ボーラウルトラ 80 ブライトラベルさん 
2018/11/16 Fri. 04:19 [edit]
お客さんから ボーラウルトラ80をお預かりしました。

点検をご希望です。
このボーラウルトラ80ですが、
出た当時は最新の仕様、現状では最も古い仕様となってしまいました。

リムの外周側にバルブ穴以外の穴が無く、

内蔵ではなく 外出しニップルになっています。
この外出しニップルは バレットの仕様から来たものですが、
ボーラウルトラ80が出た時点では ボーラウルトラツーとボーラワンは内蔵ニップルでした。
ボーラに35mm高リムモデルが無かったので ボーラといえば50mm高を指します。
ここまでのホイールは いまで言うところのナローリムで 20mm幅になります。
ちなみにワイドリムは24.2mm幅になります。
その後に出たボーラ35は 外出しニップルかつナローリム、
そのさらに後に出たボーラ50は 外出しニップルかつワイドリムで
同じ年に ボーラ35もワイドリム化しています。
ボーラ35のナローリム仕様は 2014年の1年だけ、
ボーラ50には 外出しニップルかつナローリムという仕様は
(2つ同時に仕様変更したので)存在しないということになります。
で、現状ではボーラ50と35は 両方ともワイドリムでクリンチャー仕様もありますが
ボーラウルトラ80はリムの仕様が発売以来変わったことがないので
未だに ナローリムで チューブラー仕様のみとなっています。


センターずれがありました。
カンパニョーロの高級モデルの吊るしではありえない量なのと
ニップルに触った痕跡があるので 下手くそな振れ取りごっこをしたようです。
お客さんは このホイールの最初のオーナーでは無いので 詳しい来歴は不明です。
作業後の画像を撮り忘れましたが
センターが出たのはお客さんには見せてました。
気付いたときには チューブラータイヤを張ってしまったので
最も信用できるセンターゲージが当てられなくなったのです。

前後輪とも バルブブッシュがありませんでした。

純正の延長バルブは 途中から ねじ山ありのもので
バルブナットの取り付けができます。


初めて最新型のバルブブッシュを補修で使いました。
2つ爪の爪を リムの前後方向に配するべきなので
割りは 左右方向に向くことになります。
バルブは通しやすく、通すときに持ち上がることもありましたが
爪のおかげで外れず よく出来ていました。
元の状態は、ボロボロのチューブラータイヤを履いていて
バルブナットの向きを 画像の向きとは逆に
異常に締めていて カタカタ音を ごまかしていました。
バルブナットのローレット加工が削れているのは、
ペンチ系の工具で締めた 悪あがきの痕跡です。

つづいて後輪。


かすかに センターずれがありますが、
方向と量からしてドンピシャからの経年使用によるものかもしれません。
横振れは ほぼありませんでした。
思い出しましたが、前輪は縦振れもあり 作業に時間がかかりました。
直せないなら触るなや。


反フリー側の増し締めだけで すぐ直りました。

あれ?このホイールのスポーク・・・

旧ゾンダほどではないにしろ もしかして左右異径・・・?

フリー側のスポークを

ノギスではさんで、その寸法を

反フリー側に当てました。左右異径スポークです。
2:1組みでは左右異径は基本的に不要、
というのが私の考えですが 細かい仕様です。
これ分かる奴 少ないと思うんですが・・・。

点検をご希望です。
このボーラウルトラ80ですが、
出た当時は最新の仕様、現状では最も古い仕様となってしまいました。

リムの外周側にバルブ穴以外の穴が無く、

内蔵ではなく 外出しニップルになっています。
この外出しニップルは バレットの仕様から来たものですが、
ボーラウルトラ80が出た時点では ボーラウルトラツーとボーラワンは内蔵ニップルでした。
ボーラに35mm高リムモデルが無かったので ボーラといえば50mm高を指します。
ここまでのホイールは いまで言うところのナローリムで 20mm幅になります。
ちなみにワイドリムは24.2mm幅になります。
その後に出たボーラ35は 外出しニップルかつナローリム、
そのさらに後に出たボーラ50は 外出しニップルかつワイドリムで
同じ年に ボーラ35もワイドリム化しています。
ボーラ35のナローリム仕様は 2014年の1年だけ、
ボーラ50には 外出しニップルかつナローリムという仕様は
(2つ同時に仕様変更したので)存在しないということになります。
で、現状ではボーラ50と35は 両方ともワイドリムでクリンチャー仕様もありますが
ボーラウルトラ80はリムの仕様が発売以来変わったことがないので
未だに ナローリムで チューブラー仕様のみとなっています。


センターずれがありました。
カンパニョーロの高級モデルの吊るしではありえない量なのと
ニップルに触った痕跡があるので 下手くそな振れ取りごっこをしたようです。
お客さんは このホイールの最初のオーナーでは無いので 詳しい来歴は不明です。
作業後の画像を撮り忘れましたが
センターが出たのはお客さんには見せてました。
気付いたときには チューブラータイヤを張ってしまったので
最も信用できるセンターゲージが当てられなくなったのです。

前後輪とも バルブブッシュがありませんでした。

純正の延長バルブは 途中から ねじ山ありのもので
バルブナットの取り付けができます。


初めて最新型のバルブブッシュを補修で使いました。
2つ爪の爪を リムの前後方向に配するべきなので
割りは 左右方向に向くことになります。
バルブは通しやすく、通すときに持ち上がることもありましたが
爪のおかげで外れず よく出来ていました。
元の状態は、ボロボロのチューブラータイヤを履いていて
バルブナットの向きを 画像の向きとは逆に
異常に締めていて カタカタ音を ごまかしていました。
バルブナットのローレット加工が削れているのは、
ペンチ系の工具で締めた 悪あがきの痕跡です。

つづいて後輪。


かすかに センターずれがありますが、
方向と量からしてドンピシャからの経年使用によるものかもしれません。
横振れは ほぼありませんでした。
思い出しましたが、前輪は縦振れもあり 作業に時間がかかりました。
直せないなら触るなや。


反フリー側の増し締めだけで すぐ直りました。

あれ?このホイールのスポーク・・・

旧ゾンダほどではないにしろ もしかして左右異径・・・?

フリー側のスポークを

ノギスではさんで、その寸法を

反フリー側に当てました。左右異径スポークです。
2:1組みでは左右異径は基本的に不要、
というのが私の考えですが 細かい仕様です。
これ分かる奴 少ないと思うんですが・・・。
category: のむラボ日記
« クレストMK3の前輪をXR331で組み換えました
スピード40/55Cさん »
コメント
| h o m e |