シャマルウルトラ 2WAY-FITさん 
2018/03/24 Sat. 02:28 [edit]
お客さんから シャマルウルトラの前輪をお預かりしました。

落車で スポークが4本ほど要交換だということで、
目印のテープも貼ってくれていました。

確かに ダメですね。
テープを貼ったスポーク以外にもダメなものが無いか
よくよく調べてみると・・・

こいつ、変形してるっぽいです。

テンションをゆるめました。
左右方向に変形があり、これも要交換です。
なので計5本となります。
いつも書いていることですが
「最も大きい横振れが 交換したスポークの位相の
ニップル直下では無い状態になる」までは
それ以外のニップルを触ってはいけません。
リムに変形が無ければ それだけでほとんど直った状態になります。
今回も、スポークを交換した5ヵ所のニップルだけの調整で
ほぼ横振れが無くなりましたが、その状態は
落車する寸前の状態を ほぼ復元したと考えていいです。


で、1ヵ所 顕著な縦振れがありました。
後輪であれば G3組みの構造に由来する縦振れがありますが、
前輪は リム穴が均等間隔なので これは直すべき状態です。
お客さんの目の前で作業をしたので説明しましたが、
これはスポーク5本交換の作業で出たものではありません。
ある位相だけ 外周部に振っていて振れ取り台のゲージに当たり、
それ以外の位相では均等に すき間があるという状態ですが、
特徴的な 白っぽいブレーキの摩耗痕は
ほぼ上下に振れていないからです。
これは 縦振れがある状態で継続的に使っていたことを意味します。
上の画像でも分かると思いますが、
摩耗痕とゲージの距離は リムの縦振れに関わらず一定になっています。

↑こういうことです。
ここから、縦振れを追い込んでいくと

リムの輪郭とゲージの距離が どの位相でも一定で、
ブレーキゾーンの中で 摩耗痕がビクンと跳ねる状態になります。
というのを お客さんにも確認してもらいました。
これと同様の話を書いたことは何度かありますが、
図解したのは たぶん初めてです。
今回は記事映えする分かりやすい摩耗痕の帯があったので
詳しく書いてみました。

直りました。
縦振れがあった原因ですが、シャマルウルトラの吊るしで
あの量の縦振れが出荷基準を通るとは思えないので、
それ以後で 縦振れを出さないように意識しない
単純な横振れ取りで出たのだと思われます。

↑交換したスポーク

落車で スポークが4本ほど要交換だということで、
目印のテープも貼ってくれていました。

確かに ダメですね。
テープを貼ったスポーク以外にもダメなものが無いか
よくよく調べてみると・・・

こいつ、変形してるっぽいです。

テンションをゆるめました。
左右方向に変形があり、これも要交換です。
なので計5本となります。
いつも書いていることですが
「最も大きい横振れが 交換したスポークの位相の
ニップル直下では無い状態になる」までは
それ以外のニップルを触ってはいけません。
リムに変形が無ければ それだけでほとんど直った状態になります。
今回も、スポークを交換した5ヵ所のニップルだけの調整で
ほぼ横振れが無くなりましたが、その状態は
落車する寸前の状態を ほぼ復元したと考えていいです。


で、1ヵ所 顕著な縦振れがありました。
後輪であれば G3組みの構造に由来する縦振れがありますが、
前輪は リム穴が均等間隔なので これは直すべき状態です。
お客さんの目の前で作業をしたので説明しましたが、
これはスポーク5本交換の作業で出たものではありません。
ある位相だけ 外周部に振っていて振れ取り台のゲージに当たり、
それ以外の位相では均等に すき間があるという状態ですが、
特徴的な 白っぽいブレーキの摩耗痕は
ほぼ上下に振れていないからです。
これは 縦振れがある状態で継続的に使っていたことを意味します。
上の画像でも分かると思いますが、
摩耗痕とゲージの距離は リムの縦振れに関わらず一定になっています。

↑こういうことです。
ここから、縦振れを追い込んでいくと

リムの輪郭とゲージの距離が どの位相でも一定で、
ブレーキゾーンの中で 摩耗痕がビクンと跳ねる状態になります。
というのを お客さんにも確認してもらいました。
これと同様の話を書いたことは何度かありますが、
図解したのは たぶん初めてです。
今回は
詳しく書いてみました。

直りました。
縦振れがあった原因ですが、シャマルウルトラの吊るしで
あの量の縦振れが出荷基準を通るとは思えないので、
それ以後で 縦振れを出さないように意識しない
単純な横振れ取りで出たのだと思われます。

↑交換したスポーク
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