のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ノヴァテックハブのフリーボディについて(コメントのお返事)  

先日、ノヴァテックのフリーハブのベアリングは
15267だと書いたことについて、
「Novatecのフリーのベアリングですが、F291SB-SLに最初から付いているものは、
15267なのですが、アンチバイトガード付のフリーには、
6902と、異なるものが使われています。」
というコメントをいただきました。

これについて、蟹光線から言いたいことがあるらしいです。
DSC05129amx6.jpg
↑コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

DSC05126amx6.jpg
291ハ ふろんとはぶです!
りやはぶハ 482ナノデ 間違イデスネ!

DSC05128amx6.jpg
揚ゲ足ヲ取リ 申シ訳アリマセンデシタ!

ということです。コメントありがとうございました。
ベアリング交換に際して 非常にありがたい情報です。
私としては6902のほうが入手しやすいので 助かるのですが・・・。

ついでと言っては なんですが、
482系ハブである Tniのエボライトハブで
フリーボディを交換する際の注意点について書きます。
DSC05100amx6.jpg
ちょっと前のエボライトハブです。
ハブ胴の表記がTniのみで フリーボディの爪は3つ爪です。

DSC05102amx6.jpg
フリーボディが突き当たらないようにする
どん突き防止スペーサーですが、

DSC05101amx6.jpg
アルミ製のバテッドしているものが入っています。
これ以前(エボハブ)は スチール製だったのですが、
非バテッド部分の外径は それと同じです。
今後の話の便宜上、エボハブのときのスチールは 太スチール、
それと同寸法のアルミ(上の画像のもの)は 太アルミと呼ぶことにします。

DSC05104amx6.jpg
わりと最近のエボライトハブです。
ハブ胴の表記がTniとエボリューションライトになっています。
後述しますが、このハブ胴でもバージョン違いがあり、
左ダストキャップの形状が少し変わっています。

フリーボディが4つ爪になっていますが、
これは現状 シマノ11S用フリーボディだけの仕様です。
カンパニョーロ用は3つ爪ですが、今後 切り替わるはずが
まだそうなっていないだけの可能性もあります。
先ほどのTni表記のみのハブも、これと同時期に仕入れていますが
28Hと あまり使われない(少なくとも24Hほどは)穴数なので
仕様の切り替わりが遅れているだけなのかもしれません。

DSC05105amx6.jpg
4つ爪フリーボディのスペーサーは、スチール製ですが

DSC05106amx6.jpg
フリーボディ側のスペーサーが埋まる穴の内径が違うので
このスペーサーの寸法も異なっています。
このスチール製スペーサーは、太アルミ以前のスチールと比べて
明確に細いので、こちらを 細スチールと呼ぶことにします。

DSC05110amx6.jpg
3つ爪に細スチールを入れて、寸法差を強調するためにずらしました。
この組み合わせは、使えます。
ハブシャフトに通すと スペーサーが真ん中に位置して
ベアリングの内輪と ちょうど接触し、フリーボディの空転時に
スペーサーとの間に すき間ができるからです。

DSC05111amx6.jpg
4つ爪に太アルミを入れました。
見ての通り すき間が無く、入れるのも 軽い圧入のような感じになります。
これは太スチールでも同様です。

DSC05112amx6.jpg
スペーサーの長さは全て同じなので、どん突き防止の仕事はしますが
フリーボディの空転時に固定ギヤのような感触があり
ハブ内部で大きな抵抗が発生します。
なので、4つ爪に 太スペーサーは使えません。
ここで困るのが、フリーボディを単品購入した際に
スペーサーが付いて来ない(あとで補足あり)ことです。
カンパニョーロ用フリーボディが元から付いているハブは
現状ほぼ全てが 太アルミ、
シマノ10Sのエボハブは 太スチールなので、
それらからシマノ11Sフリーボディに交換するときに
どうにかして細スチールを手に入れる必要があるのです。

人からゆずってもらった、もしくは買ったホイールが
カンパニョーロ用フリーボディだったのでシマノ11S用にしたい、
フリーボディを シマノ10Sから11Sにしたい、
というのは非常に多い例で、逆は ほとんどありません。

この件、輸入代理店に問題として伝えようかと思っていたのですが
DSC05130amx6.jpg
ごく最近になって、フリーボディ単品にスペーサーが付属するようになりました。
付属しているスペーサーごと交換すれば、問題は起きません。
今のところは シマノ11S用でも3つ爪が届きますが、
スペーサー付きであれば問題は起きません。

スペーサーが付属しなかった期間は1年くらいだったでしょうか。

DSC05113amx6.jpg
↑画像左から3つ爪カンパニョーロ、3つ爪シマノ11S、4つ爪シマノ11Sです。
3つ爪は太スペーサー対応で 細スペーサーも使用可、
4つ爪は細スペーサーのみに対応

と なっています。
一応、爪の数以外にも見分け方がありまして

DSC05114amx6.jpg
太スペーサー用のフリーボディは穴の内側が 切削仕上げとなっており、

DSC05115amx6.jpg
細スペーサー用では ノヴァテック独特の色のアルマイトが
内側まで のっています。
かと言って アルマイトの厚みぶんの差程度の寸法違い・・・ではありません。
明確に寸法が異なります。

DSC05117amx6.jpg
太スチールと細スチールを並べてみました。

DSC05118amx6.jpg
こっちで合わせると
DSC05119amx6.jpg
反対側で これくらいずれます。

DSC05132amx6.jpg
エボライトハブの左エンドについて。
これは少し前のタイプになりますが、
内側からダストキャップ、薄スペーサー、エンドナットとなります。
ダストキャップの内側はベアリングの内輪だけを押すために
段付きになっていますが、外側は平面です。

DSC05133amx6.jpg
これが最近のハブでは、ダストキャップがハブ体を覆うような形状となり

DSC05134amx6.jpg
平面だった外側が、薄スペーサーがツライチではまるようになっています。

DSC05135amx6.jpg
エンドナットの寸法は変わっていません。
新エンドと旧エンドを突き合わせると、

DSC05137amx6.jpg
旧エンドが 新エンドの薄スペーサーに当たった状態で、

DSC05138amx6.jpg
新エンドが 旧エンドの薄スペーサーと ちょうどの位置になります。

DSC05139amx6.jpg
つまりこういうことです。
寸法は一切 変わっていません。

たぶん今後は あまり無いとは思いますが、
太スペーサー付きのリヤハブに対して、
単品で買った シマノ11S4つ爪フリーボディに
細スペーサーが付属していなかった、という方はご相談ください。何とかします。

category: その他 機材の話

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2017/04/11 05:57 | edit

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