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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

オールロード エリートのリム交換をしました  

お客さんから、マヴィックのオールロード エリートという
ホイールの後輪をお預かりしました。
「オールロード」は グラベル走行を目的としたホイールのシリーズになります。
DSC07515amx9.jpg
リムの交換をせざるを得ない状況になっていました。

DSC07516amx9.jpg
イソパルス(フリー側ラジアル組み)で 扁平エアロスポークなので、
キシリウムエリートの24H版のような構成ですが
リムは 内幅22mmのワイドリムです。

DSC07517amx9.jpg
ビードフックが そこら中で変形していますが、
最も目立つ箇所では
DSC07518amx9.jpg
お客さんのほうで なにやら埋めてあり、
DSC07529amx9.jpg
ビードフックに クラックが入ったのを何とかしようとしたようです。

DSC07532amx9.jpg
そこまででなくとも ビードフックが外側に ふくらんでいる箇所が散見されました。
はっきり書きますが、これは リムの不良です。
なぜか フリー側のビードフックに限ってベコベコに変形しており、
オフセットリムなので リム単体にバラしても
どちらが元フリー側だったのかの判別は容易です。

DSC07525amx9.jpg
リムを新品に交換しました。
DSC07528amx9.jpg
↑交換後のリムです。
で、交換前のリムですが
DSC07534amx9.jpg
ビードフックの変形がほぼ無い箇所を探して 目印のテープを貼りました。

DSC07535amx9.jpg
反フリー側のビードフック(ちなみに フックレス形状です)の厚みを
ノギスで測ったところ、約2.1mmでした。

DSC07539amx9.jpg
しっかり真っ直ぐ はさんでいます。
この寸法を保存し、フリー側のビードフックに当てると

DSC07536amx9.jpg
明らかに薄いのが分かります。
実測したところ 反フリー側の約半分の1.1mmでした。
この厚みで座屈に耐えられるわけがありません。明らかに不良品です。
ビードフックが曲がったところで厚みが変わるわけではなく、
リムブレーキによる摩耗も もちろんありません。
リムの内外ともアルマイトの剥離は無いので
後天的に削れて薄くなった可能性はゼロです。

フリー側のビードフックの厚みが異常に薄いのは
リムの全周に渡って 同じでした。

私なら このリムを見た時点でホイールを組むのをやめますが
(というか ビードの薄さに気付かずホイールを組み切るのも ある意味すごい)、
これが検品を通って世に出たということは
同じような状態のマヴィックのホイールが絶対に存在しない
(カラスは全て黒い)とは 断言できなくなったということです。
言うなれば これは白いカラスの死骸です。

というわけで マヴィックのアルミリムホイールを お持ちの方、
あるいは購入を検討されている方で現物を見る機会がある方は
このあたりのこともチェックしたほうが・・・と言いたいところですが
後者の場合は ホイールタイヤシステム(WTS)により
最初っからタイヤが付いた状態で販売されているので
店頭で ビードの厚みをチェックするなんて
現物を目の前にしても無理っぽいですね。

なので マヴィックホイールの販売店様方(実は当店は違います)に於かれましては
仮にもし 販売前のまともな点検整備は出来ずとも
この程度のことは できると思いますので

一旦 空気を抜く手間を惜しまずに 全数検査をオススメします。

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