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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

SES3.4の前後輪を組み直しました  

お客さんから スマートエンヴィシステムの3.4 WO仕様を お預かりしました。
DSC07303amx9.jpg
まずは後輪から。
前後輪とも DTの240Sハブで組まれていますが 後輪はシュータッチをするそうです。
SES3.4といっても このリム、最新の仕様なので ブレーキゾーンにヤスリ加工があり
シュータッチしたときにキュッと鳴るので 余計に分かりやすくなっています。
ちなみに、レバーの握りは甘め(リムとシューの間隔が大きめ)で使っているとのことです。

DSC07304amx9.jpg
240Sハブ24H 黒CX-RAYヨンゼロ組みです。
いつも思うのですが こんな前世紀的な組み方のホイールが
いまだに まかり通っているのが不思議でなりません。
何も知らない人だと「SESのホイール買ったけどシュータッチした」
という捉え方をする人もいるはずで、
リムそのものにはないはずの罪を リムがかぶる形になります。

これが エンヴィの吊るしのメーカー内製の完組みホイールかどうかは不明です。
吊るしの場合 DT240Sハブか クリスキングR45ハブか
ENVEのカーボンハブになりますが、
メーカー内製だと確実に特定できるのは ENVEのハブの場合だけです。
ただ、メーカー内製では無さそうだと思った点として
フリー側のスポーク長さがやや長め、
反フリー側が異常に長め(ニップルから ねじ山が4山以上とびだしている)で
長め短めの感じが左右で違っていました。

組み直しに際して ハブはクリスキングのR45への変更をご希望ですが、
フリー側はCX-RAYからコンペに変更し
反フリー側はラジアル組みから6本組みに変更するので
スポークの使い回しは左右とも できません。

DSC07307amx9.jpg
組めました。

DSC07308amx9.jpg
R45ハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

DSC07309amx9.jpg
このハブには組み跡がありましたが お客さんが最初のオーナーではないので
知らないかもと思い お伝えしましたが(実際ご存じなかったのですが)、

DSC07310amx9.jpg
実は クリスキングのカンパニョーロ用フリーボディは、
カンパニョーロの純正ロックリングと互換性がありません。
純正ロックリングのほうが ねじ山の径が小さいので
専用のロックリングが必要になります。
が、今回のハブに付いていたのが 11Tトップ用のロックリングだったので
もし12Tトップのスプロケットを使うのであれば ロックリングが別途必要になります。

DSC07312amx9.jpg
つづいて前輪。

DSC07313amx9.jpg
240Sハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
後輪と違いスポーク長さは うっすら長めで許容範囲内でした。
仮に 後輪の組み直しがハブの変更なしであった場合、
テンションが低めだったので増し締めで対処したと思いますが
ハブが変更になるので スポークが使い回せない可能性があります。
フランジ径の違いもありますが、フランジ幅は リヤハブは DTのほうがナローで
フロントハブは R45のほうがナローです。

スポーク長さが うっすら長めだったのが 今回はむしろ都合がよく
スポーク長さの差は 四捨五入後でマイナス1mm、
四捨五入前ならマイナス約0.5mmでした。
これくらいなら ノーカットでの使い回しも可能ですが、
CX-RAYは長さの個体差が(丸スポークなどよりは)大きいので
それを揃える意図で 0.5mmだけ切りました。

DSC07314amx9.jpg
組めました。

DSC07315amx9.jpg
R45ハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。


以前に、DTのリムのステッカーにある リム内径は
どこの寸法を指しているのか不明で
その数値を使ってスポーク長さを計算することはできない、
これは私がおかしいのではなく マヴィックやエンヴィの場合は
公称値と 私の実測値が ほぼ同じになるので
「リム内径」の定義がおかしいのはDTのほう、ということを書きました。
実際に、先日 SES4.5ARディスクを組んだときは
実測値と公称値の差が1mm以内だったので
公称値のほうで計算して スポーク長さを出しました。
ここでいう実測値と公称値は リム内径の直径で、
実際に計算に使うのは(私の場合)半径なので 差はほとんどありません。

で、メーカーサイトを見ると リム高38mmのフロントリムが580mm、
リム高42mmのリヤリムが573mmとなっていますが、
この数値は実測値と大きく違っていました。
その差 約18mmです。1.8mmではありません。
もしかしてSES3.4だと思っている今回のリムは 実はSES4.5なのでは?と疑い
リム高を測りましたが リヤリムが42mm高だったので やはり間違いありません。
私は疑り深いので リム内径について 公称値を調べはしますが
実測しないことは決してないので この手の罠にはかかりません。
公称値が明らかにおかしい理由は 不明です。

ついでに書いておくと ZIPPのリムは
リム内径の個体差が大きいので 必ず個体ごとに測っています。

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