のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

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昨日の記事の続きです。
DSC03300amx.jpg
フリー側のスポークテンションを140kgfにした50mm幅ハブよりも
120kgfの57mm幅ハブの方が横剛性が上だ!と書くべきところを
57mmの部分が50mmになってました。
ご指摘ありがとうございます。
いつもコメントすいません。

DSC03301amx.jpg
昨日の記事で「アメクラはフランジ幅において
Wフリーハブと Tni・デュラエースなどの中間くらい」と書きましたが、
ホイール中心とスポークの織り成す角度については上記の通りだと
コメントをいただきました。
アメクラの角度がTni寄りなのはラージフランジに
助けられている部分だということです。
そして4.8°のハブを以ってアメクラも弱いというのは
少し強引ではないかとの ご指摘をちょうだいしました。

あと、フリー側に関しては20mm前後という同じような幅で
且つラージフランジなわけですからTniよりも有利だという
ご指摘もいただいています。

で、アメクラはわざわざお金をかけてTniなどの組み換えられてしまうような
悪いハブではないのではないでしょうか?というコメントをいただきました。

私がより良い手組みホイールを組むうえにおいて
「理論上そうだから」というのをまず念頭に置いているわけですが、
それに加えて「経験上良いと思われることをする」というのも
重要なことです。
アメクラのハブで横剛性を確保するのは本当に苦心します。
組んでいて(つまり乗る前に)横に弱いと分かります。
実際に使っても下りとコーナーでは分かります。
同じスポークテンションと組み方で、
他のハブでもっとましなものを組めると分かっていて
わざわざアメクラで組む理由はありません。
すでにアメクラハブで組んでいるホイールを組み換えるほどのものか?
と言われると それはその人の価値観ですが当店で
「アメクラ→デュラエースやTniのハブへ組み換え」というのを
相当数お受けしましたが 逆は皆無なので
「わざわざ組み換えるほどのもの」と思っている方は多いのかもしれません。

Wフリーハブですが、私がもがいてシュータッチしないほどには組めています。
アメクラならそれ以上に条件がいいハブなのでシュータッチをしないくらいの
ホイールはもちろん組めます。

いまお客さんと話をしていたのですが、
DSCF0037.jpg
イーストンのTT用の前輪、
EC90TTの前輪の横剛性が非常に低くてシュータッチするそうです。
シューとリムの間を詰め詰めにしたセッティングというわけではありません。
スポーク数が12Hというのもあるでしょうが、私のシャマル12でも
シュータッチはさすがにないので(というより前輪でシュータッチは初耳です)、
やはりフランジ幅の狭さが関係しているようです。
最初はFRMのクイックがダメなのかと思ったので
マヴィックのクイックに換えて思いっきり締めたそうですが、
それは関係なかったようです。
リム高が高いのでホイール中心とスポークとの角度も増大することになりますが、
フランジ幅の狭さはどうしようもなかったということですね。
本当はほぼ立ちこぎしないようなTTバイクに付けて
かすかでも空力に期待するためのものなので、
使い方次第では普通のホイールよりも活躍する場があるという
状況特化型ホイールであり、そのために横剛性すら犠牲にしているということです。
メーカーとしても、分かってやっているので罪はないと思います。

このホイールの持ち主の方もアメクラは弱いといってました。
この2件のせいでナローフランジハブについては厳しい見方をされています。
体重は60kgくらいで、特にパワーがあるというわけではありません。

FSA.png
あるいはヴィジョン(FSAのTTブランド)の
トライマックスカーボン50のハブもそうです。
これは前にも書きましたが、使っている方の話では
下りでよれて怖いので、高速度域で倒しこむ状況がない
シクロクロス用のホイールにしているということです。
リム高50mmというのはラージフランジにするのと同じような歩み寄りが
あるわけですが、それでも横の弱さをカバーできなかったということですね。
これについても擁護しておきますが、これも本来はTT前提の機材なので
エアロバーに前傾姿勢で覆いかぶさって ひたすら漕ぎまくるような
競技形態に特化しているホイールです。
そういう状況下で普通のホイールよりも活躍する場があるという
状況特化型ホイールであり、そのために横剛性すら犠牲にしているということです。
メーカーとしても、分かってやっているので罪はないと思います(2回目)。

これらの話がさきほど書いた「経験上良いと思われることをする」、
つまり「経験上悪いと思われることを避ける」ということです。
私個人の体験だけでなく、他の人の 生きた意見というのは貴重です。
イーストンのホイールの方は、レースには出ない方なので
「そんな人でも(失礼)弱いと感じるのか」という貴重な意見ですし、
ヴィジョンのホイールの方は非常に強い選手なので
「やっぱりこれくらい足のある人だと分かるんだ」という貴重な意見です。

アメクラのハブもそれなりの高さのリムで
反フリー側の張り出しが少ない点に注視して エアロホイールとして
(立ちこぎはしない・下りの少ないコース用という前提で)使うのであれば
いいかも知れません。
あるいはスポークの角度が鈍くならないことから小径車用の・・・
と思いましたがラージフランジなのでダメですね。
ホイールが組みにくくなります。
DSC03136amx.jpg
↑先日のこれも難儀しました。

私は別にアメクラのハブが憎いわけではありません。
ナローフランジのハブのホイールを買って「横 弱いなー」という方を
減らしたいなと思っているのと、
私の組むホイールで採用するのは止めようと思っているだけです。
お持ち込みでアメクラのハブで組んでと言われれば
可能な範囲で強いホイールを目指して組みますし、
そういう例もあります。
(アメクラ以外のハブのホイールを アメクラに組み換えて、
というのはありませんが)

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2013/04/01 03:58 | edit

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