のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

レイノルズ46の後輪を組み直したのを組み直しました  

お客さんから レイノルズ46リムの後輪をお預かりしました。
DSC06477amx6.jpg
まず 吊るしの状態では、 激しく もがくでもなく普通に乗っていて
驚くほど簡単にシュータッチをしていたそうです。

リムとシューの間隔を とくに詰めているわけでもなく、
他のホイールでは同条件でシュータッチしないことから
このホイール特有の症状ということになるので、
某ショップもどきで2回にわたって 組み換えたところ
やっぱり あんまり変わらないということで
当店に持って来られました。
またケツモチか。

DSC06479amx6.jpg
リムの内周部に突起(スワールリップ)があるので
この46は それほど昔のモデルではありません。

1度目の組み直しで フリー側のみコンペティションに、
2度目の組み直しで 反フリー側もコンペティションにしているということなので
元の状態は全エアロライトヨンゼロ組みだと思われます。
46も昔のモデルになると フリー側をコンペティション、
反フリー側をエアロライトで組んでいた時期があるので。

1度目の組み換えでは 全エアロライトを半エアロライトにしていますが、
このときにフリー側を しっかり張れば、 かかりの良し悪しは別として
シュータッチについては治まった可能性があります。

2度目の組み換えで、左右異径組みをあえて捨てて
反フリー側もコンペにしているところと、
しかもラジアル組みのままで組んでいるのが
こいつの頭の悪いところです。ホイールの理屈を全く理解していない!
結線無しでのヨンロク組みにでもすれば まだマシだったのですが、
かつて 私の左右異本組みを真似てヨンロク組みではなく
ロクヨン組みをしたことがあるほどのバカなので 仕方が無いのかもしれません。

DSC06478amx6.jpg
このハブを使っていた時期のレイノルズの
フリー側のタンジェント組みは、逆イタリアン組み相当になっています。

どうせ組み直すのであれば ここはイタリアン組み相当にしたいところですが、
なにか思惑や理由があって こうしているのであれば
それが正しいかどうかに関わりなく 一応は納得できます。
逆イタリアン組み相当でわざわざ組む確固たる理由が何かあって
それのメリットを(どれほど小さくとも)説明できるのであれば、
「それでも この場合はデメリットのほうが大きいやろ」と 私が考えるとしても、
私と要素の大小の評価や捉え方が違うんだと思えるので。

ただこの場合は、元の逆イタリアン組みを支持した理由を説明できずに
ただ漫然と組んでいると思われます。

追記:
反フリー側をタンジェント組みに変更しなかったのは
「内蔵ニップルの補正値を含めたスポーク長さを計算できなかったから」
というのが理由かもしれないと 後から思いました。
スポーク長さについて「自転車探検!なるサイトで
表計算式を借りる」以上のことができない奴なので。
リム単品の状態にバラしていないので リム内径を測りようが無い、
そもそもリム内径を正確に測る自作の工具を持っていないはずなので
外した元のスポークの長さに近いコンペティションで
対処すること以上の手段が無いのでしょう。

バラす前に確認していますが、センターゲージをカタカタ鳴らせる程度には
センターずれがありました。

DSC06480amx6.jpg
当店での組み直しに際して、フリー側のコンペは使い回すことにしました。
バラす前に ライトでリム内部を照らして、スポークが妙に長いのは確認済みです。
反フリー側のスポークは不要なので、テンションを解放してから切断していますが、
いずれのニップルも きっかり3周ゆるめてから スポークの中央付近を切りました。

DSC06481amx6.jpg
というのが この状態で 反フリー側の12本です。
ここから さらに3周締めてあったわけで、スポークのねじ山を使い切っていました。
青いロックタイトのようなものはスポークのねじ山に塗布したわけではなく、
組んだホイールのリム穴から垂らしているようです。

上の画像の状態は ニップルにスポークテンションがかかっていないわけですが、
これらのニップルほぼ全てが手でゆるみました。
スポークのねじ山に塗布したねじ止め剤が効いていれば、
3周ゆるめた状態からでも 手でゆるめることは困難です。
何が言いたいのかというと、このぶっかけている青いパリパリは
ほぼ意味が無いということです。

DSC06482amx6.jpg
フリー側は、12本中隣り合う3本だけを全く触らずに
他の9本をきれいにほどきました。
上の画像は全く工具をかけていないフリー側のニップルです。
反フリー側ほどひどくは無いですが、これも長すぎです。
再使用の前に2mmカットしました。

元ヌポークはヌポークに、元反ヌポークは反ヌポークとして
再度使われるようにするために 念入りに管理しながら作業しました。
ここまでの状況、お客さんの目の前で(説明しながら)やっています。

DSC06483amx6.jpg
組めました。

DSC06484amx6.jpg
レイノルズ24Hハブ 黒半コンペヨンロクイタリアン組み結線ありです。

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