のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

マヴィックの第4のスポークについて  

お客さんから キシリウムプロエグザリットをお預かりしました。
DSC05940amx6.jpg
にもかかわらず この記事の表題は
「キシリウム プロ エグザリットさん」では ありません。
まずは そちらの趣旨の内容から。
後輪はリムが反フリー側にガッツリ寄っていました。
どこのスイスのベラチは忘れましたが、海外通販で買ったそうです。
前輪も 後輪ほどではないものセンターずれあり、
新品で未使用なので リムの反りやスポークの曲がりを疑う必要が無いので
作業そのものは それほど手間ではありませんでした。

ところで お客さんが なぜこのキシリウムを買ったのかというと、
「現状 キシリウムの高いモデルをよく分からんけど買った場合
後輪はキシリウムという名のR-SYSが付いてくる、けど
フルアルミスポークの後輪こそがイソパルス(フリー側ラジアル組み)であり
元祖キシリウムの流れを汲んだ正統派後継モデルだ!」
というようなことが書いてあるブログが どこかにあり(すっとぼけ)
それを読んだから らしいです。
まあR-SYSが悪いとまでは言いませんが、
R-SYSの後輪をキシリウムナントカっちゅう名前で売るのは
ちょっと違うじゃあないかということです。



つづいて、表題の趣旨の内容を。
前輪の画像を撮ってませんが、
前輪は 先日のアルミスポークの記事でいうとマヴィックの2のスポーク、
後輪はフリー側が4のスポークで 反フリー側が2のスポークです。
DSC05941amx6.jpg
2のスポークは フルクラムの供回り押さえ工具のスリットAが ちょうど合います。
この工具は押さえの幅が広いので スポークのねじれが起きにくく、
私は ホイールやスポークのメーカー問わず
これが合うなら これを使うことが多いです。

DSC05942amx6.jpg
ところが、4のスポークは スリットAに入りません。
なので他のスポーク押さえで 合うものを使いました。

スポークのバテッド部分のサイズですが、
ノギスの実測で 2のスポークが4.0/1.9mm、
4のスポークが4.2/2.2mmでした。
先日、4のスポークは 2のスポークに対して
断面形状が正方形に近いと書きましたが、
マヴィックは基本的に 左右異径組みをしないので
(「R-SYSの後輪」はスポークの材質そのものが違うので
異径組みの考えに含みません 一応)、
4のスポークは 2のスポークより左右に厚いぶん 前後は短いと
過去に触った先入観から そう書いてしまいました。
記事中に4のスポークだけ画像が無いのは
その時点で現物が当店に無かったからです。

実際はどちらの径も かすかに増しているので
4のスポークは 2のスポークよりスポーク比重が大きいことは間違いなく、
フリー側4のスポーク、反フリー側2のスポークの後輪は
かすかながら 左右異径組みということになります。

しかも、4のスポークと2のスポークの見分け方も見つけました!
DSC05944amx6.jpg
↑4のスポークは、バテッドの端が尾ひれっぽくなっています。

DSC05947amx6.jpg
H1STは、スポーク幅が2.35mm以内なので
測定子の底に当たるほうの数字で

DSC05945amx6.jpg
DSC05946amx6.jpg
250~260というところです。
画像は、反フリー側にずれていたリムをフリー側に寄せたところ
吊るしの平均より うっすらっ張った状態になったので264弱になっています。

260にしたければ センター出しをフリー側の締めだけでなく
かすかに反フリー側のゆるめを混ぜればいいのですが、
わざわざゆるめる必要もないと判断したので フリー側の締めだけにしました。

このブログで書いてある アルミスポークの第1STは、
私なりに調べた吊るしのホイールの平均値です。
だから書きたくねーんだよ
新品で それより明らかに低ければ
お客さんに了解を得たうえで張りますし、
リム交換で一旦バラす際には 第1STを採っておきます。

フルクラムやマヴィックの、アルミスポークの
第1STと第2STとの関係を示す山なり曲線は
明らかにされていませんので、
第1STを作業上のスポークテンションとするしかありません。

DSC05958amx6.jpg
↑マヴィックのアルミスポークについての表を 作り直しました。
スポークの寸法も調べ直しています。
先日の記事の表は こちらに差し替えておきます。

4のスポークは2のスポークより正方形に近いという
誤りがあったのを消すことになりますが、
間違ってたことは こっちに書き残したので お許しください。

4のスポークのH1STですが、260くらいというのは知っていたのですが
記事を書いた時点で店内に確実なソース(現物)が無かったので
「?」としていましたが、あれから数本で確認が取れたので260としておきます。
後輪のフリー側と前輪、ラジアル組みと4本組み相当(←キシリウムディスクの前輪)で
スポークの種類が同じであれば 同程度のH1STになります。

DSC05959amx6.jpg
↑例として、これは初代キシリウムSSCのリム穴間を切削した
初代キシリウムSLですが、
全てのスポークが 1のスポークで(当初はそれのみ)
フロントと リヤ右の平均がそれぞれ308と311でした。

category: スポークの話

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