のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

テンペストIIのハブで のむラボホイール1号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC02319amx6.jpg
お客さんから イーストンのテンペストIIの後輪をお預かりしました。
ステッカーはイーストンの表記となっていますが、
スペックはヴェロマックスのホイールと同じで
むしろイーストンホイールではありません。
ハブが まだヴェロマックスだからです。

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↑でかいステッカーがEASTON VELOMAXの
ダブルネームではないものの、
ヴェロマックスだよステッカーが別に貼ってありました。

ヴェロマックスのホイールは、
両端ともねじ山になっているスポークを使う形状になっています。
ハブ側に高強度のねじ止め剤でスポークを固定してから
ホイールを組むため 時間がかかり 生産性が悪く、
スポークがとんだ場合の修理も難しいので
イーストンホイールでは 単なるストレートスポーク仕様となりました。

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実はちょうど2ヶ月前に ハブの回転がゴリゴリだったので
ベアリングの交換をしています。
(画像は9月11日のものですが 記事にはしていません)
その時点では気が付かなかったのですが、

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リム穴にクラックが入っている箇所が複数ありました。
リムの交換が必要ですが、のむラボホイール1号のリムで組み換えます。
これは私の提案ではなくて お客さんからの申し出ですが、
先に言われただけで 私の提案も同じです。
もし可能なら、ベアリングを交換したことが無駄にならずに済みます。

DSC02344amx6.jpg
組み換えるリムと リム高が近いので、
ハブとスポークが一体となったウニ状のパーツを
そのまま使い回せればいいのですが・・・。

DSC02347amx6.jpg
結果から言うとOKでした。
リム内径はXR300のほうがテンペストIIより1mmほど長いので、
組み換えに際してスポークの長さを長くする必要があります。
リム内径の1mm差は、リム直下にハブフランジがある場合の
ラジアル組みであればそのまま1mm差となりますが
実際は フランジの位置やスポークの組み方によって変わってきます。
なので 今回の件で ウニを そのままで使い回す場合、
ニップルのねじ山に対するスポークのかかりが浅くなるわけです。

ところで、イーストンホイールは ニップルの端面から
スポークのねじ山が2山ほど出ている状態で組まれている場合がほとんどです。
ニップルからスポークが飛び出る長さで組む!ということに こだわるのであれば
特別にスポークのねじ山長さを長く取るべきだと思いますが、
ここはサピムの市販品と変わりません。
なので、上の図にあるように ニップルのどん突きまで1山程度しか
余裕がありません。
リムにクラックを生ずるのも納得なほどに張っているので
微細な振れ取り以上の増し締めは無理で、
あと1周ニップルを締めることは まず無いですが。

私がイーストンホイールのスポーク補修をする場合は、
ニップルとツライチの長さで補修するようにしています。

今回は、この無駄な長さのおかげで助かりました。
組み上がり後のスポークの端面が ニップルのすり割り~ツライチ程度まで届いたので、
かえって(私としては)ちょうどの長さになったのです。

DSC02325amx6.jpg
DSC02326amx6.jpg
組めました。リム以外の変更点として、
黒しんちゅうニップルを 銀アルミニップルにしています。

ところで先日、イーストンホイールの修理について
「いつも参考にさせていただいています!
疑問なのですが、東商会では販売店で
EASTONホイールの修理とかはNGだと聞いているんですが、
のむラボさんで修理して東商会から怒られたりしないんですか?
もし都合が悪かったらスルーしちゃってください!」
という コメントをいただきました。

これについては以前どこかで書いたと思いますが、
この「販売店は基本触るな」という方針は 日本の代理店のものではなくて
メーカーのお達しによるものです。
イーストンなりヴェロマックスなりの意向で
「イーストン(ヴェロマックス)ホイールセンター」なるものが
ヴェロマックスを扱っていたライトウェイプロダクツジャパンさんと
イーストンを扱っている東商会さんの中にある(あった)わけですが、
そこでの対応だけでは 数を捌くのと 修理の納期を迅速にするのが難しいので、
いずれのブランドも「これを受けたら触ってもいいよ」という
セミナーを開いています(いました)。
私はのむラボ以前に それを受けたことがあり
資料も持っているので対応しているわけですが、
当店は東商会さんと取り引きがないので
正式なルートで筋を通すならイーストンホイールセンターを ご利用ください。
ちなみに、具体的には書きませんが 補修するスポークの本数が
ホイール全体のある割合を超える場合はショップでの修理は不可、
補修用リム単体の供給はしておらず
リム交換の場合はホイールセンター送りになる、
など修理に関して細かい制約があります。

このホイール、お客さんが遠方の方なうえ
出来れば明日の鈴鹿で使いたいということなので
「30分ください、あと店の前は駐禁がすぐに来るので
車はコインパーキングに入れてください」と お時間をいただいて
即興で組み換えました。
作業している横で IT技術者のロードバイク日記なるブログを書いている
FJTとかいうやつが「わるいやつら」と3人で だべっていましたが
気にしてはいけません。


ああ、もしお叱りをいただいたらですね、
イーストン系の修理に関して ここに上げるのをやめます
(修理をしないとは言っていない)
コメントありがとうございました。

category: のむラボホイール

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