のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

HEDのディスクホイールさん  

お客さんから HEDのディスクホイールをお預かりしました。
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シマノ10Sフリーボディを11S化したいということです。

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このディスクホイール、ディスク部分は かなりペラペラで、
カンパニョーロのギブリのように テンション構造になっているような張りもなく
(ギブリは太鼓のような張りがあり手で叩くとボワンボワンと音がする)
ボソッとした感触です。
なぜ それで構造的に問題が無いのかについては後述します。

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フリーボディ奥側のベアリング抜けとしてイモネジで留めているのと
エンドのギザの感じ、どう見てもノヴァテック製のフリーボディです。
エンドは六角穴ではないので パワータップハブと同じポン当て式、
つまり 例えばパワータップのフリーボディも そのまま付くわけですが、

DSC00304amx8.jpg
エボライトハブやパワータップハブでは
シャフトと別体になっている どん突き防止スペーサーが
このハブでは一体型となっています。
これがちょっと問題でして、

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元の10Sフリーボディは3つ爪、交換するフリーボディが4つ爪であった場合
4つ爪フリーボディのスペーサー関係の仕様変更(→こちら)により
シャフトとフリーボディが擦れてしまう可能性があります。

実際、上の画像の3つ爪フリーボディの穴の径をノギスで採ると
4つ爪フリーボディの穴に入りませんでした。
微かながら明確に寸法が違います。

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ハブシャフトに4つ爪を突っ込んでみました。
手で回す限りは 擦った感触も無く きれいに回りますが、
実走でどうなるかは分からないので

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当店の在庫にあった 3つ爪のフリーボディを用意しました。
こちらはノギスで測った穴の寸法が ぴったり合います。

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交換しました。フリーボディの周りに貼ってある
カーボン模様のステッカーについては後述します。

DSC00308amx8.jpg
↑スプラインのどん突きとディスクがスレスレに見えますが、
スプロケットを取り付けて回してみたところ 接触はしていませんでした。
が、ローギヤに変速したときに
リヤメカのプーリーケージが擦らないという保証はありません。

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その場合は ディスクに 丸く擦り傷が付くのですが、
現状ではなっていませんでした。

DSC00316amx8.jpg
このディスクホイール、実は
「スポークドホイールにカーボンの薄膜を張っているだけ」
という構造になっています。
なので外周部にリムテープが必要ですし、振れ取りもできます。
これが カーボンの膜にテンションがかかっていなくて
剛体として成立しなくても いい理由です。

先ほどのフリーボディ周りのステッカーはフランジ穴を隠すためのものです。
スポークがとんだ場合 スポークドホイール並みに振れが出ると思われますが、
ディスク膜が付いたままでの交換も 一応は可能だと思われます。

DSC00310amx8.jpg
つづいて同じお客さんから HEDのディスクホイールをもう1本お預かりしました。
こちらも11S化をご希望です。
先ほど書いたリヤメカとの擦り傷、こちらのディスクには付いています。

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マヴィックのコメット(→こちら)並みに分厚いカーボンで、
これ自体が剛体なので スポークドホイールにはなっていません。

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アルミリム部分はかなりのナローリムです。接着も荒々しい。

DSC00314amx8.jpg
で、こちらはフリーボディの交換は無理でした。
シマノの8Sフリーボディをメーカーが買って流用しているようです。
スピナジーでの同じような例は(→こちら)、
11S化できない理由は(→こちら)です。

それにしても引用の多い記事だな。

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