XR331リムとRR411リムでホイールを組みました

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今日もホイー(以下略)。では ありません。
最終土曜日は定休日ですが、
ここ何ヵ月か 結局ホイール組みのために 店に出てきています。
今月は珍しく1日くらいは休めそうだったので、
店に出てきて 私物のホイールを組みました。
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DTのXR331というリムを仕入れました。MTB用のリムですが、
DTではMTB用リムのカテゴリー別に
XR クロスカントリー
XM オールマウンテン
EX エンデューロ
FR フリーライド
BG ビッグライド(ファットバイク)
の2文字をモデル名に冠するというルールとなっており、
XR331はXRシリーズの中でもとくにリム幅が細くなっています。
内幅/外幅(mm)で
XR331が20/23.5、XR361が22.5/26、
XR391が25/29となっており
29インチのXR331は シクロクロス用のリムとして使えます。

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形状はスタンズのアイアンクロスのような三角断面です。
アイアンクロスのリム幅は20/23.2なので
リム幅も形状も ほぼ同じということになります。
アイアンクロスが廃版となった今 ポストアイアンクロスとして
このリムが非常に有用だということが最近 判明しました。
なぜ 今までこのことに気付かなかったのかというと
DTの前の代理店さんでは 取り扱いが無かったからです。

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RR411dbとは違い、オフセットリムではありません。
ホイールに仕立てたときの理屈としては RR411dbのほうが上で、
あれはディスクハブ程度のオチョコ量であれば
半コンペで組んだときに結線不要だと 私が判定するくらいなのですが、
このリムをポストアイアンクロスと呼んでいい点 その1は
リム重量の軽さです。
29インチ仕様で公称380gですが、

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今回仕入れた4本は それぞれ373、373、381、382gでした。

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アイアンクロスの指定限界スポークテンションは930Nですが、
XR331はPHRワッシャーを使うこともあってか1200Nとなっています。

指定空気圧は アイアンクロスで45psi≒3.1気圧ですが、
DTのリムは リムの内幅とタイヤ幅で変動します。
XR331の場合 リムの内幅が20mmなので、
メーカーの表によれば 取り付け可能なタイヤ幅が28~62Cとなっていて
28Cで7.8気圧、62Cで2.9気圧となっています。
シクロクロスで履くであろう32Cでは 6.8気圧となっています。

ワッシャー込みのリム内径(ERD)が606mmだとありますが、
これはDT恒例の とんでもないウソです。実測しましょう。
私が考えるところのERDが 世間一般のERDとかけ離れていて
DTの示すERDこそが一般的な意味でのERDである可能性・・・は ありません。
昨日組んだENVEのリムですが、公称と実測のERDが0.3mm違いだったので
公称のほうを採用してホイールを組みました。
また、マヴィックが公表しているERDは 私の実測と ほぼ同じになります。
やっぱり DTがおかしい。

私がスポーク長さの計算に使うのはERDの半径ですが、
303mmというと あれですよ、
アンブロージオのネメシスや マヴィックのGEL280などの
(今となっては)超ローハイトのチューブラーリム並みの数値です。

で、このリムがポストアイアンクロス足りえる点 その2は、
リム内径がアイアンクロスと同じくらいなので
(アイアンクロスのホイールのスポーク長さが極端に間違っていない限り)
リムのお引っ越しができるという点です。これは助かる。

XR331には 28Hと32Hがありますが、28Hは買い増ししておきました。
なぜか ここに こういうこと書くと問屋さんの在庫が 一気に減る気がするんですよね。
問屋さんのリムの在庫は潤沢であるようで、さすがに買い占めは無理だったでよ。
そういえば以前に買い占めた14番12mm銀アルミニップルはまだ欠品中ですね。
いやー悪いことをした。


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後輪を組みました。
バルブ穴にドライバーを挿している理由は後述します。

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DT350ハブ28H 半コンペヨンロク組み結線ありで 金アルミニップルです。

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ディスク用リムなのにディスク用ハブでない、
これどーやって ブレーキかけるの?と言われそうですが
私が使うぶんには問題ありません。

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相方の前輪も組みました。
DT RR411リムです。
ブレーキゾーンがある リムブレーキ用のRR411には
オフセットリムと非オフセットリムがありますが、これはもちろん 非オフセットリムです。
ディスクブレーキ用のRR411dbだと、
前輪でも オフセットリムが理屈上 有効なので 非オフセットリムの仕様がありません。

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ブラッックハブ20Hで

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星のエアロスターブライトII型 反ヌポークラジアル組みで

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ニップルはバルブ穴から紫・緑・赤の順で
20Hだと3分割できないので7・6・7個ずつにしています。
ニップルの色を2色にすればホイールを回転させると 2色に見え、
3色だと 3色あるのが分かりますが(当たり前だ)、
この3色の この並びだと 3色以上あるように見えることがあります。
補色の関係を気にするなら薄い青を紫と緑の間に入れて
ニップルを各5個ずつにしたほうがいいかもしれません。

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バルブ穴にドライバーを突っ込んでいる理由について。
以前にも書いたことがありますが、DTのリムは
片側のステッカーの位相が バルブ穴直下とその対岸であった場合、
もう片側は90°ずらして貼ってあります。
これがオフセットリムであった場合、
リヤリムに使う場合の右側(フリー側)から見ると
バルブ穴の位相は ステッカー無しとなります。

ディスクハブとRR411dbリムで前後輪を組む場合、
前輪のオフセット方向を 後輪と逆にして組む関係上
前後輪のバルブ穴の位相のステッカーの有無が 必ず逆転することになりますが、
RR411非オフセットリムで前輪、RR411オフセットリムで後輪を組む場合は
フロントリムのバルブ穴直下にステッカーが無い側を右側にしないと
前後輪でバルブとステッカーの位置関係が違ってしまうということになります。
というわけで、今日の前後輪は どちらも非オフセットリムですが
「バルブ穴の位相にステッカー無しを右側」で揃えました。

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今回のリムに付属していたワッシャーは
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新型の前後方向のドットありだったので
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旧型を率先して消費したところ いい具合に無くなりました。

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リムテープはスタンズのチューブレステープを使っています。
ちなみに後輪は チューブ入りWOで使います。
XR331の外周側の穴が やたらと大きく、
RR411はそうでもなかった(バルブの呼び径より うっすら大きい程度)のですが
いずれにしても ハンダごての熱で バルブがギリギリ通る径に穴をあけています。

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スタンズのリムテープは、
幅の展開が21・25・27・30・33・36mmとありますが
当店で使うのは細い側2つの 21mmと25mmになります(上の画像)。

21mmの次が25mmというのは 妙に間がとんでいる感じがしまして、
もし21mmの次が24mmであったなら
全て3mm刻みの展開になるのに、というのと
当のスタンズのリムですら「これ23mmくらいが適正なんじゃないの」
と思う場合があり

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DTの23mmも常備はしています。
加圧による伸びでリムの形状に沿って貼りつく性能は
スタンズのほうが優れている気がするのと、
DTのリムテープはハンダごての熱で穴があかないので
当店では おもにスタンズのリムテープを使うことが多いです。
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