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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ボーラ ワン 50 ダークラベルさん  

お客さんから ボーラワンの前輪をお預かりしました。
DSC02226amx12.jpg
ひとつ前の記事のボーラワン50とは無関係です。
ちなみに 年代も仕様も違います。
1本 スポークが折れていますが、
その隣のスポークも要交換なほどに曲がっていました。
ここでいう隣とは 同じフランジ側の隣という意味ではなく
連続するリム穴という意味です。
上の画像、折れているスポークは 向こう側のフランジのスポークですが
要交換な もう1本は 手前側のフランジのスポークになります。

DSC02227amx12.jpg
スポークを交換するには ハブシャフトを抜く必要があります。

DSC02228amx12.jpg
つまり、新シャフトだいばくはつを起こさずに
ハブシャフトを外さないといけません。
上の画像は作業後ですが、右側のつかみしろに
傷を付けずに ハブシャフトを外せています。

DSC02229amx12.jpg
直りました。

DSC02230amx12.jpg
目印のテープの左右のリム穴のスポークを交換しています。
この手の修理を ヘタクソがやった手直しをやることが たまにありますが、
交換したスポーク数本の連続した位相のみ テンションを上げ切れずに
縦振れが外周側にゴクッと出ている例が散見されます。
とくに レーシングゼロに多い気がします。
横振れ取り「だけ」で 早々に作業を終えているんですね。
低テンションだと ニップルをナメにくいにもかかわらず
どういう工具をかけているのか なぜか六角がナメまくりだったりして
殺意を覚えることも多々あります。

今回の作業では、交換したスポーク直下の縦振れが無くなるまで
丁寧に締めていった「だけ」で、
縦横振れ無し センターずれほぼ無しになりました。
縦振れを追い込んだ時点で
まだ見ていない横振れも ほぼ無かったということです。
他のスポーク16本が出荷状態のメモリーになっているはずなので
それに合わせれば 無駄な手数を踏む必要が無くなります。
これがすんなり決まるのは
出荷状態の精度がまともなメーカーに限られますが。

DSC02364amx12.jpg
↑交換したスポーク
今回の件の原因ですが、前輪にスタンドを巻き込んだとのことです。

DSC02232amx12.jpg
傷があるスポークも他に数本ありましたが、
変形が無く お客さんも希望しなかったので 交換はしませんでした。

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