のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

キシリウム プロ エグザリット SLさん  

お客さんから キシリウム(だけど後輪は実質R-SYS)をお預かりしました。
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新品です。
プロショップで買ったホイールで、リムに店名入りのステッカーが貼ってあるので
万が一にも写らないように 配慮さんが仕事をしています。

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前輪ですが、右で採った寸法を 左で当てると かすかに空きました。
センターゲージによっては OK判定が出そうなギリギリのところです。
このゲージであれば このすき間の3分の1くらいまでは見れますが。

お客さんの希望は
・スポークテンションが低い場合は増し締め
・センターがずれていれば直す
・リヤハブのトラコンプリングに音鳴り防止処置をする
の3点です。

吊るしとして ありうる上限くらいに前輪のスポークがかなり張ってあり
センターずれも ほぼ無かったことと、
(自信満々に?)店名入りステッカーを貼るほどなので
点検してお渡ししているんだと思っていました。この時点では。

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後輪が えらいずれとるやないか。
前輪が高テンションだったのは、吊るしだけど たまたまそうだっただけのようです。
なるほど、お客さんが そのショップを信用しているのであれば
わざわざ遠方の当店に新品のホイールを送ってこられるわけはないですね。

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あと、点検でタイヤを外したのであれば
リム内のこれに気付かないはずはありません。

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お客さんの前で作業しているわけではないので
ちょっとした検証も させてもらいます。
まず、左ダストキャップ(玉押し機能あり)を外して
ポン当て式左エンドのみを再度取り付けました。
このリヤハブは、シャフトに対して 右エンドナットの締めこみが完了すれば
ハブ体とシャフトの間にガタが出る(スライドして寸法が変わる)ことはありません。
何が言いたいのかというと、左ダストキャップの有無で
ホイールセンターが変わることが無いということです。
そして、この時点ではトラコンプリングが圧入されていますが
これを抜くとホイールセンターが変わるはずなのです。

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トラコンプリングを抜きました。
目視で分かるほどの差はありませんが、
この場合だとすき間が減るはずなのです。
仮に 2mmのすき間が0.2mm減ったとしても
「誤差」になるので比較しにくいはずだ、という言い訳をしておきます。

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センタードンピシャを出しました。
もちろん振れ取りもしています(ほぼ振れていなかったですが)。

画像は撮っていませんが、この状態で左ダストキャップを取り付けても
ホイールセンターはドンピシャのままでした。

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スポークヘッドに高稠度のシリコーングリス(→こちら)を
デコレーションのごとく塗布して

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トラコンプリングを、接触点をずらして圧入しました。

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「トラコンプリングの圧入によるセンターずれ」が確認できました。
私はこれまで一度たりとも、センターゲージを操作して
センターずれを恣意的に作ったことはありません(疑われたこともありませんが)。
という証明として 左右の画像ともにゲージ本体が必ず写るようにしています。
測定子の出ている長さが同じでないなら、
その量がわずかでも分かるはずだからです。

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という理由で こういう近接の画像を撮ることは ほぼありません。

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トラコンプリング圧入状態で 再度センター出しをしました。

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「バルブカタカタ音 防止テープ」を巻いておきました。

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