のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

コスミックカーボンのリムでピストホイールを組みました(後輪だけど前編)  

お客さんから コスミックカーボンのリムをお預かりしました。
DSC02327amx6.jpg
このリムとピストハブでホイールを組んでほしいとのことです。
はい、無理です。

このリム、ローハイトのアルミリムに
カーボンのフードをかぶせている構造になっていますが、
ニップルがリムの頂点にはないので
リムサイドの穴にスポークを通す形になっています。

DSC02328amx6.jpg
↑フリー側の穴
DSC02329amx6.jpg
↑反フリー側の穴
オチョコ量の違いによって リムへのスポークの入射角が変わるので、
それも勘案して穴の位置(高さ)が左右で変えてあるのです。
つまり、オチョコが無い(または ほぼ無い)シングルギヤ用のハブで組むと
スポークとリム穴が干渉する可能性があります。

DSC02330amx6.jpg
あと、このリムは2005年のコスミックカーボンSLと寸法上は同じものですが
厳密にはコスミック プロ カーボン エグザリットであり
ブレーキゾーンに向きがあるので、
オチョコが無いハブで組む場合でも これには従う必要があります。

DSC02331amx6.jpg
ハブはフィルウッドのシングルギヤ用ハブですが・・・

DSC02332amx6.jpg
DSC02333amx6.jpg
けっこうオチョコがありますね。
リム穴問題は むしろ好都合のようです。
誰ださっき無理とか言った奴は

DSC02334amx6.jpg
Philの上に保護テープを貼っていますが
作業には関係ないので このままにしておきます。

DSC02335amx6.jpg
組めました。

DSC02336amx6.jpg
20H 黒半コンペヨンヨン組みで、結線も あとでやります。
半コンペを要するほどにオチョコがありました。

DSC02337amx6.jpg
フリー側の穴へのスポークの入り方は
DSC02338amx6.jpg
どこも こんな感じです。

DSC02343amx6.jpg
ところが反フリー側は・・・
DSC02341amx6.jpg
DSC02342amx6.jpg
最終交差でハサミを入れた格好で リム穴と接触しました。
これは仕方がありません。

DSC02348amx6.jpg
リム穴の高さが左右で違うのは、前後方向からホイールを見た場合の
左右スポークの入射角の違いで説明できます。

DSC02353amx6.jpg
つづいて、横から見た場合のラジアル組みとタンジェント組みの
入射角の違いについて。
ラジアル組み側の場合、上の図のようにリム穴は等間隔でいいのですが

DSC02354amx6.jpg
タンジェント組みの場合、フランジ径や組み方によってスポークが寝るので
このように接触します。

DSC02355amx6.jpg
そこで、コスミックカーボンのリムでは タンジェント組み側(フリー側)のリム穴は
コスミックカーボンのハブで組んだ場合のスポークの入射角に合わせて
位相を絞る形でずらしてあります。

というわけで後輪は なんとか組めたわけですが・・・

DSC02357amx6.jpg
つづいて前輪を組まないといけません。
もちろんオチョコが無いハブなので
エグザリットの方向にのみ従って 無理やり組むわけですが、
リム穴の件とは別で調べたいことがあるので 後日にします。

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