のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

コスミック プロ カーボンさん  

お客さんから コスミックカーボンをお預かりしました。
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2つのショップに渡る受難の話を聞きました(どこのショップかは訊いてません)。
当事者が読むと分かるはずだけど 書いてもいいとのことなので。

まず最初のショップで、お客さんの目の前で
作業中にリムのカーボン部分を割られたということです
(どうやったら割れるんだと思いますが)。
その交換分として組み付けられたスペアのリムが、
左右間違って組まれているのにかかわらず
組んだ下っ端のスタッフが頑として認めず、
上の者にも話が通じないので
別のショップで「お任せください!」と組み直したのが
この後輪です。

DSC05690msn.jpg
↑フリー側
DSC05691msn.jpg
↑反フリー側
リヤリムは、オチョコにより カーボンフードへの スポークの入射角が違うので
フードの穴の高さが違います。
これを逆に組んで スポークがフードに食い込んでいたらしいのですが
どっかのショップでは このリムには左右の区別は無い、
マニュアルにもそれについての記載が無いの一点張りだったそうです。

DSC05697msn.jpg
もちろん 左右の区別はあります。
マヴィックのマニュアルでは
「リヤリムの穴は入射角がどうのこうの・・・」という風な
記述にはなっていませんが、
間違いを避けるための指示はあります。

画像のバルブ穴付近のラベル、
反対側はバーコードとシリアルナンバーがありますが
「まずフリー側からスポークを通しましょう」
「そのとき、バーコードが見えてはいけません」という指示になっています。
これに従えば間違いが無いというわけです。

で、リムを組み直した別のショップの仕事が信用できるなら
当店には持ってこないわけでして・・・。

DSC05692msn.jpg
DSC05693msn.jpg
おもっくそセンターずれとるやんけ。
これだけではなく、目立つ波うちではないものの
振れ取り台にかけて分からないはずが無い縦振れがあり、
作業前後の状態を お客さんに確認してもらっています。
横振れの追い込みも甘く、
スポークテンションも ややヌルめです(適正範囲ではある)。

「責任もって完璧に仕上げます!」と言ってたんだけど・・・と
ため息混じりに言っておられましたが その程度の責任だったということです。
あと、完璧という言葉は使わないほうがいいですね。
ありえないので。
私が組んだ直後のホイールでも、私が検知できない
縦横振れやセンターずれはあるはずで、完璧というのはありえないのです。

私の仕事について「完璧」とお客さんが言ったとき、
必ず「そんなことはない」と否定しますが、これは謙遜ではなく
よく言われるものの そうは思っていないので
必ず噛み付くワードになっています。

ついでに書いておきますが「駆け込み寺」。
これも自称したことは絶対にありませんが よく言われるワードです。
当店は寺の要件を満たしていませんが、
座右の銘に「前輪なおもて往生をとぐ、いわんや後輪をや」というのはあります。

あと 作業中などに「こんなん普通の自転車やったら直してくれへんよな」と
よく言われますが、それを聞いた途端
「まるでウチが普通の自転車と違うみたいな言い方やんけ」
とキレるのも(キレてません 念のため)お約束の流れです。
頼むから やめてください。

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直しました。

画像は無いですが 前輪も点検しています。
前輪はマヴィックの吊るしですが、
うっすらセンターずれあり(後輪よりはマシ)で
取るほどの縦振れなし、横振れも ほぼ無しでした。
2件目のショップは マヴィック以下の妥協点、
1件目はそれ以前で論外ですが、
このホイールをマヴィック以上の妥協点で組むことが出来なくて
他に何ができるのか気になります。

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2017/05/15 12:22 | edit

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