のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ポールのピストハブで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC03240amx6.jpg
ポールのピストリヤハブでホイールを組みました。
リムはヴェロシティのエアロヘッドというモデルです。

DSC03241amx6.jpg
ハブのアルマイトと切削の仕事が丁寧です。

DSC03242amx6.jpg
28H 全CX-RAYロクロクJIS組みにしました。



DSC03243amx6.jpg
ここからはホイールそのものの話ではなく おまけです。
かつてのヴェロシティはオーストラリアのメーカーで、
オーストラリア大陸の意匠の中に
MADE IN AUSTRALIAという表記があったのですが、
現在は同様の形式で アメリカ国土の意匠の中にMADE IN USAとなっています。

DSC03244amx6.jpg
↑ステッカーにリムの穴数を示すインジケーターがありますが、
これは マヴィックの特許侵害を避けた結果
あまり意味のないデザインとなっています。

DSC03247amx6.jpg
↑これは ある時期のオープンプロですが、
これ以外のバージョンであっても

DSC03248amx6.jpg
ステッカーの切り欠き(または目印)にリム穴を合わせると
「それが どんな穴数であっても」インジケーターを見れば
穴数が分かる、というのがマヴィックの特許なのです。
上の画像では、リム穴に対してステッカーを ややテキトーに貼っていますが

DSC03249amx6.jpg
↑この通り32Hであることが分かります。

DSC03251amx6.jpg
ここでエアロヘッドのリムに戻ります。
ステッカーの適切な位置に 切り欠きか目印を設ければ
それに合わせて貼るだけでインジケーター部分に
リムの穴数が自動的に表示されるはずなのですが、
それを設けるとマヴィックの特許に引っかかるので
実際のステッカーには 切り欠きも目印もありません。
ということは、ヴェロシティの工場で働いている
おばちゃん(あるいは おっちゃん)は
「えーと、リムの穴数を数えたら28だから
ステッカーの28のところをリム穴に合わせて注意深く貼るぞ!」などと
作業しているわけで、その非効率さがなんとなく微笑ましいのです。
貼り間違いなどが起きないように 日によって作る穴数を
固定している可能性もありますが、
ヒューマンエラーが絶対に起こらないわけではありません。
対してマヴィックでは、リムの穴数を数える必要が無く
ステッカーの切り欠きをリム穴に合わせるだけの簡単なお仕事です。

先ほどのオープンプロでは
切り欠きとインジケーターが リム穴2つぶん離れているので
数字の間隔が広いのですが、
ヴェロシティのリムでは隣のリム穴にインジケーターを設けているので
穴数の表記の間隔が かなり詰まっています。

ヴェロシティのリムが マヴィック式インジケーターを
採用しようとした証拠が、ステッカー自身にあります。
上の画像では私が勝手に20Hも描き足していますが、
リムの穴数が変わった場合の
インジケーターの間隔は均等ではありません。
穴数が少なくなるほど 1Hあたりの間隔は広がります。
もしヴェロシティのリムがマヴィック方式でないのであれば
インジケーターの間隔を均等にすればいいところ、
切り欠きを適切に設ければマヴィック方式に出来る
間隔になっているのが、断念した証拠というわけです。

DSC07093amx6.jpg
お蔵入り画像を引っぱり出してきました。
これは お客さん(たぶん)が点検に持ち込んできた
クリスキングのディスクハブで組まれた前輪です。
さらに脱線しますが、クリスキングでは ピンク・ゴールド・ピューターの3色を
メーカーの在庫限りで販売終了にすることになりました。
これはハブに限らず ヘッドパーツなど全ての商品が対象です。

ピューターアルマイトの工具とかどうするんだろう

DSC07094amx6.jpg
ヴェロシティの
DSC07095amx6.jpg
フュージョンというリムですが、
DSC07096amx6.jpg
わ、分かりにくい・・・。
これは、かなり注意深くステッカーを貼る必要がありますね。
しかも18H~32Hまではマヴィック方式前提の間隔になっていますが
36Hと40Hでは あきらめて等間隔にしています。
その間隔が28H~32H間よりも むしろ広いのも、微笑ましいポイントです。
(こうしないと36H~40H間では黒丸がくっつくのかも知れませんが)

ところで、40Hのハブなんて いまどきどこが出しているんだという疑問はともかく
そもそもこのリムに40Hの仕様があるのかと思い調べたところ、
ブレーキゾーン切削仕上げあり/黒リム 18~40Hで表記のサイズ全て
ブレーキゾーン切削仕上げあり/銀リム 28・32・36H
ブレーキゾーン切削仕上げ無し/黒リム 28・32・36H
という展開でした。
逆に、まず無いでしょうが
「40Hのハブを持っていてホイールを組みたいんだけど 何かリムがあるか」
と訊かれたときの答えが増えました。こういう引き出しは大事です。

DSC00677amx4.jpg
DSC00678amx4.jpg
ついでに その引き出しを開けました。
マヴィックのクロスバイク用リムは「アスファルト」という名称で
シリーズ展開していましたが、
そのフラッグシップモデルのA719には40Hがあります。
日本の代理店では32Hと36Hしか取り扱いがありませんが。
↑使えねー引き出しだな。

下位モデルのA319とA119は 32Hと36Hのみの展開です。

ついでに書くと、アスファルトシリーズは現在
ロード用リムの中のエンデュランスというカテゴリーに統合されているので
A719・A319・A119の Aが指し示す意味は
現状では推し量れません。

上の画像のステッカーは、
ステッカーにあいている穴にリム穴を合わせる方式で、
インジケーターは隣の穴なので
数字の間隔は やや詰まっていますが、
ヴェロシティの穴数表記より間隔が開いているのは リム高が低いからです。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://pass13.blog.fc2.com/tb.php/3169-91a63948
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

リンク

カウンター