のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

38mm高カーボンリムの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC02164amx6.jpg
お客さんから 38mm高カーボンリムの後輪をお預かりしました。
かつて私が組んだものです。
落車で振れが出たので直してほしい、とのことですが
部分的なスポーク交換や振れ取りでなく
必要であればスポークの総交換、
それ以前に リムが引き続き使えるのかどうかの点検をご希望です。
確かに、リムに擦り傷がありますし
スポークもテンションが抜けている箇所があるので
全て新品にしたほうがいいかもしれません。
お客さんが遠方のかたということもあり、私としても
部分的に補修した結果 すぐにまた
別の部分がおかしくなった、というような可能性は排除したいところです。

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リーフハブっぽいハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。
組み換え後も同じ仕様にします。

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反フリー側のバルブ穴のところに貼ってあるステッカーが
中途半端にめくれています。糊が強いのでこうなるのですが、
あとで きれいにしておきましょう。
フリー側は そのままにしておきます。

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リムの傷で、目立つものは反フリー側の この部分だけです。

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スポークテンションが抜けている箇所をよく見ると
ちょっと曲がりがあるので

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ゆるめたところ 変形がはっきりしました。
この時点で気付いたのですが この箇所、リムの傷の近くでした。

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バラしました。
カーボンリムですが、シートを固めている樹脂が衝撃で挫滅して
金属でいうところの塑性変形のようになることも まれにあります。
(アルミリムとは違い はっきりした形で微妙に反ったり
リム単体でポテチ状態になったりすることは ほぼありません。
竹を折ったように グシャッと潰れることはよくあります。)

ガラスの定盤で反りが見られず、
リムの傷も深くはないので再使用が出来そうです。
ここから再度 ホイールを組んだときに、
スポークテンションがかかった状態で
リム単体では分からなかった内部挫滅が現れる
(リムサイドが異常に凹むなど)場合もありますが、
結果から言うと それもありませんでした。

それよりも、ハブの回転がゴリゴリなのでベアリングを交換します。

DSC02174amx6.jpg
フリーボディを抜きました。
画像では 分かりやすいように引き出していますが、
フリーボディとハブベアリングの間に
どん突き防止の薄いスペーサーが 1枚入っています。
これ、フリーボディを抜いたときにグリスのせいで
フリーボディ側に貼りついて一緒に抜けることがあり、
お客さんが何かの折にバラした際に失くして 再度組み立てたところ
フリーボディが固定ギヤ状態になる、ということが何度かありました。
このハブ、POWER WAYや BITEXという名前で売られていますが
(あと リーフハブも)、これらはブランド名であり
ハブの製造メーカーの名前ではありません。
しかも そこは、自社の名前ではハブを出していないOEM専業メーカーなので
その名前で検索しても出てきませ・・・って いま検索したら
出てきたぞ おい。
本当はメシノタネコードなのですが、別にいいでしょう。
LOHASというブランドです。
興味がある方はLOHASではなく「hubsmaster.com」で調べてみてください。
ちなみに、個人向けに販売してくれるかどうかは知りません。
About Usのところに
the worldwide hubs OEM/ODM professional manufacturer
とあるのでOEM専業であることは変わりないようです。

今回のハブはLOHASのR07Rに相当します(たぶん)。
R01Fが欲しいけど100個買えとか言われそうなので却下だ

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で、そのスペーサーが必要になったときに
リーフハブから部品取りしていたのですが、
前回 ハブを100個注文したときに スペーサー単体も注文しました。
嫌味な言い方になりますが、私の落ち度で
このスペーサーの新品が必要になったことは一度もありません。
たのむから なくさないで

一緒に写っているのはリーフフロントハブ(LOHAS R11F) のベアリングです。
サイズが非常に特殊なので、これも常時在庫を努めています。
内径と外径が同じで厚みが半分というものが 規格サイズにあるので、
それを2連にして入れれば一応は対応できますが・・・。

DSC02175amx6.jpg
リヤハブ体のベアリングを抜きました。
フリーボディを抜いた状態でゴリゴリがあったので、
ゴリゴリの主犯は このいずれか、あるいは両方です。
右側が6902、左側が6802なので 入手が容易なサイズです。

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ベアリングを交換して 回転がスルスルになりました。

DSC02178amx6.jpg
フリーボディに「6」とあるのは
DSC02177amx6.jpg
爪が6つという意味です。
フリーボディのベアリングは6802が2つ(画像のものはエンデューロ製)ですが、
たいていのフリーボディは ベアリング2つを「外側に抜く」構造になっているところ
このフリーボディの内側のベアリングは内側に抜く構造になっています。
今回は交換せずに済んだので関係ありませんが。

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どちらかというと 反フリー側のベアリングがダメだったようです。
フリー側は継続使用できなくもないですが、
それほど高いものではないので 気持ちよく交換しました。

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さっ、錆び汁が!

DSC02185amx6.jpg
組めました。

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私のスポーク長さの計算式は
未知のスポーク長さ1つに付き エクセルの1行を使うので
この後輪の場合は左右で2行 使います。
のむラボホイールなど、そらで憶えている長さでは
計算式を使わないので行数が増えることはありません。
今日現在3634行ですが、このスポーク長さは3328~3329行でした。
思っていたよりは最近です。

フリーボディを取り付けたところ、ベアリングのゴリゴリが出なかったので
フリーボディのベアリングは交換していません。

DSC02186amx6.jpg
反フリー側のバルブ穴のステッカーは
予告通り きれいにしました。

DSC02188amx6.jpg
DSC02191amx6.jpg
リムの傷は、強めのコーティング剤で埋めました。
つやありカーボンの場合のみ これが可能です。
ブレーキゾーンには塗布していません。
乾燥時間がやや長いので、
ホイールを組んでからでないと これができませんでした。

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