のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

シャマルウルトラのリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから シャマルウルトラ2WAY-FITのチタングレーをお預かりしました。
まずは 前輪から。

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お客さんのほうで 目印を付けてくれていますが、

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リムのビードフックが凹んでいます。
矢印は作業の都合上 私が描きました。

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それほどひどく曲がっていなかったので 修正がききました。
フロントリムの交換を要する場合、費用が はね上がるので
なるべく修正で対処したかったのです。

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念のため、タイヤを履いて ちょっと乗らせてもらいました。
ブレーキを当て利きさせながら乗ったり
下りでブレーキをかけ続けたりしましたが、
ブレーキの感触には一切異常が無かったので問題ありません。
しかし軽いなコイツ。普段このバイクに付けている前輪が
ホイール単体(前後ではない)1200gくらいあるので
分からないわけが無いのですが。

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つづいて後輪。

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ビードフックの変形はこちらのほうがひどく、リムの交換が必要です。
ビードフックの変形だけなら修正できなくはないかもしれませんが、
リムサイドがふくらんでいるので どうしようもありません。

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↑乗る前に説明書を読め、の 本のマークがある辺りが かなりふくらんでいます。
画像では分かりにくいですが。

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リムを仕入れました。

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2WAY-FITなので チューブレスバルブ付きです。
レーシングゼロの赤リムや シャマルウルトラの金リム、
あとこのチタングレーなどは リムのステッカーがあらかじめ貼られた仕様になっています。
ステッカーが別売りになっているリムは
なにか別のモデルとリムを共用しているからで、
例えば 黒シャマルウルトラと黒ユーラスは ある時期以降リムが同じものなので
別売りのステッカーで区別することになっています。
チタングレーのリムは ユーラスやレーシングゼロには無い固有の色なので
始めからステッカーが貼ってあるわけです。

現在のフルクラムではレーシング1が廃版なので
アルミスポーク用のリムはレーシングゼロしかないわけですが、
これがステッカー無しの仕様なのは
フロントリムがシャマルウルトラと同じものだからです。
厳密にはバルブ穴付近の非切削部分(島)が違うはずなのですが、
スペア用のフロントリムでは フルクラムの「島」の設け方をしている
シャマルウルトラ・ユーラスのリムが届くことがあります。
「島」については(→こちら)、
レーシングゼロ2WAY-FITのバルブ穴の島になっている
シャマルウルトラ2WAY-FITについては(→こちら)をどうぞ。

ステッカー付きのリムですが、別売りのリムに比べて
ステッカーの分だけ価格が高い・・・ということが無く
ほぼ同じなので ちょっとお得ではあります。
ステッカー別売りのリム交換で
「それならステッカー無しでええわ」と言われることも
たまにあるくらいなので。

DSC00536msn.jpg
組めました。

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メガG3以前のリヤリムですが、
仮組みをひととおり終えた低テンションの状態だと
ホイールを回転させると リムが縦に踊るのが顕著に分かります。
が、それについて直感に反する ある性質があるのです。

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テンションがかかっていないリムの稜線が真円の軌道であったとします。
縦振れゲージの三角形の、リムに接触している頂点は
ホイール中心から同じ距離にあるので
リムの稜線と ちょうど接触するわけですが

DSC00539msn.jpg
スポークテンションがかかると G3のリム穴付近の位相だけが
内周側に ひずみます。
なのでスポークの根元と その間で、縦振れを厳密に同じにすることは出来ません。
G3の直下7ヵ所の凹み具合が同じであれば良し、とするしかないわけです。

念のため書いておきますが 上の図、
不動の絶対基準は縦振れゲージのほうであって
実際に変動しているのはリムの稜線のほうです。
描くのが楽になる都合上
縦振れゲージのほうを描きかえていますが ご了承下さい。

DSC00540msn.jpg
で、仮組みといっても低テンションではなく
スポークが手でガクガクと動かせない程度には張っている状態で
G3直下の縦位置を揃えたところ、
「G3の間7ヵ所でゲージに擦らず G3直下7ヵ所では必ず擦る」
という状態になりました。あれ?おかしくね?
ここからよほどキンキンに張れば(といっても指定の上限付近ですが)
G3直下のほうが凹んでいるところまでは持っていけるのですが、
そもそもG3の間のほうがすいている瞬間が存在するのが おかしいのです。
もしかして、、新品のリム単体の稜線は真円に近いどころか
スポークテンションでひずむことを勘案して
正7角形気味にG3直下を少し外周側に寄せてあるのでは?
という気がしてきます。

この傾向は リム穴間隔が均等な旧フルクラム、
お休み位相(右左右休)の新フルクラム
(28Hの反フリー側ラジアル組みの後輪から
反フリー側のスポークを半分間引いた状態と同じ)、
新フルクラム気味にリム穴の位置を変えたメガG3、の3つでは
はっきり観測できません。
なので わざとやっていると思われます。

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