オープンプロUSTチューブレスでホイールを組みました 
2017/10/27 Fri. 23:28 [edit]
お客さんから オープンプロUSTチューブレスリムをお預かりしました。


今のところは公称重量430gより軽い個体のほうが多いようです。
オープンプロは伝統的に ダブルアイレット(両ハトメ)仕様になっていますが、
そもそもダブルアイレットの発案者は マヴィックです。
なので そこにこだわりがあるのかもしれません。

が、オープンプロUSTはシングルアイレットになっています。
リム中央に 丸い凹みを設けるためにダブルアイレットに出来なかったのでしょう。
現行のマヴィックのMTBホイールのビードは、
内側へのフックが無い「フックレスリム」ですが
このリムには薄いながらもフックがあります。
ビード部分の厚みが明らかに薄いのでブレーキの摩耗に弱い気がしますが、
ディスクブレーキ用には オープンプロUSTチューブレスディスクという
リムが別にあり、このリムにはブレーキゾーンの切削が設けてあるので
リムブレーキ用リムになっています。
耳が薄いのと片ハトメ化(とくに後者)で軽くなるぶんは
ワイドリム化での重量増より大きいので、
このリムが従来のオープンプロよりも軽くなるのは むしろ当たり前です。
なんとなく嫌な予感がするので 先に書いておきますが、
ビードフックにかける部分の横幅が狭いタイプのタイヤレバーは
このリムには使わないほうがいい気がします。

組めました。このリムの穴数は32・28・24Hとなっていますが、
24Hを出したのは英断です。

前輪はHB-9000 24H CX-RAYヨンヨンイタリアン組みです。
お客さんの希望がタンジェント組みだったので4本組みにしました。


後輪はFH-9000 24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

↑この赤いステッカー、リムの片側にのみ貼ってありますが
それは無視して

レーザーエッチングの表記が右側から見て正方向で読めるように、
というのを左右の根拠にしています。
結果、赤ステッカーは 前輪が左側、後輪が右側になりました。
リム内径は589mmとありますが、
マヴィックには珍しく 実測値とは大きく違っていました。
私のリム内径実測用治具では580mmを基準にプラスマイナスいくら、
というのが0.5mm単位で正確に出ますが
それによるとプラス11mm、つまり591mmでした。
実際に計算に使うのは半径の295.5mmですが、

組み終わりでニップルの端面とツライチになりました。

リムの切削加工は きれいです。

ビードフック(ブレーキゾーン)の厚みが薄いのが気になります。
ディスクブレーキ専用ということになっている
スタンズのグレイルと同じような感じなので。
先ほども書いたように幅の狭いタイヤレバーは使わないほうがいいですが、
マヴィックのロードチューブレスタイヤ(チューブレスタイヤではなく
USTチューブレスタイヤ)は 脱着が手で出来るくらいに ゆるいので
タイヤレバーは不要です。


今のところは公称重量430gより軽い個体のほうが多いようです。
オープンプロは伝統的に ダブルアイレット(両ハトメ)仕様になっていますが、
そもそもダブルアイレットの発案者は マヴィックです。
なので そこにこだわりがあるのかもしれません。

が、オープンプロUSTはシングルアイレットになっています。
リム中央に 丸い凹みを設けるためにダブルアイレットに出来なかったのでしょう。
現行のマヴィックのMTBホイールのビードは、
内側へのフックが無い「フックレスリム」ですが
このリムには薄いながらもフックがあります。
ビード部分の厚みが明らかに薄いのでブレーキの摩耗に弱い気がしますが、
ディスクブレーキ用には オープンプロUSTチューブレスディスクという
リムが別にあり、このリムにはブレーキゾーンの切削が設けてあるので
リムブレーキ用リムになっています。
耳が薄いのと片ハトメ化(とくに後者)で軽くなるぶんは
ワイドリム化での重量増より大きいので、
このリムが従来のオープンプロよりも軽くなるのは むしろ当たり前です。
なんとなく嫌な予感がするので 先に書いておきますが、
ビードフックにかける部分の横幅が狭いタイプのタイヤレバーは
このリムには使わないほうがいい気がします。

組めました。このリムの穴数は32・28・24Hとなっていますが、
24Hを出したのは英断です。

前輪はHB-9000 24H CX-RAYヨンヨンイタリアン組みです。
お客さんの希望がタンジェント組みだったので4本組みにしました。


後輪はFH-9000 24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

↑この赤いステッカー、リムの片側にのみ貼ってありますが
それは無視して

レーザーエッチングの表記が右側から見て正方向で読めるように、
というのを左右の根拠にしています。
結果、赤ステッカーは 前輪が左側、後輪が右側になりました。
リム内径は589mmとありますが、
マヴィックには珍しく 実測値とは大きく違っていました。
私のリム内径実測用治具では580mmを基準にプラスマイナスいくら、
というのが0.5mm単位で正確に出ますが
それによるとプラス11mm、つまり591mmでした。
実際に計算に使うのは半径の295.5mmですが、

組み終わりでニップルの端面とツライチになりました。

リムの切削加工は きれいです。

ビードフック(ブレーキゾーン)の厚みが薄いのが気になります。
ディスクブレーキ専用ということになっている
スタンズのグレイルと同じような感じなので。
先ほども書いたように幅の狭いタイヤレバーは使わないほうがいいですが、
マヴィックのロードチューブレスタイヤ(チューブレスタイヤではなく
USTチューブレスタイヤ)は 脱着が手で出来るくらいに ゆるいので
タイヤレバーは不要です。
category: のむラボ日記
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