のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ピナレロのヘッドパーツ交換をしました  

ピナレロのヘッドパーツ交換をしました。
別件でお預かりしていたのですが、ハンドルを切ると
「真ん中でガクッと止ま~る現象」が出ていたのでベアリングが要交換です。
真ん中で(中略)現象は 軽微であれば そのままでも乗れないことはないですが
ベアリングのボールレースの前後に虫食い(偏摩耗)が出ているので
やはり換えた方がいいです。
あと、するかどうかは別として手放し運転ができなくなります。
走行中に前輪が自然と真ん中に切れる力をベアリングの固さが上回るからです。
DSC03895amx.jpg
上下異径ベアリングですが、今回は上が死んでました。
パーツクリーナーを吹くと 錆び汁が無限に出るかのように出ます。

DSC03905amx.jpg
ほとんどのインテグラルヘッドのカートリッジベアリングは
ヘッドチューブの奥との接点にいくらかの角度がついています。
45°(上の画像 左)か 36°(同 右)かのどちらかです。

DSC03906amx.jpg
この角度のおかげで 円錐を押し込む格好になるので
センターが出てガタも取れるわけですが、

DSC03899amx.jpg
ピナレロのヘッドは押し込む部分が90°です。

DSC03907amx.jpg
90°の場合 横方向のガタを理論上取ることができませんから、
ヘッドベアリングは圧入になっています。
ピナレロのフォークが手で抜けないのはこのためです。
BB30のクランクが縦向きに入っていると思ってください。
上の図では内径と外径がイコールということにしていますが、
0.1mmでもフレームの内径のほうが大きいと
ベアリングが手で入り、かつ横ガタが解消されないと思われますので、
フレームのほうがややマイナスだとは思います。

DSC03894amx.jpg
DSC03900amx.jpg
ついでにトップキャップを薄いものに換えました。
これ、ピナレロの取り扱いのあるお店であればどこでも取り寄せ可能です。
(問屋さんに在庫があるかどうかは分かりません)
ピナレロのバイクを 富士山トップキャップの状態で
ステムを一番下にして使っている方のうち、
「もっと下げられるなら下げたい」と思っている方は潜在的に多いと思うのですが、
これを知らないばかりにそのままで乗っている方も多いと思います。

で、ピナレロのヘッドパーツは圧入なので 一般の方はおそらく
このパーツを簡単に交換できません。
このお客さんが持っている もう1台のバイクのポジションに近付けるには
ステムを低くする必要があったのですが、
ヘッドパーツ交換のときであれば 一緒に作業できるので
ついでにどうですかと ご提案しました。
ということで、このパーツが気になった方は
お近くのピナレロ取扱店にご相談ください。

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