のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

コメントのお返事のお返事  

コメントのお返事のお返事の時間です。
別に時間が決まっているわけではないですが、
いまなら何とかお答えできそうです。
まず、リムセメントの付いたチューブラーリムから
セメントを除去するコツについてコメントをいただきました。
「リムセメ除去。包帯をリムに何周か巻いて、トルエンを染み込ませます。
乾かさないように適時トルエンを追加しながら放置。
セメントがグズグズになったら銅管継手で削り取る、が
今のところ自分の中の答えです。」
という内容です。
揮発性が高いので常に浸潤させるというのがポイントですね。
ちょっと話は変わりますが、のむラボホイール2号のステッカー剥がし作業で
リムにペーパータオルをかぶせて糊剥がしスプレーを吹くというのを
していました。濡れ半紙、おっと この表現はやめておこう
とにかく染み込ませるということが重要です。
コメントありがとうございました。

あと、別の方からセメントを塗ったタイヤの携行について
「セメントを塗って、乾いたあとぐるぐるとふんどし同士を合わせて巻いたら、
使いたいときには剥がれませんか?
もしくはセメントが片側にもっていかれますか?
薄く塗っておいてなら大丈夫でしょうか?
その場合は帰ったら張り直す方向ですよね。」
というコメントをいただいています。
DSC04479amx.jpg
↑左が「サドル裏用巻き」です。フンドシとトレッドが接します。
右が「背中のポケット用巻き」です。フンドシ同士が接します。
いずれにしてもフンドシのセメントが張りついて困るということはありません。
フンドシ同士の場合は多少くっつきますが、剥がせないほどくっつくことはありません。
セメントが片側に持っていかれるということもないです。
新品の「生まれつきスペアタイヤ」または使い古しのパンクしていないタイヤの
フンドシにリムセメントを塗ります。たっぷり塗って大丈夫です。
その後、塗った部分に触っても 糸を引かず指にも残らないくらいまで乾かしてください。
それから任意の巻き方で巻くだけでスペアタイヤの準備の出来上がりです。
出先のパンクではセメントを持ち歩かず、この状態のスペアタイヤを貼ります。
空気を十分に入れていれば めったなことでは剥がれませんし、ずれません。
(かといって下りやコーナーを攻めたりするのはダメです)
無事帰れたらタイヤの貼り直しをします。
スペアタイヤがもともと新品のタイヤで、それを継続して使う場合でも
張り直しをします。私個人の場合は後輪ならそのままでもいいか・・・と
放っておくこともありますが、ここでは「絶対に張り直しが必要です」くらいに
書かないといけないので(笑)貼り直しをしてください。
あと私信ですが、やっぱりライトウェイト、「別物」だったようで何よりです。
通常のホイールの物差しであれを測るのは無理です。
あれを常用してしまうと大抵のホイールが霞んでしまいます。
もうひとつ。代理店の方に訊いたのですが、
コンチネンタルのカーボン用リムセメント、カーボンリムへのダメージが
少ないそうです。反面 接着力自体は通常のものよりも弱いそうです。

続いて。1.8mmのスポークを使わないのはどうして?というコメントを
いただいています。2.0mmスポークと比べて1割細いだけなのに、
首折れスポークの場合1割増しどころではないくらい
よく切れるので基本的には使いません。
完組みホイールも(例えストレートスポークであっても)ほぼ全て2.0mmです。
ENVEのリムに付属のニップルは某社のものなのですが、
トライスポーツさんが持っているENVE用ニップルは2.0mmスポーク用のみです。
サピムのCXスーパーも スーパースポークスも1.8mmなので
現状ENVEを1.8mmスポークで組むのは難しいです。
などなどいろんな理由がありますが、ネガティブなものが多いので
私は1.8mmのスポークは吊るしには使いません。
もちろん お客さんの希望であれば別です。

つづいて。
「fastforwardとplanetXが同じリムという記事に対してですが、
fastforwardはツールにも使われていたりと
そこそこのブランド力を持っていると思います、
不良品をだすことのリスクはplanetXと比べものにならないかと。
製造元が同じだったとしても品質管理がまったく違うものを
同じリムというのは正しくないのではないでしょうか。
TniがKinlinのリムをだしているというのとはワケが違うと思います。」
というコメントをいただきました。

同じ製造元だと示唆して 同じ断面形状だとは書きましたが、
同じリムとは書いていません。
このあたりについては言葉足らずな部分がありました。

このリムの製造元を仮にX社と呼ぶとします。
X社では玉石混交にカーボンリムを作っているとして、
FFWDではOEMの特注仕様で強度に気を配り、
かつホイール組みの際に社内の内規でリムをはねることがあるとします。
PLANET Xではその点 杜撰かもしれないというわけですね。
FFWDのF2RとPLANET Xの20mmカーボンを
重量面で比べてみれば特に差異は無いように思われます。
ブレーキゾーンの仕上げは違うのですが、
旧F2Rのリムではそれについて「玄武岩(原文ママ)」というラベルが
付いていました。PLANET Xと差があるとすれば この点ですね。
私はF2Rも組んだことがありますが、PLANET Xのほうが
・ブレーキゾーンが波打っていて横振れが追い込めない
・継ぎ目が粗くて縦振れが追い込みにくい
・リムが弱くてスポークテンションを上げにくく、カッチリ組めない
などの差を感じたことは一切ありませんでした。

X社のリムが玉石混交だとして(これも仮定の話ですが)
FFWDのリムが「玉」でPLANET Xが「石」ということはないと思います。
品質に関しては両方「玉」ではないでしょうか。
少なくともホイールを組んだ感触では そうです。
「ブランド力」についてですが、
確かにツールなどで使われていて露出が多いという意味では
ブランド力があると言えます。
で、「FFWDを買う理由」として構造的理論的な面で
他社の特殊設計完組みホイールに対して
有利な点があるかといえば、特にありません。
F2Rはローハイトリムですが、シマノのC24やマヴィックのキシリウムや
フルクラムの新レーシング5のようにオフセットリムではありません。
F6Rはリムのサイドが丸く凹んでいて空力的に有利だと謳っていますが
これくらいでしょうか。FFWDオリジナルと言える要素は。
ハブについても、自社設計のものを使って 自社の考えの優位性を世に問うような
面白いものを使っているわけでもありません。
ハイローフランジ、2:1スポーク、アルミスポーク、カーボンスポーク、
トリプルフランジ、ローハイフランジ、フリー側ラジアル組みなどの
要素が一切ない、
DTのハブ またはFFWDとプリントした普通のハブで組んでいるだけです。
このFFWDとプリントしたハブですが、全てではないですが
リヤハブのフランジ幅が約50mmのものがあります。
これはちょうどスモールフランジにしたアメクラのようなハブで、
アメクラ同様 横剛性が稼げません。
組み方についても単純に左右同径スポーク左右同本組みですから、
スポークと組み方の選択如何で まだより良く組み換える余地があります。
FFWDは完組みホイールというより吊るしの手組みホイールです。
残った売りは「オランダで手組みされている」という点ですね。
「ブランド力」といいますがリムのラベルやら名前やらを取っ払った状態で
客観的に見た場合 技術面で「FFWDでないと出来ないこと」を
何かしているかというと皆無です。
この点に関して究極が何になるというと先ほど私信で触れましたが
ライトウェイトになるのではないでしょうか。
ホイールは名前で走るわけではありません。
色眼鏡無しで見れば、FFWDは多少の品質管理を経ているとしても、
「X社のリムを首折れスポークで普通に組んだホイール」です。

DSC04318amx.jpg
↑ラベルの中に「3K」という字がありますね。
これはカーボンの仕上げです。
3Kカーボン編み編み模様ということです。

DSC04480amx.jpg
↑これもX社のリムです。
50mm高で「UD」とあるのはユニディレクショナル模様ということです。

DSC04481amx.jpg
↑かと言って これがF5Rと同じものとは言いません。
組んだ感触ではこっちのほうが硬いような気がしますので。

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