のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

シャマルウルトラさん  

お客さんから シャマルウルトラをお預かりしました。
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近所のショップでオーバーホールをしてから おかしくなったとのことです。
お客さんは かなり遠方のかたですが、
5月の連休ついでに都合がついたということで 来られました。

スポークを何本か交換したのと、
(意図は不明ですが)全てのニップルをゆるめきって
全バラしから組み直したとのことですが、
明らかにスポークテンションが足りていません。
後輪は吊るしでありうる下限程度、
前輪はそれ以下の組みかけのホイールです。
さらに、前輪はリムが上下に踊っているのが
ぱっと見てはっきり分かる量の縦振れがありました。
3本ローラーで使うと ゴツンゴツンと偏芯している感触が
分かりそうな程度です。

バラすのであれば、事前にスポークテンションを測って
少なくともそこまでは張るべきです。
前輪は、ニップルを たっぷり1周は増し締めしましたが、
ねじピッチが粗いアルミスポークのシャマルウルトラで
完成状態からニップルを1周締めることは まずできません。
それだけゆるかったということです。
後輪はG3由来の縦振れがありますが、一応は組めていました。
前後輪とも ほぼセンターずれ無しですが、フロントハブにガタがあります。
本当にオーバーホールをしたのか やや怪しいのですが、
少なくとも前後輪のニップルを 一旦ゆるめ切ったことは確かです。

ハブシャフトの左側、割り入りナットを取り付けるねじ山が
黒く汚れているのが気になります。
ハブの分解と洗浄をちゃんとしたなら
もっときれいになっているはずだからです。
ただ、オーバーホールをしたということで受け取ってから
1ヵ月くらいは乗っているそうなので断定はできません。
ひと月そこらでこんなに汚れるわけねーよと思ったのは事実ですが。
ハブの回転は全く濁り無しですが、
そもそもカンパニョーロのこなれたベアリングは こんな感じです。

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後輪が1ヵ所、えらく振れていました。
これは お客さんも事前に指摘されていたくらいです。
この箇所から90°位相を回したところで暫定センターを見たところ
ほぼセンターずれ無しだったので、この振れだけを取れば
一応は振れ無しセンターずれ無しの状態にはなります。
が、前輪ほどではないものの これも明らかにヌルいので
フリー側だけをまず増し締めして、リムがガッツリ フリー側に寄ったところから
反フリー側だけの増し締めでセンター出しをしました。
フリー側のスポークテンションの実測値を
作業前後でお客さんに見てもらっています。
実はメシノタネコードにちょっと突っ込んでたんですが まあいいや。
作業後の後輪のスポークを握ってもらったところ
明らかに張ったと言ってもらえましたが、
それでも吊るしの上限でありうるところまでであり
過度に張っているわけではありません。
そして、作業前後で化けたのは 後輪よりも前輪です。

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