WH-RS81-C35-○○さん 
2019/07/15 Mon. 17:03 [edit]
お客さんから RS81の後輪をお預かりしました。

近所のショップでオーバーホールしたものの
当店で もう一度見てほしいということです。


センターずれがあるように見えますが、これはセンターずれではありません。
ハブの回転が異常に重たく、
ハブシャフトの端を指でつまんで前に回転させることが ほぼ無理、
逆回転は可能ですが フリーボディが連動して動きます。
これは・・・あれじゃな?(→こちら)と そのさらにリンク先
フリーボディのシールが 逆向きについているとき特有の症状です。
右エンド付きハブシャフトが奥まで入っていないので
リムではなくハブ側の事情で ホイールセンターが狂います。
なので、ハブのパーツを正しく組み付ければ
センターが出る可能性があります。
実は それでも少しずれていたのですが。

左エンドをゆるめようとしたら、スプリングワッシャーがはみ出した状態で
締めつけてありました。ああ もう死ね。

ワッシャーが潰れていた場合 要交換ですが、
これ単品の販売はなく 中空エンドボルト・ワッシャー・
プラスチック製の玉当たり調整のパーツ・左玉押しの4つがセットになった
「左ロックボルトユニット」というセットでの販売となります。

本来おさまるべき凹みに入れました。

ワッシャーの外形に 変形は無いので
寝た爪を起こして使い回しました
(上の画像の時点では まだ起こしていません)。

シールの向きが逆でした。


内側に向ける側は「II」のような形が4つあり
ゴムで覆われています。


外側に向ける側は「II」のような形が6つあり
そこだけ金属が露出しています。
コの字型に凹んでいる側が外側、と覚えてもいいです。


かすかにセンターずれがあったので直しました。

つづいて前輪。

同じようにワッシャーを潰しています。
念のためお客さんに確認しましたが、
誓って 自分では触っていないとのことです。
じゃあ書けるわ。死ね。

デジタルラチェットの調整法を理解していないので
エンドの締め込みで パーツを変形させていました。
本来の機能は果たしていたので このまま使い回しています。

あれ?
後輪はチューブレスリムなので 本来 不必要なリムテープ
(パナレーサーのポリライト)が なぜか張ってありましたが、
そういう主義なのだと思い あえて無視していました
(レーシングゼロやキシリウムなどに張る人もいますし、
コンチネンタルなどはそういうリムでもリムテープを使えと指示しています)。
上の画像は前輪ですが、こちらはWOリムなので リムテープ必須なうえ
メーカーのほうで同社ブランドのものを最初から張ってあります。
このホイールのお客さんは そもそも
WH-RS81-C35-TLの前後輪を持っていましたが、
前輪のリムを壊したので このオーバーホールごっこをしたショップに
「同じホイール」を注文したところ、チューブレスではない
WH-RS81-C35-CL に変えられています。
しかも そのことを 当店にいまお持ち込みされるまで 知りませんでした。

↑前輪のニップル(対辺4mmの四角)

↑後輪のニップル(対辺4.4mmの六角)
この色々とやらかしてくれたショップも
ひとつ前の記事と同じところなのですが
これまたお客さんとの約束があるので ここに店名は書けません。

近所のショップでオーバーホールしたものの
当店で もう一度見てほしいということです。


センターずれがあるように見えますが、これはセンターずれではありません。
ハブの回転が異常に重たく、
ハブシャフトの端を指でつまんで前に回転させることが ほぼ無理、
逆回転は可能ですが フリーボディが連動して動きます。
これは・・・あれじゃな?(→こちら)と そのさらにリンク先
フリーボディのシールが 逆向きについているとき特有の症状です。
右エンド付きハブシャフトが奥まで入っていないので
リムではなくハブ側の事情で ホイールセンターが狂います。
なので、ハブのパーツを正しく組み付ければ
センターが出る可能性があります。
実は それでも少しずれていたのですが。

左エンドをゆるめようとしたら、スプリングワッシャーがはみ出した状態で
締めつけてありました。

ワッシャーが潰れていた場合 要交換ですが、
これ単品の販売はなく 中空エンドボルト・ワッシャー・
プラスチック製の玉当たり調整のパーツ・左玉押しの4つがセットになった
「左ロックボルトユニット」というセットでの販売となります。

本来おさまるべき凹みに入れました。

ワッシャーの外形に 変形は無いので
寝た爪を起こして使い回しました
(上の画像の時点では まだ起こしていません)。

シールの向きが逆でした。


内側に向ける側は「II」のような形が4つあり
ゴムで覆われています。


外側に向ける側は「II」のような形が6つあり
そこだけ金属が露出しています。
コの字型に凹んでいる側が外側、と覚えてもいいです。


かすかにセンターずれがあったので直しました。

つづいて前輪。

同じようにワッシャーを潰しています。
念のためお客さんに確認しましたが、
誓って 自分では触っていないとのことです。

デジタルラチェットの調整法を理解していないので
エンドの締め込みで パーツを変形させていました。
本来の機能は果たしていたので このまま使い回しています。

あれ?
後輪はチューブレスリムなので 本来 不必要なリムテープ
(パナレーサーのポリライト)が なぜか張ってありましたが、
そういう主義なのだと思い あえて無視していました
(レーシングゼロやキシリウムなどに張る人もいますし、
コンチネンタルなどはそういうリムでもリムテープを使えと指示しています)。
上の画像は前輪ですが、こちらはWOリムなので リムテープ必須なうえ
メーカーのほうで同社ブランドのものを最初から張ってあります。
このホイールのお客さんは そもそも
WH-RS81-C35-TLの前後輪を持っていましたが、
前輪のリムを壊したので このオーバーホールごっこをしたショップに
「同じホイール」を注文したところ、チューブレスではない
WH-RS81-C35-CL に変えられています。
しかも そのことを 当店にいまお持ち込みされるまで 知りませんでした。

↑前輪のニップル(対辺4mmの四角)

↑後輪のニップル(対辺4.4mmの六角)
この色々とやらかしてくれたショップも
ひとつ前の記事と同じところなのですが
これまたお客さんとの約束があるので ここに店名は書けません。
category: のむラボ日記
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