のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

WH-6800さん  

お客さんから WH-6800の後輪をお預かりしました。
DSC05196msn.jpg
ベアリング球を自分で交換したところ、
何か おかしくなったので 直してほしいとのことです。

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この状態からハブシャフトを手でつまんで後ろに回すと、
強い抵抗とともにフリーボディも同期して回ります。
そして、抵抗が大きすぎて 前には回せません。

フリーボディからの右エンドの飛び出し量が大きいので、
原因は だいたい分かりました。
実は それひとつだけでは無かったのですが。

DSC05200msn.jpg
ハブシャフトを そーっと抜きました。
ワンにバラ玉が きれいに並んでいません。
この状態だと、右の玉押しがきれいに収まらない(エンドが飛び出る)のですが

DSC05204msn.jpg
左の玉押しを シャフトにねじ込むことはできるので、
回らないながらも 組み立てた格好にはなるのです。

締め込みによって ハブシャフトとフリーボディが噛みこんで
ひとつのカタマリになっているので、
そのカタマリが ハブ体(ホイール)に対して
後ろに回る(フリーが利いて空転する)ことはできても、
前には回りません。

DSC05201msn.jpg
きれいに並べました。

DSC05202msn.jpg
もう一玉入りそうで入らない、という状態が正解です。
反フリー側はリテーナーベアリング(保持器入りベアリング)なので、
右と左で玉の数を間違えることはありません。
この状態を崩さないように 慎重にハブシャフトを差し込むと、
右エンドが本来の位置まで入り込みます。
左の玉押しを取り付ける前に、ハブシャフトを手で回してみて
きれいに回るかどうかを確認したほうがいいです。

で、組み立てたのですが、
ハブシャフトが手で回るようにはなったものの 異常な抵抗があります。
まだ 何かあるのか。

DSC05205msn.jpg
これ以前の画像を見直すと分かりますが、
フリーボディのダストシールの向きが
表裏 逆に付いていました。
それを外して・・・

DSC05206msn.jpg
正しい向きに付け直しました。

DSC05207msn.jpg
金属の「II」のような印が見える側が外側です。
で、再度 組み立てたのですが、
まともに回るようになったものの 回転が濁っています。
まだ何かあるのか。

DSC05208msn.jpg
左の玉押しが虫食っていました。
お客さんに連絡して、ここのパーツだけでなく
左玉押しユニット全体での販売形態になることと
税込定価で1543円だと お伝えしたところ
交換してもいいということなので

DSC05436msn.jpg
取り寄せました。
で、ようやくホイールの形になったわけですが、
長い位相にわたり ゴクッと横振れがあります。

DSC05210msn.jpg
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横振れが大きいので 暫定センターは あまり意味がありません。
画像の位相だとリムがフリー側に寄っていますが、
反フリー側に寄っている位相は おそらく無いものの、
ほぼセンターずれ無しくらいなら 探せばありそうです。

DSC05437msn.jpg
振れの原因が分かりました。
逆イタリアン組みで最終交差の編みが無いので
反ヤマアラシさん方向のスポークが外側になっているのですが、
それが3本つづけて曲がっています。

回転方向からしても、リヤメカの巻き込みっぽいですね。

DSC05438msn.jpg
スポークの換えはありますが、ニップルとニップルワッシャと
ハブ側のねじ込み式スポークヘッドの3つは使いまわします。
上の画像、ニップルは右側(ハブ側)へ抜きたいのですが
曲がりが大きく無理だったので リム側のスポークヘッドを切って
取り出しました。

DSC05442msn.jpg
↑交換したスポーク

DSC05441msn.jpg
ようやく直りました。

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