のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ENVEとEDGEの45リムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC05212amx6.jpg
お客さんから FF山口のF2Rと同じ製造元のプラネットXリムの
ホイールを お預かりしました。

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お客さんの組み換え希望により、
用があるのは このクリスキングのハブだけです。
CX-RAY反ヌポークラジアル組みで、
そこそこ張ってありますが まだ張れます。
あと、リムの表記の読み方向からすれば フロントハブの向きが逆です。
ホワイトインダストリーや エクストラライトのフロントハブで、
玉当たり調整機構を左側にした場合
ハブの印字が逆になるモデルもありますが
(エクストラライトの場合は こっちを左にしろという指示まであります)、
その法則に従ったとしても 上の画像の向きは やはり逆です。

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つづいて後輪。
このリムは、お客さんはギガンテックスだと思っていたようですが
エキノックスのWH-005です。
ブレーキゾーンの仕上げと リムサイドのつやの有無を除けば
のむラボホイール2.5号のリムと 同じものです。

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こちらは24H CX-RAYヨンゼロ組みです。
リムがほんのちょっと フリー側にずれていますが、
前輪がドンピシャだったので
組んだ時点では前後ドンピシャで 後輪が経年使用でずれた、
という感じだと思われます。
前輪同様そこそこ張っており、左右同径ハブでヨンゼロ組みをすると
フリー側をちゃんと張っても 反フリー側が こんなにヌルくなるのかという
貴重な例です(何せ私は この組み方をしないので)。


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前輪をバラす前に 外周側から覗いたところ、
スポークが非常に短いようです。

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端から順番にバラしていって、一切ニップルを回していない
スポークを4本ほど残した状態です。
この状態からだと ニップルをリムから出して観察できますが、

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どう見ても短すぎです。

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後輪ですが、逆リム扱いで組んでいます。
リム内周側の穴は穴振りが無さそうなので
外出しニップルであれば一応 問題は無いですが、
内蔵ニップルだと問題です。

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スポークの角度の延長線上に工具がかかるように、
外周側には けっこうな穴振りがあります。
これにはリム高も関係していて、これは50mm高リムですが
おなじリムの38mm版になると 穴振りがここまで顕著ではなくなります。
この穴振りは正リムで切ってあるので

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例えば 上の画像、右側にスポークが伸びていて
リム穴も右に振っていますが、

DSC05219amx6.jpg
↑こんな感じになります。
仮組み時点で 逆穴振りにしてしまったとしても
工具のかかりにくさで作業を断念すると思うのですが、
それを無視して 頑張って組んでいました。
ニップルのゆるめ始めに工具をかけるのが苦しかったので、
組むときも 最後のほうに どうやって工具をかけたのか 本当に謎です。
おかしいと思わなかったはずがないと思うのですが。

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1ヵ所、軽く振れてるなーと思っていたのですが
テンションを抜くと その位相のスポークが曲がっていました。


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これも 最後に残した、一切 回していないニップルですが
ニップルの向きは正しいものの スポークが長すぎで、
増し締めは ほぼ出来ません。
正しい向きでニップルを使った場合、内周側に いくらか ヌスミ寸法があるので
一見ねじ山を使い切っているような状態に見えても 問題はありませんが、
これは長すぎです。ニップルから4~5山は出ています。
スポーク長さは ニップルからの端面とツライチ程度で適正とすると、
そこそこ張って組み上げたホイールのニップルを
あとから4周増し締めすることはありえないので
ねじ山を使い切ることはありません。

DSC05226amx6.jpg
つづいて、リムを抜かれるほうの前輪です。
ENVEの1-45リムと、

DSC05227amx6.jpg
ハブは DTの240Sで

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スポークは CNスポークのブランド、
macスポークの14番プレーンです。
ホイールとして成立する下限ギリギリの ヌルヌルで組んでありますが、
一応 乗れないことは無いでしょう。

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スポークの長さは適正っぽいですが、嫌な予感が・・・。
外周側から見て六角形が見えるのは・・・

DSC05231amx6.jpg
やっぱりニップルが逆です。
こちら側からだといきなり ねじ山なので、
あと1山締められるかどうかと いったところです。
他の箇所だと ねじ山を使い切ったところもあるかもしれない、
というのが ヌルく組んだ(そうせざるを得なかった)理由かもしれませんが
そもそも 向きを間違っている時点でダメです。

DSC05232amx6.jpg
つづいて後輪です。
こちらは EDGEの45です。

DSC05233amx6.jpg
24H 黒CX-RAYロクロク組みという珍しい組み方をしています。
スポーク長さも「この状態であれば」適正で、ニップルの向きも合っています。
ただ、一応ホイールの体を成している前輪以上にテンションがヌルく、
組みかけのホイールだと言われても違和感がありません。
ここから この組み方の理屈が許す限り張ったとすると、
ニップルからスポークが飛び出すことは間違いないので
スポークの長さは適正ではなく長め、または長すぎです。

DSC05234amx6.jpg
バルブ穴から覗いたハブの位相が、
ロゴがちょうど見えるか その180°逆というのが
性能に関係無いながら 手組みホイールの作法だと思うのですが、
これが中途半端なのが 何とも素人くさいです。
詳しく訊いてないので知りませんが、
もしお客さんか その友達が組んだものなら すみません。
素人さんが どういう間違いをしようと気にしません。
もし同業者なら〇ね。

DSC05235amx6.jpg
ニップルは、上の画像左のEDGEの初期に付属していた
プラスチックのゆるみ止め入りのものでした。
EDGEからENVEにかけて、リムに付属するニップルは
何度も変わっており 現行は4代目になります。
初代から3代目(当時は最新)までをまとめつつ
逆さニップルをやらかすと どうなるのかを
まとめてある記事があったので詳しくは(→こちら)をどうぞ。

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リムとホイールの重量を量っておいてほしいとのことなので
ここに載せておきます。
ENVEの1-45リムは295g、EDGEの45リムは274gあたりが平均値なので
ENVEがやや軽く、EDGEがかなり重い個体ということになりますが、
EDGEのほうは ENVEの最終バージョンのステッカーを
貼り替えた可能性も否定できないと思いつつ、
でも初代のニップルが使われていたことから
やっぱりそれは無いと色々考えたのですが、

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やはり リヤリムはEDGE当時のもので間違いありません。
45mm高リムの「45」が、軽い1-45と
頑丈な(重いの婉曲表現)2-45に分化する前のラベルだったからです。
また、画像にもあるように リムセメントのベッドが無いので
その重量が乗っているということもありません。

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組めました。組み方は 私の好きにしていいそうです。
といっても、ふざけた実験的組み方を除けば

DSC05240amx6.jpg
前輪は20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

DSC05242amx6.jpg
DSC05243amx6.jpg
後輪は24H 半コンペヨンロク組み結線ありで
スポークは銀色というのが 真面目なほうでの結論です。

DSC05241amx6.jpg
前輪
DSC05244amx6.jpg
後輪
ホイールの重量です。

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