のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

レーシングゼロ チューブラーさん  

お客さんから レーシングゼロをお預かりしました。
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まずは後輪から。
廃版のチューブラー仕様が欲しくて手に入れたということですが、
前後輪とも かなりひどい状態でした。
現オーナーは これを使っていない、使う前に当店に送ってこられたと思われます。
まず確認したのは、ビードフックに座屈痕がないことと
リムに明らかに反っている感じが無いことの2点です。
手をかけてから「うわこれ直せない」と判明するのを避けたいので。

ハブの状態がゴリゴリなので、CULT化をご希望です。
リヤハブの回転の感触ですが、私が今まで触ったなかでもワースト5には入ります。

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リムのステッカーを 単に剥がしただけなので、
全周に渡って糊残りがあります。

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↑リムの継ぎ目の位相です。
リムを継ぐ方式にもよりますが、リムのステッカーは
継ぎ目隠しの役割をしている場合が多いです。

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綺麗にしました。
これはフロントリムも同様にしています。

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ハブをバラしました。
フリーボディの爪起こしバネが曲がっていますが、

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11Sフリーボディに交換するので バネの交換はしません。
外して分かったことですが、リヤハブのゴリゴリ感のうち、
フリーボディの外側のベアリングが腐っていることが
原因として大きいことが分かりました。
といっても ハブベアリングのほうにも、虫食いは無いものの傷みはあります。

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ワンを
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抜いて ハブを洗浄しました。

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スポークが1本曲がっています。
あとで交換します。

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CULTのワンを圧入しました。
CULTの場合、金魚すくいのポイ膜は不要なのですが、
ポイ膜の枠の厚みは ワンの内側に必要です(→こちら)。
膜を破って枠だけにしようと思ったのですが、
これがなかなか頑丈で 意外にも指では ちぎれたりしません。
結局、そのまま再度圧入しました。

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フリーボディを新調しますが

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グリスがネトいので爪を押さえると寝っぱなしになります。

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ひとつ ピッと起きました。
グリスをぬぐって 別のグリスを差しなおし、スムーズに起きるようにしました。

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スポークを交換しました。

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ワンの交換をするので 暫定センターは見ていませんが、
ハブのオーバーホールをした時点では これくらいのセンターずれでした。

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振れ取りとセンター出しをしました。

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後輪の修理が終わりました。

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つづいて前輪です。
おしゃれ度:★★★★☆

スポークが1本だけ銀色で おしゃれ泥棒状態となっていますが、
後輪が そうではなかったので 応急処置でそうしたと見なし
赤スポークに交換します。
銀スポークは一応 お客さんにお返ししてスペアスポークにしてもらおうと
思ったのですが・・・。

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その銀スポークが曲がっています。

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その隣の赤スポークも曲がっていました。
これの反対側、銀スポークを挟んで向こう側の隣のスポークも曲がっています。

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3連曲がりスポークとは別の位相で、傷が深いスポークがありました。

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多少の傷は無視しますが、これは要交換です。

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銀スポークの根元付近に

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リムサイドが白んでいる部分がありますが
指で触って分かる程度の凹みがありました。
幸いなことに ブレーキゾーンは凹んでいません。

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CULTベアリングに交換しました。
セラミックベアリング球も、傷めば くすみます。
新品は みずみずしい光沢があります。


銀スポークと その隣合わせて3本の位相は、
曲がったスポークなりに 無理に調整した跡があり
工具も合っていないのか ニップルにも無理に回した跡がありました。
ゆるめる側で 横振れだけを頑張って取ったためか、
この3本の直下のみ外周側へのひどい縦振れが ありました。
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リムについている
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ブレーキ痕は
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こんな感じですが
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銀スポーク直下のみ こうなっています。
縦振れがあるまま それなりの期間使ったようです。

スポークを交換したうえで 縦振れをきっちり直したので、
「回転しているリムのブレーキゾーンの中で ブレーキ痕の縦振れが見える」
状態になりました。

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大きめのセンターずれがあります。

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センター出し1回目

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紙1枚 取り切れてません(よくあること)。

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ホイールセンターを出しました。
これより、縦横振れが手間でした。
一からホイール組みするのと 大して時間が変わりません。

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前輪の修理が終わりました。
おしゃれ度:★★

交換したスポークは4本です。

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↑傷スポーク

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↑銀スポーク一味

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2017/03/21 04:45 | edit

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