のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

Tniエボリューションハブのシマノ11S互換性について  

Tniエボリューションハブの長期欠品が
のむラボホイールを長らく組めていない原因です。
6月初旬に入荷予定なのですが、
次回入荷分からはシマノ11Sに対応したハブも出ます。
(シマノ10S用も併売になります)
同時に値上げもあるので のむラボホイールも値上げせざるを得ませんが、
それについては後日書きます。
今日は互換性の話について。
DSC04579amx.jpg
Tniのエボハブはノヴァテックの「482」と同じものです。
この482ですが、シマノ11S対応後の「新482」と
現行のTniエボハブと同じものである「旧482」の2つがあります。
見分け方ですが、旧482はフランジ幅が57.3mm、
新482は56.8mmとなっています。
(どちらも私のノギス計測です)
0.5mmくらいならホイール体の横剛性を脅かすほどの違いはありません。

上の画像の482ハブは左がシマノ11S用、右がシマノ10S用です。
これらはともに新482です。

見分け方
DSC04580amx.jpg
DSC04581amx.jpg
↑この2つは新482です。
右フランジとフリーボディーの間の幅を見てください。

DSC04584amx.jpg
↑こちらはTniの現行エボ、つまり旧482です。
新482よりも右フランジとフリーボディーの幅が狭いのが
分かるでしょうか。
この旧482ですが、シマノ11Sに対応していません。
(とメーカーは言っています)

フリーボディーの交換は物理的に可能なようです。
旧482も新482もハブのオーバーロックナット寸法は130.6mmでした。
10S/11Sのフリー交換でホイールセンターも狂いません(理由は後ほど)。
ただ、旧482に11Sフリーボディを付け、さらに11Sスプロケットを付けて
使うとローギヤ(特にアウター×ロー)にかけたときに リヤメカとスポークが
干渉する可能性があります。

DSC04585amx.jpg
↑これが新旧482の相違点です。

DSC04586amx.jpg
新482(10Sと11S)同士で
DSC04595amx.jpg
右フランジとハブの右エンドを当ててみました。

DSC04596amx.jpg
双方ピッタリ当たります。
11Sフリーボディは10Sフリーボディよりも当然長いのですが、
同じフランジ幅のハブボディで右側エンドの寸法が同じということは
これらの間でフリーボディを換えてもセンターはずれないということです。

DSC04597amx.jpg
次に新482と旧482で同じことをしました。
右フランジから右側の幅の違いの分だけ すき間が空きます。
しかしどちらのハブも同じオーバーロックナット寸法
(130.6mm)です。

DSC04603amx.jpg
で、左フランジから左エンドまでの寸法は新旧 同じなのです。
これでオーバーロックナット寸法も同じなのですから、
フリーボディの交換によるオーバーロックナット寸法の変化はありません。
ということはそれでセンターがずれることもないということです。

DSC04604amx.jpg
ちょっと注意。
旧482の左キャップは一体の部品なのですが、
DSC04605amx.jpg
新482ではワッシャーを1枚かませています。
ワッシャーのさらに内側にスペーサーがあるのですが、
単なる丸い平板ではなくて ベアリングを押さえつけないように
凸型形状になっています。
先日組んだホイールで これが逆に入っていたため
ハブの回転が異常に重いという事例がありました(後述します)。
お客さんは ばらしていないそうなので
工場での組み付け時に間違ったのでしょう。
間違っていた場合 両側エンドの5mmアーレンキー穴を
「キュッ」と締めただけで ホイールがほとんど回らなくなるので
同じものをお持ちの方はチェックしてみてください。

DSC04606amx.jpg
↑図にするとこうです。新旧の違いは一言でいうと
右フランジ位置が0.5mm内側にあるかどうかだけです。
上の図では その0.5mmをかなり大げさに描いています。

旧482に11Sフリーと11Sスプロケを入れることは可能ですが、
ローギヤに変速したときリヤメカと干渉する可能性があります。
これについてはローギヤの大きさ(歯数)やリヤメカのモデルによって
条件が変わりますが、純正の場合(新482に11S)は
どんな組み合わせでもまず問題ないのに対し
非純正(旧482に11S)だと干渉するかもしれないということです。
メーカー用語でこれを表すと「互換性がありません」となります。

DSC04607amx.jpg
新旧482の10Sフリー同士を突き合わせてみました。
同じです。

DSC04609amx.jpg
ついでに、先ほどちょっと触れた
スペーサーが逆だった事例について。

新旧482ハブの左エンドキャップのパーツです。
旧では1点のものが 新では3点になっています。

DSC04610amx.jpg
旧ではベアリングの回転を抑えないように こういう段差がありますが、

DSC04611amx.jpg
新でも同様になっています。
このパーツを逆に入れると、反対側は凸のない平板なので
ベアリングの回転を抑えてしまいます。

DSC04612amx.jpg
あと、フリーボディが赤いのは11Sだからではありません。
「アンチバイトガード」なる スプロケ噛みこみ防止措置の
鉄のパーツが接着してあるフリーボディが赤いのです。

次回入荷の新482準拠のTniエボハブがこのフリーボディなのかは
不明です。多分違うと思います。この仕様、けっこう高いので。

DSC04614amx.jpg
↑噛みこみというのはこれですね。
これはパワータップのフリーボディです。
パワータップのフリーボディはノヴァテック製です。
しかしノヴァテックのハブのエンドキャップが
アーレンキーねじ込み式なのに対し
パワータップは キュポンとはめ込み式なので
右エンドキャップのパーツが全く違い、
そのためフリーボディの互換性はありません。
(あと、爪の部分の深さも違います)
かつて「Tniのフリーボディをパワータップに流用できるかも」という
邪念を粉々に打ち砕かれた私が言うことなので 間違いはありません(笑)。

category: ホイールの話

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