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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

XXX TLR Disc 29さん  

お客さんから ボントレガーの軽量MTBホイールをお預かりしました。
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店内のホイールの位置を動かすと
タイヤについた乾いた泥が ポロポロと落ちるので まずは洗います。

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お客さんのほうでローターカバーを自作しています。

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ワコーズのフォーミングマルチクリーナーは
洗浄力そのものは高くないですが、
逆に言うと 成分的にキツイわけでは無いので
噴きかけた相手に不可逆的なダメージを与えることが まずありません。
メーカーの説明書きで バーテープやサドルにも噴きかけているくらいです。
マジック〇ンとほぼ同じ臭いがするうえ マジック〇ンと同じく
弱アルカリ性表記となっています。
油汚れを強力に剥がすような性能はありませんが、
砂やホコリなどを 泡の外側に浮かす力があります。

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どのみち洗車ブラシで こするのですが、
ワコーズのフォーミングマルチクリーナー(※)によって
泥離れが良くなっている気がします。

※ブランドや商品名の連呼は ステマの基本

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洗いました。

お客さんの希望ですが、走行中に延々と音が鳴るのを
何とかしてほしいとのことです。
スマホで動画に撮ったのを見せてもらい、
というか聞かせてもらいましたが
確かにスポークの最終交差の摩擦音がペキペキと鳴っており
かなり うるさいです。
同じホイール全てが 同じくらいなるとは思えませんが、
100本中1本だけというほどの低確率でもなさそうです。
雑感としては前後輪とも テンションがヌルめではありますが
とくに後輪は明らかにヌルいです。
異音がする原因は、前後左右全ての最終交差を編んであることです。
例えばプライムのホイールの場合
後輪は フリー側を編んであるものの 反フリー側は編んでいません。
これは音鳴りの発生を避けるためだと思われます。

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まずは前輪。

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できました。

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元の状態は センターずれ無しほぼ振れ無しで、
全般的に張ってから 反ローター側を結線しました。
ストレートスポーク仕様のハブなので 組み方を変えることができません。
このスポークはスポーク比重65%のエアロスポークなので
黒CX-RAYストレートで補修可能、つまりパーツが安定供給されているので
今後の修理が容易ということもあり 結線をしています。
サピムのCXスプリントや DTのエアロコンプなど
入手困難なスポークであった場合は 結線をしていません。

おそらくですが、前輪は低テンション側(結線した側)の
最終交差からであっても 異音は鳴っていなかったと思われます。
かすかに鳴っていたとしても 音の大半は後輪の反フリー側からのはずです。

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つづいて後輪。

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うっすら センターずれありです。
後輪は フリー側のスポークの番手を変えつつ
反フリー側を結線することにしました。

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フリー側
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反フリー側
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フリー側
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反フリー側
フリー側のスポーク長さがやや長め、反フリー側がやや短めでした。

フリー側のスポークは 元の状態以上に張るので
新しいスポークは 1mmほど短くしました。
左右で1.5~2mmほど違う長さを
左右で兼用している・・・ということは無いと思いますが
反フリー側の補修用スポークになる可能性があるので
スポークは丁寧にバラして お客さんにお渡ししています。

DSC04589amx12.jpg
バラしました。
フリー側をバラして、反フリー側を きっかり3周ゆるめています。
新しいスポークで フリー側を張り、
縦横振れほぼ無しで リムがフリー側にガッツリずれている状態から
反フリー側を3周 締めたところ、リムは まだセンターが出ずに
フリー側に ずれたままでした。
つまり、そこからセンター出しに必要な増し締め分が
元の状態より張れる分ということになります。
しかも フリー側はスポークの番手が太くなっているので
元の状態より スポークの変形量が小さくなっており、
反フリー側は増し締め分と結線で スポークの変形量が小さくなります。

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これは外したスポークですが、
高テンション側のフリー側のスポークですら
最終交差の摩擦による 摩耗痕がありました。

DSC04590amx12.jpg
組めました。

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フリー側を サピム黒リーダー14番プレーンストレートに変更して
反フリー側の最終交差を結線しています。

通常のホイール組みより 手がかかっていますが
この件、今日もホイー(以下略)。の条件を満たしません。

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