシリーズが出て
それに XM317、さらに下位モデルにXM117というのがあります。
「末尾17は軽量リム」という伝統をぶっ壊すんじゃねーよとか
117の名前を使うなとか思っているのは 私くらいかもしれませんが、
こういうのは本当にやめてほしいです。

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メーカーサイトを見ると、クロスカントリー用のリムは
XC722というモデルに変わったようですが、
画像はXC717のままでした。

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217は 片ハトメ(シングルアイレット)のリムです。
それはいいとして・・・

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アルマイトの色が 日焼けで部分的に抜けてしまい

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狙ったわけではないでしょうが
いい感じにグラデーションしています。

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組み換えました。

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HB-M900 32H CX-RAYロクロクイタリアン組みです。
フランジ穴から外側への薄さを見る限り
ラジアル組みは 明らかにヤバそうなので避けました。
4本組みにしてもよかったのですが、
いろいろ考えて今回は6本組みにしました。

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バルブ穴が米英式ですが、お客さんは仏式でしか使いません。
(組み換え前のRM400プロは仏式でした)

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リデューサーを取り付けました。
マヴィックの純正品で割り入りのものがありますが、
今回のは それではありません。

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↑シュワルベの段付きナット(画像のもの)は
リデューサーの働きをするのですが、ゆるんでくると
やはりバルブが斜めになるので 気休め程度です。

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↑リム穴が無い箇所を撮っているのではなく、回転中の状態です。
色がギュンギュン変わってカッコいい!

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後輪も組めました。

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FH-M900 32H 全CX-RAYヨンパチイタリアン組みです。
結線は・・・どっちでもいいです。もし半コンペなら たぶん要りません。

組み換え前の状態で 左右のスポークテンションが近いと思っていたのですが、
フリー側のフランジ幅が23mm弱もありました。
現行の11Sロード用ハブなら 19mm弱から20mm強といったところです。
オーバーロックナット寸法が130mmではなく135mmなので
片側2.5mmぶん ロードハブより余裕があることと、
フリーボディが現行より短いので
右フランジを内側に詰める必要が無いということです。

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左エンドナットが逆向きに付いていたので

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直しました。
なんじゃこりゃ。

217リムですが、実測で414gでした。けっこう軽いです。
リム幅は実測で22.2mmでしたが、
これは最近のロード用ワイドリムよりも むしろ狭いくらいです。
このリムでも もちろん 2インチ(50.8C)以上の幅のタイヤを装着することができます。

RM400プロの実測重量は395gでした。
リムの名前の400というのは公称重量で、これはアラヤの他のリムの
CTL-370やCTL-385、プロスタッフ340やプロスタッフ400、
RM-395 Team XC(これも名作)などと同じですが、
RM-17は 17gというわけではありません念のため。


~おまけ~
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取り付けるスプロケットは CS-M953という
950系XTRの9Sギヤですが、これは貴重品です。

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↑スパイダーアームが このようにヌスミ形状になっておりまして、
シマノのMTB用の初代の完組みホイール3種のうち
トップモデルであるWH-M959は、
このCS-M953と 750系XTのスプロケットであるCS-M750の
2つしか取り付けができないという ふざけた構造になっています。

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こんな感じで、フリーボディの端面が ハブ体に埋まったような形になっているので
これに対してヌスミ形状になっている
スプロケットしか取り付けられないというわけです。

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その理由については「フランジ幅の確保のため」ということになっていますが

DSC01285amx6.jpg
ハブ体の寸法はともかく スポーク本数と組み方が
全然ダメなので 横剛性はからっきし、
少なくとも手組みホイールで これを超えるのは非常に容易です。
かといって 後輪を仮に24Hにすると、
少なく見積もっても40gの重量増になり
ホイールの軽さを訴求しにくくなります。

シマノホイールですが、
ハブの耐久性は過剰品質といってもいい出来なのに
リムやスポークの耐久性がそれに追いついていないうえ
リペアパーツの供給も早々に打ち切るので
結局 長くは使えない、というのを 初代から変わりなく続けています。

まさに今日、これより前の世代のXTRハブでホイールを組んだわけですが
手組みホイールのほうが長く使えるという例が ひとつ増えました。

あと、CS-M953および750ですが、廃版のうえ入手不可なので
WH-M959を持っていても対応スプロケットが無いことには使えません。
とんでもない商売です。
リペアパーツも調べたのですが、
「CS-M750の11Tトップギヤ単品」だけが
現在 CS-M953と750関係で入手可能なパーツです。
という理由で 先ほど「貴重品」と書いた次第です。

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2016/08/30 04:04 | edit

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