のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

バイクフライデー用の後輪をカプレオのハブで組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから バイクフライデーの後輪をお預かりしました。

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ジョイテックのハブ24H 全チャンピヨンヨン逆イタリアン組みで
交差を編んでいます。これは16インチのホイールですが、
あまりに小径になると交差を編めなくなります。

スポークの左右バランスが非常に良いと思ってセンターを見ると、
リムが反フリー側にガッツリずれていました。
どうりで左右のスポークテンションが近いわけです。

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スラムの8Sギヤが付いています。
8・9・10Sフリーボディなので10Sまでの多段化であれば
リヤハブは このまま使えますが、
カプレオのトップ9T歯に(キューティーハニ)したいそうなので
専用のリヤハブで組み換える必要があります。

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米英式の穴を仏式に変換するアダプターの具合が 非常に悪そうです。
あとで何とかします。

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シングルウォールリムなので、
スポークがニップルから飛び出すのは厳禁です。
パンクの原因になります。
ということもあって 短めのスポーク長さで組んでありますが、
もう少し長いほうがいいです。すり割りとツライチくらいがいいでしょう。

すり割りをマイナスドライバー状のビットで回して仮組みしています。
私も同様の趣旨の道具を使っていますが、上の画像のように
ニップルに痕を残すようなことが無い形状にしてあります。

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カプレオのハブですが、箱にもあるように穴数の展開が
24・32・36Hとなっています。

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シマノのコンポはグレードの数字の前に
アルファベット無しがロード用コンポ、
Mが付くのがMTB用コンポとなっていました。
9100系デュラエースからはR9100というように
ロード系はRが付くようです。
MTBから派生したトレッキング用コンポはTが付きます。
カプレオの場合はFで、フォールディングバイクのFなのでしょうか。
取り付けるバイクが単なる小径車で、
折りたたみ(フォールディング)機構があるかどうかは別として。
で、2017年のカタログでは 上の画像2点のみの展開となっています。

当初のカプレオのリヤメカは、
4400系ティアグラの色違いだと思われる RD-F700と、
MTBと同じシャドーになった後継モデルの
RD-F800(SSとGSがある)がありますが、
どちらも廃版で流通在庫しかありません。
ちなみにRD-F800-SSは、ショートケージでシャドーという珍品です。
(R9100はミドルケージと呼ぶべき長さなので
シャドーのショートというのは本当に珍しいのです)。

ハブの在庫ですが、私が調べた限りでは
廃版になったHB-F700フロントハブは32Hのみ入手可能、
廃版になっていないFH-F700リヤハブは24Hのみ入手可能で
それ以外の仕様はメーカー在庫も終了のようです。
おいちょっと待てや。FH-F700はカタログに載せている以上
2017年時点で32・36Hが入手不可になるのはおかしいだろうが。
今回、たまたま24Hが必要で 取り寄せ可能な状況であったのは
運が良かっただけです。

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カプレオのリヤハブのオーバーロックナット寸法は公称135mmですが、
バイクフライデーは130mmなので 左エンドを切り詰める必要があります。
左のWナットのつかみ幅は内側が15mm、外側が17mmとなっていますが
内側のナットのつかみ部分がダストシールに
かすかに埋まっているのはどうかと思いました。
スペーサーは3枚入っていて、ノギスで測ったところ どれも3.8mmです。
公称では3.75mmなので、3.75mmなのでしょう。

カタログを繰ったところ、カプレオが出た2003年時点での資料では
ここのスペーサーは3.75mm1枚と 8mm1枚ということになっていました。

3.75mmを1枚抜くことでオーバーロックナット寸法が131mmほどとなり、
組み換え前のハブと同じくらいになったので
それ以上の微調整(他のサイズのスペーサーを入れたりなど)無しでいきます。

左エンド側を詰めるとオチョコの関係で
左右のスポークバランスが劇的に悪化しますが、
130mmのロードハブが そもそもそれくらいの寸法です。

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新品のハブにしては回転がゴソゴソするので、グリスアップをしました。

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組めました。
全チャンピヨンロクイタリアン組みで交差を編んでいます。
スポークは全て新調していますが、フリー側に限れば
「チャンピオンスポークの4本組み」という点は同じです。
逆イタリアン組みを こっそりイタリアン組みにしていますが。
あと、スポークの長さをやや長めにしました。

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フリー側が わりとギリギリです。
これでもマイナス補正を入れたのですが。
反フリー側は これより やや内側になりました。
リムテープを厚めに張るのと、今後の振れ取りで
大々的な増し締めをするとは考えにくいほどに張ってあるので
飛び出すことは ありません。

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カプレオのフリーボディですが、

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ロー側から6枚目までは
通常のシマノのフリーボディと同じスプラインになっていて、

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トップ側3枚 外側
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トップ側3枚 内側

ロー側から7枚目の内側が通常のスプラインのどん突きとなり、
それ以降は 歯の外側が小径スプラインの形状になっていて
嵌合するようになっています。

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カプレオ規格のロックリングを専用工具で締めて
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9~26Tの9Sギヤの取り付けとなります。

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バルブ穴のアダプターですが、
キャリパーブレーキを固定する沈頭ナット状のパーツを
リムの溝に合わせて平行に削りを入れたものでした。

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バルブ穴から覗いたハブの印字の位相は、
これ以上近いところにできませんでした。

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ファブリックリムテープを、
右寄り・左寄り・真ん中というふうに3周に渡って巻き、
バルブ穴の部分は半田ごてで穴をあけ
溶着させたところにアダプターを入れました。

ここからタイヤとチューブを取り付け8気圧(タイヤの表記の上限)まで入れて
再度タイヤを外したところ、リムテープが凹みに落ち込んで
グチャグチャになりました。
リムテープとしての仕事はしていますし、ニップルとチューブの接触も
完全に避けられていますが、リムの内幅の全幅をカバーしていないのは
ちょっと嫌なので、他の方法を考えます。
ちなみに 元の状態はシュワルベの青くて薄いファブリックテープが
1周だけで、リムの凹みの奥だけに貼ってある状態でした。

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スタンズのチューブレスレディ用のテープを3周、
バルブ穴は半田ごてで溶着しつつ穴をあけ、
8気圧入れたあとタイヤを外した状態です。
リムテープが凹みにずり落ちずに
全幅をカバーしているので これで行きます。
スタンズのテープを何周も巻くと、
リムより リムテープ代のほうが高くなるかもしれません。


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バルブアダプターは真っ直ぐ かつ ぐらつきません。

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タイヤを再度装着しました。

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左エンドは切り詰めています。
組み換え前の、テンション差が縮まる方向でセンターずれありの後輪と
左右のテンション差が大差ありませんが、
ヨンロク組みにしなかったなら もっとひどかったはずです。

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