のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

レーシングクアトロ LG CXさん  

お客さんからレーシングクアトロの後輪をお預かりしました。
DSC03619amx6.jpg
チェーンを内側に落として スポークが曲がったので
直してほしいということです。
チェーン落ちによるダメージ痕のスポークもありますが、
それに付随してリヤメカがヒットしたと思われる状態のスポークもあります。

DSC03620amx6.jpg
↑スポークヘッド付近がささくれています。
DSC03622amx6.jpg
↑ベコベコに変形しています。
DSC03623amx6.jpg
↑スポークテンションで伸ばされていますが、
かなり曲がっています。

DSC03626amx6.jpg
入念に調べたところ、この4本が交換対象でした。
画像上から ベコベコに変形しているスポーク、
つづく2本は曲がっているスポークです。
不思議なことに、これらは隣り合っている位相の
スポークというわけではありませんでした。
4本目は まっすぐに見えますが

DSC03627amx6.jpg
DSC03628amx6.jpg
先ほどの ささくれスポークです。

DSC03629amx6.jpg
スペアスポークの在庫ですが、当店にも 日本の問屋さんにもありません。
しかし 純正品でなくとも直ればよくて とにかくすぐに、
というのがお客さんの希望です。

例えば、14番プレーンのストレートスポークであるとか
CX-RAYのストレートスポークを補填することは もちろん可能です。
が、スポーク比重が異なるスポークを混ぜると
その部分だけスポークテンションが低くなったり 縦振れが出たりします。
スポークは何でもいい、というわけでは無いのです。

かつてのレーシング3にあったような
スポーク比重が大きい きしめん扁平スポークは別として、
現行のスチールスポーク採用モデルでは
軽量スクエアエアロスポークとなっています。
が、これにも種類があり 例えばゾンダとボーラでは
ゾンダのほうが幅がやや広くスポーク比重が大きくなっています
(フリー側を太くして左右異径にしているからですが)。

レーシングクアトロのフリー側は
扁平部分の断面形状がゾンダと同じなので、
リム高やフリー側の組み方が違うことによって
差し引きで奇跡的に同じ長さに・・・なっていませんでした。
カットしてもギリギリ使えません(後述)。

DSC03631amx6.jpg
↑元のスポークです。
DSC03632amx6.jpg
↑元のスポークと同じ長さに切った別のスポークです。
こちらのスポークは 4本で19.2g寄りなのですが、
仮に4本で0.1g違うとしてもスポーク比重は ほぼ同じと見ていいです。

DSC03630amx6.jpg
交換後のスポークは13mm切っています。
切る前は4本で20.1gだったのですが、
見立て通りに ほぼ同じになったのは運がよかったです。

ニップル側のプレーン部分が ヘッド側に比べて
長くなっているというのも助かりました。

仮にゾンダのフリー側を この長さに切ると、
ねじ山が終わってすぐに扁平バテッドが始まるという感じになるので
ギリギリ使えそうで使えません。
張っていくと ニップルの端面が扁平部分で詰まるはずです。

ひとつ明確に違う点は、画像でも分かるくらいに
交換後のスポークは エリプティックエアロ形状になっていることです。

DSC03633amx6.jpg
直りました。

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