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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

XTのハブとクレストMK3リムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC01064msn4.jpg
クレストMK3リムとXTのハブで後輪を組みました。

DSC01065msn4.jpg
FH-8110-B 28H 半コンペヨンロクJIS組みです。
結線は あとでやります。

DSC01066msn4.jpg
このハブ、フリーボディがマイクロスプラインですが
ハブ単体で見ると右フランジ位置が内側に見えるものの
実際にスポークを通してみると スプロケットとのクリアランスが
ギリギリっぽいです。

シマノのMTBのハブですが、BOOST規格のハブについては
オーバーロックナット寸法が増えた分を
全てフランジ幅に ぶっこんでいます。
たとえば 前作のM8010系のハブだと
フロントハブが10mm、リヤハブが6mm広くなっています。

同じハブ体の両端エンドのパーツの付け替えで
BOOST化に対応しているようなハブは、
スポークによる構造体の部分に関しては なんら変わりないので
オーバーロックナット寸法を広げたことによって
ホイール剛性が明確に上がるわけではありません。
汎用の材料から かけ離れた設計の完組みホイールの場合は
仕方が無いかとも思いますが。

反面、シマノのようにオーバーロックナット寸法によって
ハブ体の寸法を個別に設定している場合は
規格の変更に対応できないという 融通の利かなさはあります。

M8110系のフロントハブは、
M8010系のハブ体の色とXTのロゴを変更した程度で
基本的な設計は同じです。
28Hの仕様が出た点は 個人的には大きいのですが。
対して リヤハブは、マイクロスプラインのフリーボディになったので
それに合わせて まったく違うものになっています。
ラージフランジなのは、少なくとも フリー側はラチェット機構を仕込むのに
ハブ体のサイズを大きくせざるを得ないからです。
反フリー側には そういう制約が無さそうなので
スモールフランジにして 超ハイローフランジハブにすることも
出来たかもしれませんが
実際は左右同径、または ほぼ同径になっています。
非BOOSTのハブは フランジ穴中心間距離が左右とも61mmですが、
BOOSTハブは フリー側61mm、反フリー側60mmです。
直径で1mm差のハイローフランジは シマノハブでは よくあることで、
この程度であれば ホイールを組んでいて
ハイローフランジの効果を体感することはありません。

DSC01058msn4.jpg
M8110のリヤハブの142mm幅と148mm幅(BOOST)の
フランジ幅を調べました。以下 数値は全て公称値です。
ちなみに シマノのいうところのフランジ幅とは 外~外の幅のことで、
メーカーによっては 左右のフランジ厚みの中央の間の幅の場合もあります。
あと、私がフランジ幅について書いている場合は
とくに注意がない限り 外~外の幅になります。

で、M8110のBOOSTリヤハブですが、
非BOOSTリヤハブとのフランジ幅の差が
62.16-55.17=6.99mmとなっています。
約7mm差です。
オーバーロックナット寸法の差が6mmなのに、
どうしたわけか もう1mmひねり出しています。
これは すごい。

DSC01060msn4.jpg
増えた6.99mmの内訳を調べます。カタログには
左右フランジ幅を そのまま書けばいいのに(実際 昔は そうしていた)、
現在は オフセット量を書いて そこから計算させるようになっています。

DSC01061msn4.jpg
計算しました。

オーバーロックナット寸法130mmでクイック式の
9Sのデュラエースの右フランジ幅は、21.1mmです。
オーバーロックナット寸法135mmでクイック式の
9SのXTRだと、右フランジ幅は23.05mmです。
オーバーロックナット寸法の5mm違いのうち、
2mmほどを右フランジを広げるのに使っているということです。

M8110系XTの非BOOSTのリヤハブの場合、
オーバーロックナット寸法が142mmもあるのに
右フランジ幅は同社の9Sのロードハブ並みの寸法となっています。
12Sハブなのでオチョコがきつくなるのは仕方が無いのでしょう。
これがBOOSTになると、6.99mmのうち
右フランジを広げるほうに多く使っているのが分かります。
右フランジ幅24.48mmは、135mm幅のMTBの9Sハブよりも
むしろ広いくらいです。こりゃ すげえ。

左フランジ幅が1mm変わっても
スポークテンションの左右差は大きく変わりませんが
右フランジ幅の1mmは非常に大きいです。
条件的に厳しい寸法のハブだと、組んでいて分かります
(フリー側がすぐキンキンに張る、なのに反フリー側は まだヌルい)。

こういう、BOOST規格を有効に使っているハブは好感が持てます。

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