のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

反フリー側にヌポーク通しがしにくいハブについて  

先日組んだホイールの、サーカスモンキーのハブの
フランジ形状について書いたことについて コメントをいただきました。
「ハイ側フランジの切り欠きが都合が良いのは
ロー側フランジに ヌポークのスポークを通す時でなく、
反ヌポークを通す時ではないでしょうか?
違ってたらすみません。」

とのことですが、切り欠きのおかげで都合がいいのは
ヌポーク通しのときです。
すみません とのことですが、何も問題はありません。
むしろ この話を書く機会を与えてくれたことに感謝します。

DSC01643amx6.jpg
ハイローフランジのハブで 反フリー側をタンジェント組みする場合
半分がヌポーク 半分が反ヌポークとなるわけですが、
反ヌポークはフランジ穴に まっすぐスポークを通せるので、
その後かすかにスポークを曲げるのは容易です。
ところが ヌポークの場合、フリー側のハブフランジに接触した状態でも
反フリー側の穴に対して スポークが斜めにかかるので、
最初が 非常に通しにくいのです。
スポークに(当たり前ですが)ねじ山が切ってあるのも 通す妨げになります。

反フリー側のヌポークが非常に通しにくいのは、
ハイローフランジでなくとも フランジが分厚いハブであるクリスキング、
それに加えて フランジ穴がやや小さい(おそらく首元の締まりを良くするため)
デュラエースのハブでも同じです。
(デュラエースのハブはフランジの半径でいうと 0.5mmだけハイローですが
同径フランジと見なしていいです)

ノヴァテック系のハブはハイローフランジであっても
反フリー側のヌポーク通しがしやすいのですが、
これはフランジ穴が大きくて フランジが薄いからです。
CX-RAYが自重で すとーんと落ちて通るかどうかが
実作業上での やりやすいかどうかの目安です。

DSC01644amx6.jpg
で、切り欠きがあると助かるのは ヌポークも反ヌポークも同じなのですが、
反ヌポークは 通してから どれだけ曲げるかという条件なのに対し
ヌポークは 通すときの入射角が変わるので より助かる、という話です。

DSC01646amx6.jpg
もっとも注意が必要なのは、右落とし左落としや
スポーク長さを間違えたなどの理由で スポークを引き抜く場合です。
最後の部分、ねじ山がフランジ穴にかかるあたりから
まっすぐ引き抜くのが難しくなりますが、このときは
スポークをハブ胴に向かって押すようにしないと スポークが抜けません。
そうやって抜いた場合、勢いでスポークの先端がハブ胴を ひっかくことがあるのです。
これは多くの場合 一撃でハブ胴に傷が付くので、
絶対に避けなければなりません。
なので こういう状況になった場合、
私はハブ胴とスポークの間に指を入れるようにしています。
それ以前に、これをなるべく避けるために
スポークの長さや通し方を間違えないようにすることが重要です。

コメントありがとうございました。

category: ヌポークの話

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